その犬に会う前に、すでに好きになってしまったカップルの話

トレイシーとスコットは、どこにでもいる普通のカップルでしたが、犬、そしてそのオーナーを助けることに関しては、とても情熱を持ったふたりでした。2011年に、ふたりは、トレイシーの犬という非営利団体を立ち上げ、数多くの素晴らしいことをしました。ある日、二人がオンラインである犬の写真を見た瞬間から気に入り、どうしてもその犬を助けくなったのです。その犬がいた施設は、安楽死させる率が高かったため、急いで行動にうつす必要がありました。ふたりは、その犬を始めてみた瞬間、涙があふれて、止まりませんでした。

献身的なボランティアグループ

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Photo Credit: Tracy's Dogs / Facebook
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トレイシーの犬たちは、テキサスのサントニオにある自分たちの非営利団体にいます。そこでは、犬たちのリハビリ等が行われています。そのスタッフたちは、動物達を救うことにとても情熱を燃やし、時間があれば、ボランティアに来ています。

そこで働いている皆同じ目的意識を持ち、すべての犬たちへ、愛情あふれた家を探して、できるだけ多くの犬を安楽死から助け出すことを考えています。これは、簡単なことではなく、とても多くの犬が助けを必要としているのです。

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2011年からの救出活動

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woman kissing dog
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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トレイシー・ヴォスと彼女の夫のスコット・ワイアットは、とても犬が好きで、2011年に、ナショナル動物移転プログラムを聞いてから、自分たちの住んでいる地域で、家のない犬の世話をしようと決めました。

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すでに許容数を超えたシェルターから犬たちを救うとことを心に誓ったのです。ここのシェルターには、もう犬の世話をする空きもなく、安楽死を待つほかなかったのです。

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もっと良い環境へ犬を移転させる

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couple with newly adopted dog
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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ナショナル動物移転プログラムのことを詳しく調べた後で、犬たちに新しい家族を紹介できて、受け入れ先になってくれるシェルターを見つけることができました。

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シェルターの中には、混んでいる場所もあれば、そうでない場所もありました。犬を受け入れてくれる場所があれば、例えそれが違う州であっても、どこまでも行くつもりでした。

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時間があれば、犬のため

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man talking to camera
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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2011年の6週間の間、仕事に暇ができれば、犬のために使いました。夫は、"受け入れの見込みのない犬たちが、違うシェルターに移されるのをビデオにとるために、サントニオの地元のシェルターに行き始めたんだよ"と言っていました。

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犬たちが彼女の心を掴むのに、それほど時間はかかりませんでした。トレイシーは、フルタイムに戻った後も、自分の犬に対する情熱は失われないと知っていました。

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このようにして団体は始まりました

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woman holding terrier
Photo Credit: tracy's Dogs / YouTube
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トレイシーは、こうして"トレイシーの犬を設立しました。スコットは、"トレイシーは、撮ったビデオをユーチューブにアップして、世界中の人々に、犬たちには帰る家が必要であることを訴えたんです“とコメントしました。

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トレイシーにとって、ユーチューブやソーシャルメディアはとても重要な情報発信の場でした。こうやって、犬たちには、家が必要なことを知らせたのです。そのすぐ後に、彼女は、非営利団体を立ち上げました。こうやって始まったのです。

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活動が意味をなす

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dog in cage
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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トレイシ―の家は、公的には、6年間の活動期間があり、その間に3700匹以上の犬たちの家を見つけました。団体の皆、犬たちが安全で愛され、ちゃんと世話がされる場所をどの犬にも見つけるように最善の努力をしました。

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里親探しは容易なことではありません。この可愛い犬達を誰にでも預けるわけではりません。

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里親になるには

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adoption administration process
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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トレイシーの犬から、犬の里親になりたいのであれば、ますは、長いオンラインの応募用紙に記入しなければいけません。それから、団体のスタッフが、応募用紙を注意深く読んで、その犬と里親がマッチングしているか審査します。

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そして審査に合格した家族は、その旨を伝えられますが、それで終わりではありません。その後に、スタッフは、その犬とその家族がうまくやっていけるかどうか見極めねばなりません。

