人の手から逃げ回る野良犬のプードル?そこには心が痛む理由があった
どんなペットも温かい家庭に迎え入れられ、愛されるべきだ。しかし残念ながら、すべてのペットがそのように恵まれた環境にいるわけではなく、かつては人に飼われていたネコやイヌも捨てられ、生きるためにあてもなく辺りをうろついている光景も珍しくはない。ヤンキーという名のプードルは、こうした可哀想なペットと同じ状況だった。ロサンゼルスの街をさまようヤンキーは、地元の人達によく目撃されていたものの、捕まえようとすると嫌がって、どうしても路地から出てこようとしないのだった。ヤンキーに何があったのか。
プードルのヤンキー、ロサンゼルスの野良犬
プードルのヤンキーは、カリフォルニア州ロサンゼルスに住みついていた。誰も、ヤンキーがどのくらいの間この辺りに住みついていたのか分からなかったが、地元の人達によると、ここしばらくの間うろついているのを目撃されているということだった。
毎日飲み水や食べ物を探してウロウロと歩き回った後、安全だと思われる路地に帰っていくヤンキーだが、自分で何とか生きていくのは明らかに難しそうだった。
人を怖がるヤンキー
ヤンキーがロサンゼルスで野良犬になってしばらくして、地元の人達は毛むくじゃらの犬の存在に気づき始めた。中には食べ物や飲み水を与える人もいたものの、家に連れて帰って家族として迎えようとする人は誰一人としていなかった。
ヤンキーを保護するために捕まえようとする人もいたが、人を恐れるヤンキーは、いつも路地に逃げ去ってしまうのだった。
ヤンキーに残された時間はわずか
最近では、地元の人達が食べ物を持って行っても、ヤンキーは食べ物に興味を示さなくなっていた。ヤンキーはまもなく死んでしまうのではなかろうかと誰もが思い始めていた。
ヤンキーの存在が気になっていても飼える人はいなかったようだが、それでも、早く誰か飼える人を見つけなければならないのは明らかだった。ヤンキーの様子がいつもと違うため、地元の人達はヤンキーがケガをしたのか、病気になってしまったのだろうと心配し、ついに動物保護団体『ホープ・フォー・ポーズ』に連絡することにした。
動物愛護団体、保護に向かう
ケガをしているかもしれない野良犬について連絡を受けたホープ・フォー・ポーズは、野良犬を保護するべく、すぐに救助チームを向かわせた。プードルを探そうと現場に向かったのは、他の場所で1匹保護を済ませたばかりのボランティア2人だった。2人が現場に到着して発見した犬は、どうやら生きることを諦めた様子でぐったりしていた。もう時間は残されていなかった。
ヤンキーは穏やかな性格だったが、暮らしていくうちに知らない人に警戒するようになったのだろう。ホープ・フォー・ポーズはヤンキーを助けようとしていたが、それでもプードルは警戒心を解かなかった。
保護しようとする人達にも警戒心を解かないヤンキー
ボランティアの2人は、路地の隅っこにぐったりと横たわるヤンキーに少しずつ近づいた。はじめはボランティアが近づいても身動きしなかったヤンキーだったが、首に紐をつけようとすると嫌がって後ずさった。
ヤンキーがホープ・フォー・ポーズの人を怖がるのも当然だった。結局のところ、これまでヤンキーに本当の意味で手を差し伸べて助けてくれた人はいないのだ。このボランティアの人達がこれまでの人達と違うかどうかなど、ヤンキーには分からないのだから。
ボランティアの2人、慎重に路地からヤンキーを連れ出す
ボランティアの2人は、これまでにも人間を怖がったり、信頼していない野良犬を保護してきた。そういった経験から、安全だと認識している路地裏からヤンキーを外へ連れ出すのは簡単なことではないということも知っていた。
そこで、ボランティアの2人はヤンキーを保護しようと辛抱強く話しかけた。そしてついに、ヤンキーの首に紐をつけ、路地から連れ出すことに成功したのだった。
