人気YouTuberヒカキンって?年収は?
YouTubeを知っている人であれば、ヒカキン(HIKAKIN)と言う名前を一度は耳にしたことがあるだろう。最近では、YouTubeの世界を飛び出し、テレビや音楽番組、さらには情報番組のコメンテーターなどのメディアにも引っ張りだこだ。今や都内の億ションに住まいを構え、高級時計をいくつも買い揃えている。ペットのベッドはベンツに、エサのお皿は、ティファニー。かつて、登録者数も少なかった彼が日本の頂点に立てた理由は、なんなのか。果たして、彼は一体いくら稼いでいるのか。その秘密を暴いていきたい。
メガネをかけたアラサー
改めて、ヒカキンのプロフィールを簡単に確認しておきたい。彼の見た目は、どこにでもいそうなごく普通のメガネをかけた男性である。ヒカキンは、新潟県出身の平成元年生まれのYouTuberであり、現在30歳だ。2006年の高校生の時から地道にYouTubeに動画を挙げ続け、現在の登録者数は、776万人にも及ぶ、日本一のトップユーチューバーだ。
今ほど人気が出る前は、普通に就職して働きながら、口でビートや音楽を刻むヒューマンビートボックスの動画を主に発信し続けていた。そして、ついに2010年に投稿したSuper Mario Beatboxが日本国内月間アクセス一位を記録したことで、一躍有名になったのである。
子供の心を掴むヒカキン
ヒカキンが、人気になった大きな理由の一つは、誰が見ても楽しめる動画だと言うことだ。彼独特の変顔での表現や、ヒューマンビートボックス音での効果音など、そこには視聴者、を飽きさせない工夫が盛りだくさんである。特に、彼の企画は、子供が見ても楽しめるようになっており、どの動画を見てもあまり不快な思いをすることがないのだ。
Twitterでも、多くの人が"親がいる前でも安心して見ることができる"、"子供にもヒカキンの動画を見せている"など、健全で安心なイメージが確立している。そして、子供は同じ動画を何度も再生したがる。つまりは、子供を味方にする=それだけ再生回数(収入)も伸びるのだ。
企画が丁寧、的確、無駄がない
また、彼のYouTubeの大きな魅力は、その企画にあるだろう。先ほども少し触れたが、彼のYouTube内の企画は、下調べがしっかりしてあり、編集もとても見やすく、無駄がないと非常に好評なのである。
コンビニの商品を紹介するときも、必ず一つずつ値段や正しい商品名を表記し、丁寧にレビューをする。だからと言って、だらだらと長すぎず、適切に編集され、5〜10分の動画があっという間に見れてしまうのだ。しかし、もちろんそんな彼も炎上したことが幾度となくある・・
炎上さえも味方に?
YouTubeにありがちな炎上も、彼は味方にしてしまう強さがある。一度、ある企画のカップラーメンを間違った作り方で作り、酷評してしまい、その彼の行動に批判が殺到した。しかし、次の日にはすぐに謝罪動画で、正しい作り方をして、改めてそのカップラーメンにコメントをし直した。その対応の速さが、逆に視聴者の好感度を得ることになった。
たったそれだけで?と思うかもしれないが、日本一のYouTuberともなれば、些細なことにも視聴者の目がいってしまうのである。しかし、間違えたことを素直に謝り、また改めて面白くレビューすることで、更に多くの登録者数を得ることに繋がったのだ。
全身ベルサーチ?
とある日のHIKAKINのTwitterで、全身ベルサーチの服をきた姿が投稿された。一瞬、自前かと目を疑う人もいたようだが、どうやらこれは衣装のようだ。しかし、彼はプライベートでも、一つ1900万円の時計を購入したり、高額の買い物が相次いでいる。
普通の人からは手も届かない高額商品の買い物は、視聴者を高揚させる。しかし、コンビニ商品を紹介していた庶民的なHIKAKINもとても好きだったが・・。しかし、これだけ人気を得ていれば、収入もかなりのものだろう。彼の年収は、ヒカキンの彼女に消えてしまっているのだろうか?