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審査の次の段階

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dog looking up
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すべての書類審査が終わると、トレイシーの犬のカウンセラーがその里親候補にコンタクトを取ります。カウンセラーは、その家族とマッチングする犬を選びます。

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その犬が、新しい家を気に入れば、里親は里親代金を払います。その里親代金は、団体の次の犬の里親探しの資金として使われるのです。

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トレイシーの犬は、ペットスマートとパートナーに

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petsmart sign storefront
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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トレイシーの犬のスタッフは、その家族の家の近くのペットスマートに、その犬を連れて行きます。そこで、うちに連れて帰る前に、落ち着きのある大きなスペースのある場所でその家族と犬が会うのです。

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トレイシーの犬とペットスマートは、ビジネスパートナーの関係にあります。トレイシーたちは、良いところに犬を連れてくることができ、ペットスマートは、犬のオーナーが犬に必要なグッズを買っていくという仕組みができあがっています。

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スコットの団体での役割

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adoption truck trailer
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トレイシーの夫であるスコットの仕事は、トレイシーの犬のミニバスを運転することです。犬を新しい里親のもとへ送ったり、数匹の犬をペットスマートへ一度に連れて行き、多くの人が犬に会える機会を作ります。

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特に、里親デーには、とても多くの人が参加し、みな笑顔で楽しく過ごします。そんなにかわいい子犬たちがいっぱいいたら、だれでも笑顔がこぼれますよね。

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涙が出る場面も

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woman hugging dog
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初めて自分の犬に会うのは、とても感動的になります。里親になる人の中には、これまで写真でしか見たことのなかった犬を実際に連れて帰る日ですからね。とても大切は日なのです。

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里親イベントでは、たくさんの涙がありますが、そのどれも、嬉しいから泣いているのです。里親になるためには、とても長くて、疲れる過程を経ないといけませんが、それでも最後にはやってよかったと思えるのです。

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ブライアンとメーガンに会う

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couple sitting
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ブライアン・ロゼットとメーガン・ピーターズは、とても仲のいいカップルです。ふたりは、トレイシーの犬に、新たに家族を加えたいと思い、連絡を取りました。すでに、ふたりは、家に一匹犬がいましたが、その犬に友達を作ってやりたかったのです。

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ふたりは、里親になることが、一番の方法だと考え、それに安楽死の多いシェルターから犬を救いたかったのです。

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二人は、どうやってこの団体のことを知ったのか

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couple with dog
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ブライアンとメーガンは、ペットの里親になる情報を得るウェブであるペットファインダーを通して、トレイシーの犬のことを知りました。そのペットファインダーを見たときに、ある一匹のとてもかわいい犬の写真を見て、ふたりはとても気に入ったのです。

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二人は、この犬が二人の理想の犬であると感じ、その場ですぐに里親になり、名前を"フィン"と名付けたのです。ふたりが初めて、その犬に会ったとき、二人はとても感動で言葉が出ませんでした。

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もう一つの感動話

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people at adoption day
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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フィンだけが、その日、自分の家を見つけたただ一匹の犬ではありません。とても多くの犬たちが、ペットスマートの外でも新しい家族と出会っていたのです。誰もが涙する話が、2-3-か月後にも起こりました。

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その犬たちは、ようやく外の世界で、楽しく過ごすことができ、とてもハッピーなことは言うまでもありません。嬉しくてはしゃぎまくっています。

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とても嬉しそうな犬

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woman crying holding dog
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このカップルは、ペットスマートの駐車場に車を止め、自たちの犬に会う準備万端でした。その犬が来る前に、もう感極まっていました。そのカップルにとっては、待っている時間がとても長く感じられたのでしょう。スコットが、その犬を腕に抱いて連れて来た時、女性の方は、その犬をすぐに抱きかかえました。

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確か、彼女は、それ以後、一回も犬を手放さなかったと思います。とてもラッキーな犬ですね。

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スコットが忘れもしないとても感動的なこと

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handing dog to man
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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こういう瞬間を目の当たりにすることが、この仕事で一番やりがいを感じることです。スコットは、"この世で一番感動できる瞬間だと思うよ。僕はあまり感情を表に出さないかもしれないけど、心の中では、涙しているよ"とコメントしています。

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犬とオーナーの絆を感じられることはとても特別なことで、それを目の当たりにすることができることほど、素晴らしいことは、この世の中には無いでしょう。