ヤンキーを車に乗せるのも難しかった
隙あらばヤンキーが路地に戻ろうとするのを知って、ボランティアの2人は優しくヤンキーを抱きかかえ、ゆっくりと車に乗せようとした。2人が車の方に向かって歩き始めると、地元の女性が近づいて来て、ヤンキーの頭をなで始めた。女性が言うには、これまでに何度か助けてあげようと近づいたのだけど、いつも怖がって逃げていったということだった。保護するためにヤンキーを捕まえることに成功したホープ・フォー・ポーズに、女性は感謝の気持ちを述べていった。
車の中に乗せるとすぐに、ヤンキーに出血、切り傷や擦り傷、打撲などがないか、くまなく調べた。
幸い、ヤンキーに目立つケガはなかった
幸い、ヤンキーに目立つケガなどはなかった。これはしばらくの間、路地をうろついていた野良犬にしては珍しいことだった。しかし、ヤンキーには食べ物や水、そして温かい風呂がすぐにでも必要だった。
ボランティアの2人は、やっとヤンキーを保護してあげることができると喜んでいたが、ヤンキーはまだ警戒していた。腕の中に抱かれてなお、見てわかるほどに震えていたのだ。
いざ動物病院へ
保護した動物を連れて行くために準備をしておいたボランティアらは、車のハッチバックを開け、積んでいたクレートにヤンキーを入れようとした。だが、ヤンキーはクレートに入りたがらず抵抗した。そこで、また優しく、辛抱強く話しかけ、どうにかヤンキーをクレートに入れると、動物病院へと向かった。
車の中でも、ヤンキーを落ち着かせようと、ボランティアらはできる限りのことをした。まもなくヤンキーは落ち着きを見せ始め、ほんの少しだが、警戒心を解き始めたようだった。
ヤンキー、少しずつボランティアらを信用し始める
ボランティアらは車の後部座席に置いたクレートにヤンキーを入れたものの、動きたいときに動けるよう、ドアは閉めないでおいた。車を運転し始めてどのくらい経った頃だろうか、ヤンキーはゆっくりとクレートからはい出し、後部座席に座っていたボランティアの隣に座ったのだ。
ヤンキーの目を見たボランティアらは、自分達がヤンキーを助けようとしていることが伝わって、警戒心を解いてくれているのだと思い、嬉しくなった。
動物病院へ
ボランティアらはヤンキーの捕獲に成功した今、次にすべきことに取りかからなければならなかった。最初にすべきは、獣医に見せることだ。ヤンキーは野良犬だったのだから、獣医にしばらくかかっていないことは明らかだ。
ヤンキーがフィラリアや何か悪い感染症にかかっているかどうかまったく分からなかったが、上手くいくように願うばかりだった。
ヤンキー、健康であるとお墨付きをもらう
ヤンキーが獣医から健康であるとお墨付きをもらったことで、皆ホッと安堵した。フィラリア検査も陰性だったし、感染症にもかかっていなかった。さらに、路地で生活している間にも深刻なケガをしていなかったようだ。
しかし、ヤンキーの毛はかなり絡み合っていた。しなければならないことは、もちろんーお風呂に入れてグルーミングすることだ。
ヤンキー、なかなか打ち解けられない
動物病院を出たボランティアらの次なるミッションは、ヤンキーを温かい風呂に入れて、グルーミングをすることだった。しかしヤンキーをきれいにしようとするも、ヤンキーの警戒心を解くことが思っていたよりも難しいことを知ることとなった。
これまでにも数多くの捨てられた犬たちと関わってきたボランティアらは、ヤンキーがすぐに警戒心を解かないのも当然だと思っていたが、次第にその事情が明らかになると、胸が張り裂けそうなほど悲しくなる。
ヤンキー、これまでに愛されたことがない
ボランティアらは、人間を恐れる犬の扱い方を心得ていたものの、ヤンキーはこれまでの犬とは何かが違っていた。ヤンキーと数時間共に過ごしたボランティアらは、ヤンキーがこれまでに一切の愛情をかけられたことがないことに気づく。