まるおともふこ
HIKAKINの熱愛報道は、今のところあまり公になっていなく、結婚もしていないので独身のようである。しかし、そんな彼にも素敵な家族が!それがこの可愛い2匹の猫、まるおともふこ。彼は2018年の7月に男の子のまるおをお迎えしており、その2ヶ月後には女の子のもふこを家族に迎え入れた。彼らには、ティファニーのエサ入れを買い与えている。
この2匹の猫の種類は、スコティッシュフォールドと言う、とても人気の猫。また、耳が折れ曲がっているのは、奇形の為のようだ。しかし、このことから、HIKAKINのファンだった一部からは、少々批判を受けることになってしまったようだ。
理由のある選択
その批判の理由とは、この猫たちに高級品を貢ぎまくっているからではない。「あえて奇形がゆえに人気になった猫を、飼わなくても・・」「HIKAKINなら、保護猫を飼って欲しかった」「YouTuberの流行りにHIKAKINも便乗した」などの意見だ。様々な意見がある中でも、特に保護猫を飼うことは実際問題、彼の生活状況だったら、無理だったのが事実である。
なぜなら、日本の保護猫を迎え入れる条件は、だいたい独身男性、長時間家を留守にする、賃貸住宅に住んでいるなどの条件の場合、断られてしまうことがほとんどなのだ。その為、たとえ彼が保護猫をお迎えしようとしていたとしても、難しかったのだろう。
ヒカキンには兄弟がいる
結婚はしていないものの、彼にはもう一人の大きな味方、兄の存在がある。そして、この兄もYouTube界では、多くの人気を得ているSEIKIN(セイキン)TVとして、活躍しているのだ。
彼は、弟のHIKAKINと少し、芸風は異なり、主に料理や創作活動などの内容を投稿している。特に料理シリーズは、非常に人気で彼のセンスや所作の綺麗さに、多くの人が魅了されているようだ。更には、弟と同じく音楽の才能もある。
兄弟共演も多数
彼ら兄弟は、各自でYouTubeチャンネルを持っているが、二人の仲の良さからコラボして撮影することもある。普段は、しっかりしているHIKAKINだが、兄との撮影になると、急に弟気質のやんちゃなところが表れる。
また、手先が器用なSEKINの美しい作品と、HIKAKINの豪快な作品の違いを垣間見れるのも楽しい。まさにYouTube界の天才兄弟とも言えるだろう。ちなみに、作者の個人的オススメは、企業タイアップのパン料理バトル対決動画だ。笑
Mステにも出演
そして、この兄弟はついに、音楽活動さえも始めてしまったのだ。兄のSEIKINが作詞と作曲を手がけ、2018年には3枚目となるシングル「今」を発売した。この歌には、過去・現在・未来と言う時間をテーマに、様々な工夫がされている。
特に歌詞は、現代を生き抜く私たちにとっては、とても共感できる部分が多く、明日への希望が感じられる一曲と言えるだろう。そして、この曲がきっかけで、2人は人気音楽番組のミュージックステーションへの出演を果たした。もはやYouTubeの中だけには収まらない二人なのだ。
気になる年収は?
今やYouTube界だけの活動ではないHIKAKIN。下品な話かもしれないが、気になるのはその彼の年収だろう。2018年時点の推測だが、おそらく彼の年収は、11億7,000万円にものぼると言われている。
その内訳は、YouTubeだけの収入で約8億、その他企業とのタイアップで約6億、更にはUUUM株式会社の役員報酬や本・テレビ・CMなどの収入で7,000万近く収入があるそうだ。そこから事務所の手数料を引いた額を計算すると、総額約11億7,000万円になるのだ。この金額は、日本の一般サラリーマンの約270倍以上の年収にもなる。
休日のないYouTuber
YouTuberは、一見楽そうに見えるかもしれないが、それはとんだ大間違いだ。彼らの生活には、一切休みがない。休み期間と自主的に休みをとるYouTuberも最近は増えてきたが、HIKAKINは、一切その休みをとらない。
動画内でもその1日は紹介されており、上記の写真は、HIKAKINがほぼ休日のようなものと言った日だ。それでも、動画編集や打ち合わせは、必ず毎日行なっているようなので、休みは、ほぼないと言っていいだろう。誰から強制されるわけでもないYouTuberは、自分との闘いであろう。
HIKAKINが愛される理由