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うまく行く方法がある

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Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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トレイシーの犬のオペレーションマネージャーであるリズ・グラバリッツは、この里親になる審査の厳しいところが、この団体がうまく行っている理由だと考えています。団体には、ユニークなアプローチ方法があり、それがうまく機能しています。リズは、"私達の団体は、家族にとってとても価値のあることをしています。

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彼らの隙間を埋めているのです"とコメントしています。トレイシーの犬が行っている里親探しの成功は、リズの功績が大きく貢献していることをみんな知っています。

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これは、とても大切な仕事です

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woman holding dog
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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リズは、"里親になって、買わないで"というスローガンを胸に仕事をしています。彼女は、毎年多くの犬たちが安楽死させられているのをとても危惧しています。これ以上、その数を増やしたくないのです。

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リズは、“皆さんが、我々から、犬の里親になってくれると、一匹の犬を助けることになりますが、実は、犬3匹分の命を救っているのです”とコメントしています。でも、そのリズが言っている3匹分の命とはどういう意味なんでしょうか?

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良いことの3つセット

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woman holding dog
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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リズは、"まず、明らかなことですが、あなたが里親になることで、一匹の犬が救われます。それが、あなたが救った犬の代わりにまた別の犬が、シェルターに来ることができます。それが2匹目です。

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ここのテキサスのキャンプには、受け入れることのできるスペースが限られています。ここは、たった100匹しか収容できません。だから、スコットが、60匹の犬をミニバスで連れて行けば、またほかの60匹が収容できます"とコメントしています。

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トレイシーの成功を祝う

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tracy and dog
Photo Credit: OnlyGood TV / YouTube
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3匹目の犬は、安楽死させられるシェルターに収容される犬です。運が良ければ、トレイシーの犬のスタッフが、その犬を救出することができます。リズはまた。"トレイシーは、すぐにシェルターに行って、60匹連れてきます。という事は、そのシェルターもまた、60匹収容できるのです。

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これを私たちは毎月行っています"と続けました。すべての犬が、大事にされる家を見つけることができるように、世界中の人々に感謝します。

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路上に捨てられる

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NFR Maine/Facebook
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この可愛い子犬のエマーソンは、フロリダの北西にある路上で、生後6週目で、ほかの兄弟たちと一緒に捨てられていました。運よく、優しいサマリア人に見つけられ、北フロリダのシェルターに連れてこられました。ここのシェルターは、多くの犬を安楽死から救ってきました。

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ここのスタッフは、犬たちが、安全で一生暮らせるような家を見つけるまで、献身的に世話をします。でも、エマーソンにとって、我が家を見つけるのは容易なことではありませんでした。

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"特別な世話"が必要な子犬

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ここに連れてこられて、エマーソンと兄弟は、メインにあるシェルターに引き取られていきました。8週目で、ブラックラボラトリーの子犬たちは、メインでうまくやっていけるだろうと思われていましたが、エマーソンにとっては、そうもいきませんでした。

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エマーソンは、他の兄弟と比べて、とても小さかったのです。しかも、"特別な世話"が一目でわかる足の生まれつきの障害があったのです。

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エマーソンには、てんかん発作も

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エマーソンにはの前右足が、一番まとものようでした。まもなく、エマーソンは、てんかん発作も出てき始めました。"エマーソンをERに連れいき、できる限りの治療を施しています。

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今、点滴を受け、色々なテストをしているところです"とメインのシェルターのスタッフがファイスブックに投稿していました。エマーソンの治療費は、8万5千円にもなり、まだかかりそうでした。

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取り残されるエマーソン

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エマーソンのてんかん発作の原因は、謎のままで、どんどん悪くなっていきました。しかも、エマーソンは、飲むことも食べることしませんでした。次の日には、てんかん発作は落ち着き始めましたが、それでも、エマーソンは、病院で点滴をしなくてはいけませんでした。

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その一方で、エマーソンの兄弟たちは、自分の家を見つけていき、エマーソンは、病気のせいで、一人取り残されていき、健康状態も悪化していくばかりでした。

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致命的なウイルス感染

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エマーソンにとっては、かんてん発作だけではありませんでした。てんかん発作が良くなり始めたときに、今度はパルボにかかったのです。犬カルボウイルスとも呼ばれ、とても感染力が高く、感染した犬の体に触れることで感染が広がります。