これまでに飼い主に愛情をかけてもらったり、世話してもらったり、他の犬と遊んだこともないようだった。だが、ついに、ヤンキーはたっぷりと愛情を受け、お世話をしてもらうことができるのだ。
警戒心を解く
ボランティアらがヤンキーを連れて動物病院へ行ったときにも、ヤンキーは尻込みしていた。じっと固まったように身動きせずにいたヤンキーだったが、そこにいる人達すべてがヤンキーを助けようとしていることを理解し始めたようだった。
そして、ヤンキーはやっと打ち解け始めた。路地で自分を捕まえたボランティアの人達、獣医、動物病院にいる人達がみんな、自分を助けようとしていることがやっと分かったようだった。
ヤンキー、回復へ
その後ヤンキーは動物病院で数週間過ごし、栄養を考えた餌や水、清潔な環境を与えられ、みるみるうちに回復していった。人間や他の動物とずっと一緒に過ごすこともヤンキーにとっては良い治療となったようだ。徐々に警戒心を解き、周りに打ち解け始めたのだ。
ヤンキーを保護し、新しい生活を送れるようにしたボランティアらにとって、ヤンキーは特にかわいい存在だったが、それでも新しい飼い主を探してあげることが次の課題であることは重々承知していた。
新しい飼い主を見つける
いつの間にか、ヤンキーに新しい飼い主を見つけるときが来ていた。健康も回復した今、ヤンキーは動物病院をついに出ることができるのだ。
ヤンキーは、『レスキュー・フロム・ザ・ハート』から新しい家庭へと見送られた。新しい飼い主は、ヤンキーを家族の一員として迎えたいと思っている小さな男の子のいる家だった。
わずか数週間のうちに起こった変化
ほんの数週間前までは、ヤンキーはロサンゼルスの汚い路地裏で食べ物も水もほとんどない状態で辛うじて生きていた。その上、愛情をかけてもらったことも、人間や他の動物とも交わったことがなかったために、助けようとする人間でさえも怖がっていたような犬だった。
だが、見知らぬ人たちの好意によって回復を遂げたヤンキーは、今はとても幸せそうだ。新しい親友ができたのだから!
ヤンキー、男の子と親友に
ヤンキーが人間を恐れながら生きていたのはまるで昨日のことのようだ。だが、ホームレスのプードルの生活は180度変わった。新たに親友までできたのだ!
ヤンキーを引き取った家族には小さな男の子がいたが、一目でヤンキーを気に入ったようだ。じきにこの少年とヤンキーは親友となる。そしてヤンキーは性格までもが一変したようだ。今や、ヤンキーには走り回れる裏庭まである!
この笑顔!
さて、この写真を見て頂きたい!この笑顔。心からの笑顔だ!保護されてからわずか数週間しか経ってないなんて、信じられないほどだ!
ついにヤンキーにも温かい家族が見つかり、のびのびと健やかに過ごしている。ずっと一人ぼっちだったヤンキーだが、たくさんの愛情や世話をしてもらえるようになったのだ。
時が経つにつれ、人懐こくなった
動物保護団体に関わったことのある人なら誰しも、保護された動物が新しい家庭になじむのがどれほど難しいのか知っている。たくさんお世話してもらえる安全な環境に移ったからといって、保護された動物自身がその環境を理解しているというわけではないのだ。
しかし、時が経つにつれ、ヤンキーは人懐こい面を見せ始めていた。新しい家庭にもすぐに馴染み、すっかり家族の一員になったようだ。
ビフォー・アフターの写真
ヤンキーのこの変わりようは、同じ犬だとは思えないほどだ!わずか数週間のうちに、このビフォー写真とアフター写真が撮影されたなんて、信じられない!だが、ちょっとした優しさや思いやりさえあれば、どれほどの変化が起こせるのかは明らかだ。
もしあの素晴らしいボランティアらがいなければ、ヤンキーがあの後どうなっていたのかは分からない。だが、今や新しい家族に出会え、人生をやり直せている。アフター写真の顔を見れば、それは一目瞭然だ!