HIKAKINが愛される理由とは、一体なんなのだろうか。もちろん企画の面白さや、編集方法など様々な理由があると思う。しかし、ここまで彼を人気にさせたのは、おそらくその人柄もあるのだろう。
炎上動画の対応一つを取っても、彼は決してうやむやにしたり適当に扱ったりしない。常日頃から、視聴者をとても大切にしているのだ。また、企業タイアップとの動画だったとしても、感想を正直にいう。その実直さが、彼をここまで人気にしたのだろう。
暴飲暴食に心配の声も
これだけ、お金を稼いでいると、もちろん食生活も豪勢なのだろう。と視聴者は期待する。しかし、彼の食生活は以外にも庶民派なのだ。生活のほとんどがYouTubeの編集作業を占めているため、家でコンビニ飯なことが多いのだ。
Twitterでも、毎日の食事を投稿してあり、そこにはマックなどのファーストフード店やラーメンなどの、あまり健康にいいとは言えない食生活が伺える。その姿に、多くの人達から心配の声が寄せられた。人気だからこそ、健康に気をつけて欲しいものだ。
かつては痩せていたヒカキン
実は、YouTubeを始めて数年は、彼は非常に痩せていて細身の体形だったのだ。顔にはもちろん、今のHIKAKINの面影が残っているが、言われなければ、これがHIKAKINだとは気づかないであろう。
おそらく、ほぼ休みなく動画作成に時間を割き、食生活も不摂生なのが原因かもしれない。また、ストレスも人一倍あるのだろう。しかし、運動神経の良さは、今も健在のようで、最近の動画では、跳び箱13段を華麗に跳んでいる姿を披露した。
お兄ちゃんは、イクメン
HIKAKINももちろん有名だが、兄のSEIKINも人気なのには、また違った理由がある。彼は、もう既に結婚しており、子供もいるのだ。奥さんのことを、ポンちゃん、子供のことをチビキンと言って、顔は伏せているが、動画にも何度も登場している。
そして、つい最近イクメンオブザイヤーを受賞したのだ。YouTuberがこの賞を受賞するのは、史上初だ。彼は、動画制作の活動はもちろんのこと、育児にも積極的に参加している。そして、これは特別なことではなく、当たり前と彼自身は語っている。
ヒカキンの結婚は?
大きくなっていくチビキンの成長に、叔父のHIKAKINも喜びは隠せないようだ。家庭を持つことを身をもって幸せに感じている兄のSEKINは、弟にも結婚の良さを語っている。しかし、「今は動画にストイックなようだから、将来的にね。」と控えめなようだ。
HIKAKIN自身は、以前Twitterで、「猫を飼うことができたら、彼女はいらない」とも言っていたので、まるおともふこを溺愛している今、結婚を考えるのは、なかなか難しいことなのかもしれませんね。
バットを振り続けることが大事
BuzzFeedのインタビューに、彼は次のように語っている。「あえて自分で言いますが、はっきり言ってめちゃくちゃハードな仕事だと思っています。たとえるなら、小さい放送局みたいなもんで、全部を自分ひとりで運営しているみたいな感じなんです。」
でも、だからこそ彼は長く続けることが大切であり、一回大ヒットを出すことより、長く細く続けていくことが、人気を得ていく秘訣だと語っている。ここまで、人気や収入が増えたのも、決して一過性の努力ではないことが、この言葉から強く伺える。
自分との闘い、そして努力
YouTuberと言えど、全員が皆お金を稼げるわけではない。また、今は収入に困ることのないHIKAKINだって、YouTubeを始めた当時は、登録者の少ないただの一般人だったのだ。それでも、毎日コツコツ動画を挙げ続け、ここまで成功することができたのである。
彼は、決して大金持ちになりたい、日本一のYouTuberになってやると言う気持ちで、YouTubeを始めたのではないと言う。ただ、単純に自分の作った動画に誰かしらがコメントしてくれるのが、嬉しかったから毎日続けていたのだそうだ。人生はわからないものだ。
未来を創るHIKAKIN
テレビ情熱大陸でも語っていたが、彼は未来を積極的に創ってきた先駆者である。人と違うこと、自分ができることは、今ほとんどやってきたと言う彼。そして、そこには決して簡単には、成し得なかった努力の多くが隠されている。
平成にYouTubeと言う言葉を定着させた男、HIKAKIN。今後も彼がどんな活躍をするのか、どんな動画を発信するのか、さらにはこれからの未来にどんなYouTuberが誕生するのか、私たちも楽しみであると言えるだろう。