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このウイルスは、犬の消化管に影響し、3日で死ぬこともあります。特に、ワクチン未接種の犬や生後4か月の犬は、危険率が上がります。当時、エマーソンは、まだ生後10週目でした。

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助かる見込みは少ない

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エマーソンの他の兄弟たちが、メインのシェルターに来てすぐに、自分の家を見つけていった間に、エマーソンは、生死を彷徨っていました。事実、メインのシェルターのスタッフは、最悪の事態に備えていました。

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"この小さな可哀そうな子犬は、すでにこの短い人生を頑張ってきましたが、体も非常に弱っており、最悪の事態に備えないといけません。これはとても悲しいことですが、つらい現実でもあります。救出された犬すべてが助かるとは限りません"とコメントしています。

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回復したものの、まだ何かが

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メインのシェルターのスタッフたちは、できる限りの治療を施し、エマーソンを看護しました、その甲斐もあって、エマーソンは、てんかん発作もパルボも良くなったのです。でも、エマーソンの回復とは裏腹に、何かおかしいのです。

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おそらく、里親を見つけられないことの原因が健康の問題だけではなかったのかもしれません。それ以外にも、"特別な世話"が必要な原因があったのです。

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テレビに出演したおかげで、里親候補が

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エマーソンの回復とともに、メインのシェルターは、エマーソンの家を見つけるために、尽力をつくしました。シェルターのスタッフは、地元のテレビに出演し、エマーソンのことを話し、たくさんの視聴者から好感を得ました。

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"エマーソンは、とてもつらい人生から始まり、てんかん発作を起こし、入院を余儀なくされ、パルボまで併発しました。おそらく、エマーソンは、耳も聞こえず、目も良くありません"と、シェルターのスタッフは、メインの5つの朝のショーに出演しました。

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耳が聞こえないエマーソンは、優しい犬です

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この小さな子犬は、人生の10週目で、すでに足が悪くなり、てんかん発作をおこし、パルボにもかかっただけでなく、また多くの場合、耳も聞こえていないようです。でもだからと言って、エマーソンが、幸せになれないという事ではありません。

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"この子犬をフロリダから引き取ったときに、もうエマーソンは、耳が聞こえていないようでしたが、そんなに気にしているようでもなかったです。彼も、他の子犬と何も変わらない普通の子犬でした"と、シェルターのスタッフのリンジー・パワーズは、グッド・モーニング・アメリカでコメントしています。

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体が悪くても元気なエマーソン

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獣医もスタッフもだれも、どうやってエマーソンが耳が聞こえなくなったのかわかりません。"僕が生まれつき耳が聞こえなかったのか、てんかん発作のせいで、そうなったのかわからないんだ。でも、耳が聞こえないからと言って、それが何なの?"とエマーソンの代わりに、スタッフのパワーズ言葉をフェイスブックに発信しました。

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エマーソンは、耳は聞こえていないようですが、目は見えているようです。エマーソンは、買い物に行くことや、ドライブに行ったり、里親候補の子供たちとと遊んだりすることが大好きでした。

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だれもエマーソンを望んでいないと思っていた

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エマーソンの"陽気でハッピー"な性格にも関わらず、里親という事になると、だれも声をあげませんでした。エマーソンの兄弟すべてが家を見つけた後で、誰も彼を引き取りたくないんだと思い始めました。エマーソンは、12週目に入った時点でも、まだ家を探していました。

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“僕の世話をしてくれるママは、みんな僕が耳が聞こえないという事で怖がるけど、ママは、そんなこと何も心配することじゃないと言ってくれたの”とパワーズがフェイスブックにコメントしました。

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彼の世話をしてくれるママが、コメントをしてくれた

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エマーソンの世話をする一方で、シェルターのスタッフのリンジー・パワーズは、なぜ、この子犬の里親に誰もなってくれないのか理解できませんでした。彼女は、エマーソンの話や可愛い写真をフェイスブックにもたくさん掲載しました。

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"僕の世話ががかりのママが、外でキャンプや冒険に出るのが好きな人と一緒に写真を撮ってくれたよ!ぼくは、ちゃんとリースで散歩もできるし、ゆすってくれれば、ちゃんと反応もできるよ!"とコメントを載せました。