感動的なビフォー・アフター写真
イリノイ州で暮らす7歳の犬フロスティーは、飼い主から虐待を受けた上、ほったらかしにされていた。動物保護団体によって保護されたときには、体中の毛がほとんどない状態で、餌を食べる、水を飲むという簡単な行動でさえ、うまくできなかった。
フロスティーは、2匹の犬と2匹のネコを飼う家族に引き取られ、すぐに家族の一員となる。治療を受け、バランスのとれた餌をもらい、愛情を受けると、まったく別の犬のように変身した!信じがたいことだが、アフター写真はビフォー写真を撮影してわずか1ヶ月後に撮影されている。
アナベル
ケンタッキー州にある保護団体『ブルー・ブラス・ボクサー・レスキュー』がアナベルを見つけたとき、アナベルは今にも死にそうだった。この可哀想な犬は、虐待され、栄養失調で、さらに人間を恐れていた。この犬種は残酷な飼い主などの手によって見殺しにされることが多く、アナベルの場合も例外ではなかった。
ケガの治療をし、バランスのとれた餌を与え、定期的に獣医に見せることで、毛も生え始め、再び人懐こい犬に生まれ変わることができた。テネシー州の家族がアナベルをいたく気に入り、アナベルは家族として迎えられ、そこで幸せに暮らしている。
たらい回しにされた犬
ベラが仔犬のとき、家族と呼べる人はいなかった。まるで養護施設の子どものように、次から次へと家をたらい回しにされていたのだ。安定した環境に身をおけないことから、ベラはうつ状態になり、ビフォー写真を見ても分かるように内気な性格になっていた。
やがて、温かい家庭がベラを迎えることを決意し、穏やかな安定した環境の中で過ごせるようになった。ベラのアフター写真を見ると分かるように、健康的で幸せそうだ。愛情をかけ、世話をしてさえやれば、短期間のうちに犬はこうも変われるのだ。
ケガした犬、元気を取り戻す
野良犬のベティは厳しい生活を送っており、一人ぼっちで身体的に問題を抱えていた。ベティが動物保護団体のスタッフに抱え上げられたとき、片方の後ろ脚を使うこともできなかった。栄養失調だったベティには、優しい愛情と、治療が必要だった。
治療後、ベティの後ろ脚が動くことはなかったが、それでも元気いっぱいに動き回り、人懐こい犬になった。新しい飼い主は、投げたボールをベティが取りに行って遊んだ後にゆっくりと足を休められるよう心地のいいベッドを買っている。
車のエンジンから救出されたミスター・ビスケッツ
ミスター・ビスケッツは寒い日に、どこか暖を取れる場所を探していた。なんと、ミスター・ビスケッツが見つけた暖かい場所は、車のエンジンの中だったのだ。車の持ち主はミスター・ビスケッツに気づくことなくエンジンをかけ、やっと車をとめたのは、身動きできなくなったネコの叫び声を聞いた後だった。
ふわふわの仔ネコは動物病院へ運ばれ、汚れをとった後、回復までの治療を受けた。車のエンジンに入りこんでしまった事故から数ヶ月後の写真がこれだ。今や、きれいなふわふわの毛に戻って、新しい家族に迎えられている。
ダンプスターで見つかったエレノア
これまでに何匹ものネコが見つかっているが、エレノアもダンプスター(大型ゴミ箱)の中から救い出された。そして、栄養失調であっただけでなく、酷いケガもしていた。発見後、急いで近くの動物病院に運び込まれ、治療を受けた後、新しい飼い主を探すこととなった。
絶望的にも見えるビフォー写真だが、わずかな期間のうちにすっかり毛が生え変わり、エレノアはまるで生まれ変わった別のネコのようだ。今や新しい飼い主のもとでたっぷりの餌と愛情を受けて過ごしている。とても見事な変身ぶりだ!
この素晴らしい変貌ぶり!
たとえ厳しい環境から救い出されても、変身を遂げるには多くの時間や治療、愛情が必要だ。だが、この仔ネコは例外だ。目を開けるのもやっとだったこのネコが、完全に変身を遂げるまでにかかった期間はわずか1週間だ。
飼い主が言うには、このネコを安全な家に連れて帰った途端に、目がぱっちり開くようになり、家中でくつろぐようになったという。治療とたっぷりの愛情をかけてやれば、保護され、愛情を必要とする動物がこれほど変われるというのも驚きだ。
虐待を受けたネコの12週間後
オリバーはまったく世話をしてもらうこともなく、虐待を受けていた。十分な餌も与えられず、身体的にも虐げられ、うつ状態だったオリバーは、新しい家族に迎えられ、愛情をかけ、世話をしてもらえるようになる。
わずか12週間後の写真がこれだ。毛並みもふわふわで、完全に回復している。初めは人間を怖がっていたオリバーだが、そのうち愛情深い家族に心を開いていったようだ。以前に虐待を受けていたことがまるで嘘だったかのように、今は健康で幸せに暮らしている。
飢え死にしそうな2匹の犬
茶色の犬エミーと白い犬オスカーがシカゴ警察によって発見されたとき、事態はかなり深刻だった。2匹とも栄養失調で、人間を怖がっていた。すぐさま治療を受け、十分な食べ物を与え、愛情をかけることで、この2匹も素晴らしいペットへと変身を遂げている。
トリオ・アニマル・ファンデーションに勤める獣医の1人がエミーを気に入り、自分の家に引き取った。一方、オスカーは健康が回復してから新しい飼い主を探すこととなったが、現在、2犬とも愛情たっぷりの家族に引き取られている。
完全に毛がない状態からの変身
この犬の変身ぶりは『アラウンド・ザ・ワールド』というYouTubeチャンネルで取り上げられ、110万回以上も再生されている。発見されたときには、見た目からはとても犬だと判別がつかないような状態だった。だがその後、獣医に連れて行き、バランスのとれた餌とたっぷりの愛情を与えた。
幾多の試練を乗り越え、数ヶ月後にはすっかり毛が生えてやんちゃで遊び好きな性格も見られるまでになった。私たちが暮らす世界には残酷な飼い主も多くいるが、死にそうな動物達を救い出し、保護しようとする団体も多くある。
馬の救出劇
動物保護団体に救出されるのは、何も犬やネコだけではない。この馬は元の飼い主からほっとかれたために健康状態が悪化しており、動物保護当局からの指示で救出された。元の飼い主は餌ばかりか、十分な飲み水さえ与えていなかったようだ。
救出後、きちんと餌を与えて愛情をもって世話をしてやり、定期的に獣医に見せると、みるみるうちに元気を取り戻していった。救出したときには骨と皮ばかりで今にも死んでしまいそうな馬だったが、それから数ヶ月後、生き生きと美しく、幸せそうな馬に変身している。
闘犬から飼い犬へ
この犬が『トリオ・アニマル・ファンデーション』に連れてこられたとき、闘犬に出され相手の犬にひどく攻撃されたために瀕死の重傷を負っていた。ケガを舐めることでさらに酷くならないように、保護してからすぐに首の周りにエリマキ状のコーンをつけることとなった。
幸いにも、時が経つにつれて毛は生え変わり、人間にもひどくびくびくすることはなくなっていった。やがて、かつては虐待されていた犬も、新しい家族を見つけ、怒りっぽく怖がってばかりだった性格も、人懐こく、遊び好きな性格に変容している。
ティリオン、感染症から助けられる
ティリオンは世界中の何百万匹もの犬やネコと同じような気の毒な境遇にいた。世話をされることなくほっておかれたため、目の感染症は酷くなっていた。近くのシェルターに連れ込まれた後、経験豊富な獣医からすぐに治療を受けることとなる。
およそ1ヶ月後、この小さな仔ネコは感染症に打ち勝って、まるで新しい仔ネコとして生まれ変わったかのようだった。さらに新しい家族も見つかった。アフター写真を見てみよう。かわいらしい仔ネコになっている!