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エマーソン、地元の有名犬に

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すぐに、メインの地元のメディアで、エマーソンの話が広がりました。"とても多くの人が、エマーソンについて訪ねてきました。(彼は、段々有名犬になりつつあります)"とメインシェルターのフェイスブックに掲載されました。

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しかし、エマーソンが、里親を探していることを多くの人が知っているにも関わらず、なかなか完璧な里親を見つけることができませんでした。とりわけ、エマーソンは、特別だったのです。

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特別な接点をもった人

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遂に、ニック・アボットがエマーソンの里親候補に名乗り出ました。中には、アボットが、エマーソンに興味を持ったのは運命だと言う人もいます。彼は、エマーソンについてメインのシェルターに連絡を取りました。エマーソンには、もっと良い里親候補がいるかもしれないが、僕でよければという申し出でした。

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"すぐに思ったよ。僕も耳が聞こえないし、これは、良い組み合わせだってね"とパワーズは、グッド・モーニング・アメリカでコメントしています。パワーズは、アボットの応募を、その日のうちにすぐに進めました。

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完璧なマッチング?

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ニック・アボットは、エマーソンのことをフェイスブックのフィードで知りました。"僕は、生まれつき耳が聞こえない。そうなんだ。彼も耳が聞こえないんだ。彼についてちょっと調べてみようかな。"そうアボットは、CBS経由のWABI-TVでコメントしています。

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エマーソンにとって、これほど完璧なマッチングはありません。その子犬を世話したいというだけでなく、特別な繋がりを持った人なのですから。

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エマーソンの選んだ新しいオーナー

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2-3日して、アボットが初めてエマーソンに会う日が来ました。アボットが、エマーソンの所にやって来た時に、まるで、何か火花が散った様でした。"エマーソンは、僕の所に、まっすぐやって来て、僕の足の所に座ったんだよ。

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だから、彼は僕を選んだんだなって思ったんだよ"とアボットは、嬉しそうに言っていました。エマーソンは、遂に、最高のオーナーに巡り会えたのでした。

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エマーソンは、まだいろいろ学ぶことがある

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エマーソンが、アボットを見た瞬間から、アボットの方へ歩いて行ったことからも、ふたりは、会うべくして会ったという関係にあります。"すぐに、その場で、仲良くやって、お互い理解できると思ったよ"とアボットは、WABI-TVでコメントしています。今、エマーソンは、アボットと一緒に自分の家を見つけることができました。

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彼は、メインでも、一番幸せな犬に間違いないでしょうが、まだこれから色々学ばなければならないことが待っていました。

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手話でトリックを学ぶ

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ふたりが巡り合って、アボットは、エマーソンに手話を教え始めました。いくら障害があるからと言って、他の子犬と何も変わりありません。とりわけ、エマーソンは、基本的な命令やトリックを学ぶ必要のある時期なのです。

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アボットは、"エマーソンには、ある特定のトーンやピッチに応える必要があるが、手話でコミュニケーションをとったほうがより良いんだよ"と言っています。

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やっとお座りと伏せをマスター

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ここまで、エマーソンは、お座りと、伏せをマスターしました。もちろん、手話による視覚的判断によるものです。エマーソンに、お座りを命令するとき、アボットは、手話で、"S"の文字を見せます。

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これは、エマーソンは、確実に理解できたトリックの一つです。“伏せ”に関しては、アボットは、手をまっすぐに線を引きます。エマーソンは、何度もアボットがWABI-TVのインタビューを受けている時にやってのけました。

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そうなるべきだったのです

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これが、エマーソンの産まれて最初の3か月の出来事です。エマーソンは、最後には、おとぎ話のようなハッピーエンディングを迎えることができました。彼の障害で、初めは苦労もありましたが、これも最高のオーナーに巡り合うためには必要なことだったのです。エマーソンは、今、最高の友達とこれから楽しい人生を送っていきます。"僕たちが共有する絆は素晴らしいものなんだ。

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お互いとても良く理解できて、僕たちは、こうなるように運命づけられていたんだと思うよ。彼は僕にとって、とても大切な存在なんだ"とアボットは、述べています。