保護団体の無償の愛、瀕死のネコを救う
多くの動物が死の間際から救出されたとき、酷い状態にあるというのは悲しい事実だ。このネコが救出されたとき、両目に感染症を患っていただけでなく、鼻は折れ、体中にノミや虫がいた。救助されなければ、間違いなく死んでいっただろう。
幸いにもシェルターに連れてこられたこのネコは、その後見事に回復していく。今や健康を取り戻したこのネコの未来は明るい。
歩けなくなったネコ、遊び好きのやんちゃネコに変身
道端で見つけられたこの病気のネコは、発見当時は歩くことさえままならなかった。幸いにも獣医は経験豊富で、このネコが健康を取り戻すための治療法も熟知していた。バランスのとれた餌、治療、そして忍耐をもって接し続けることで、ふわふわの毛が生え変わり、ネコは生きる活力も取り戻したようだ。
やがてこのネコの新しい家族も決まり、愛情をたっぷりと注がれると、日々元気を取り戻していった。アフター写真を見るとお分かりのように、愛情とお世話さえすれば、ネコは驚くほどの変貌を遂げるのだ。
ベンジ、見た目もこざっぱり
ここでご紹介してきた動物達だが、どれも保護した当初は酷い健康状態で、すぐに助けを必要としていることが見てとれるほどだ。分かりづらいかもしれないが、この写真のベンジもかつては飼い犬として暮らしていたのだろう。だが、その後は酷くもつれた汚げな毛によって、なかなか普通の暮らしを送れなくなっていた。
さらに、ベンジは人間を怖がってばかりだったために新しい飼い主を見つけるのも難しかった。だが、そんなベンジにも飼い主が見つかった。きちんと世話をしてもらったら、どうだろう!小汚かった犬が、さっぱりと清潔そうな犬に変身している!
ラスタは不思議な犬
私たちはラスタを "不思議な犬 "と呼んでいますが、それは彼が今までご紹介してきた犬の中でも最大の変化を遂げたからだ。このかわいそうな子犬は、モントリオール、ケベック州の路上で発見された。発見当時は、とても汚れていて、犬には見えなかった。彼は付着した繊維のために、ほとんど動くことができず、目も完全に覆われていた。
髭を剃ってお風呂に入れると、まるで別の犬のように見えました。やがて彼は、里親を見つけ、捨てられた子犬から、最高の愛犬へと変貌を遂げた。
7週間も立てなかった犬
この犬がケベック州モントリオールで発見されたとき、彼はとても痩せていて病気で、自力で立ち上がることもできなかった。このかわいそうな犬を健康な状態に戻すため、獣医と保護施設のアシスタントが丸7週間かけて看護した。
薬と運動、バランスのとれた食事、そしてたくさんの愛情を注いだ後、最終的には体重が増え始め、足にも力が戻ってきたのだ。この犬の前後の写真を見てみると、適切にケアされていれば、動物がいかに早く回復し、幸せで健康的な生活を送ることができるかがよくわかる。
悲しみの表情から幸せな表情に
テオの飼い主は、引っ越しをする際に彼を捨てたのだ。毛繕いもせずに路上で何ヶ月も過ごしたテオは、発見当時、かなり怖そうな悲しい顔をしていた。テオは、幸運にもホープ・フォー・ポーズというレスキュー機関に拾われた。
この愛らしい小さな犬は、永遠の家族が見つかる前に、ホープフォーポーズで1年近く過ごした。救助される前は、とても悲しい人生を送っていたかもしれないが、今では新しい家族の基でたくさんの愛に満たされた日々を送っている。
同じ犬とは思えない?
トレジャーは、2歳のメスのミニチュア・プードルで、前の飼い主に放置されていたところを発見された。初め、体を覆っていた繊維の毛を切り取ることを拒否し、入浴も嫌がった。ナチェズ・アダムス郡動物愛護協会は、このかわいそうな犬は、この毛のために歩くことさえままならなかったと話した。
ヘアカット、お風呂、および彼の素敵な毛皮を取り戻すために、一生懸命ケアをした。そして、その賢明な世話の甲斐あって、トレジャーは見違えるような見た目になったのだ。