夫婦が保護した子犬は、想像を超える成長を遂げた‥
子犬は、私たちの人生に数多くの喜びをもたらしてくれます。遊び心や愛情に溢れている子犬たちから、毎日たくさんの驚きや刺激を受けます。イギリスに住んでいたある1組の夫婦は、自分たちの家に向かい入れることが可能な保護犬を探していました。
しかし、その子犬は、夫婦に驚きの結果をもたらすのです。夫は、子犬を飼いたいとは思っていましたが、できれば小さくて扱いやすい犬がいいなと思っていました。彼らは自分たちの条件にあった犬を、毎日探し続けました。しかし、結論として彼らの予想とは全く異なる子犬を家に連れて帰ることになったのです。もし、あなたが今後、保護犬を飼いたいと思っているならば、ぜひこれから紹介する内容をメモにとってくださいね!
子犬探し
イギリスに住んでいたロバートとスーは、子犬を自分たちの家族に向かい入れたいと思っていました。しかし、あまりに大型の犬は扱いずらいので(もしかしたら、多くの人がそうかもしれませんが)飼うのは難しいと考えていました。
だけれども、ついに彼らは気持ちを固め、子犬を受け入れることを決めました。ロバートが毎日仕事をしている間、スーは、自分たちの家に最適な保護犬を探しました。この彼女の保護犬模索ツアーは、一体どんなものだったのでしょう?
一番楽しい仕事
スーは、家族として受け入れる子犬を探す作業が、大好きでした。この作業は彼女にとって楽しめると共に、とても便利な作業だったのです。何故なら、スーは地元の犬小屋で働いていました!
子犬を家族に向かい入れるために、毎日多くの人がこの犬小屋を訪れます。自分自身も犬を探す身としては、他の人たちよりも手間なく探すことができました。何故なら、多くの人は、自分たちの気に入る犬を探すために遠くまで出向く必要がありますが、スーには、その必要がなかったからです。
条件にあった子犬が見つかった!
探し始めてから数日が経ちましたが、なかなかスーの目を引く子犬は現れませんでした。確かに、可愛い子犬はたくさんいたのですが、特別目を引く子犬が現れるまで、スーは待っていました。そしてある日、誰かがある子犬を置き去りにしたのです。
スーは一目見て、その子犬を気に入ったのです!彼女は、すぐさまこの子犬を連れて帰る準備をしなくてはいけませんでした。しかしその一方で、この子犬には、彼女の夫があまり好まないであろう条件があることを、スーはこの時すでに知っていたのです‥
秘密にしよう
彼女にとってのその完璧な子犬を、連れて帰ろうと決めた時、スーはそのある秘密を自分自身の中に留めて置くと決心しました。スーは、”ヨギベア”とその子犬に名前を付け、家に連れて帰りました。
スーが家にその子犬を連れて帰った時、夫は柵の外にいましたが、その子犬を見た瞬間、彼は、柵を飛び越えてその子犬を抱きしめたのです。そんな第一印象は、バッチリだったこの子犬ですが、彼はこの子犬に隠された秘密をまだ知る由もなかったのです。
普通の子犬
スーとロバートが正式に彼を家族に向かい入れた時、ヨギベアは、わずか約450gほどしかありませんでした。これから巨大に成長するであろうこの子犬は、幼少期と成犬期では、まるで見た目が違っていたのです。そう、これがスーがロバートに隠した事実だったのです。
彼女はロバートに、この犬はあなたがよく写真で見るジャックラッセルテリアであると伝えました。そして、完全に大人になったとしても、そんなに大きな犬にはならないわよ、と伝えたのです‥
小さな嘘
「私は、ロバートが大きな犬を欲しがらないことを知っていました。」とスーは説明します。「だから私は、ちょっと些細なゲーム感覚で、この犬はジャックラッセルだと伝えたの。」スーは、この彼女の小さな嘘が、今後大きなしわ寄せになることを知らなかったのです。ヨギベアの本当のことは、スーだけが知っていました。そうこの事実が、この話を今後面白くするのです。さて、この後どうなったのか気になります。
ロバートは、きちんと論理的に考えていた
あなたが何を質問したいか、おそらく私達も同じ気持ちでしょう。そう、何故ロバートが小さい犬を欲しがっているのか、大きな犬にはなんの問題があるのか。ということです。近所には、大きな犬を買っている人が数多くいますが、一番は管理の問題です。
「大きな犬だと、その分の世話が多くなるし、仕事との両立に問題になると思いました。」とロバートは語ります。「また、私達には小さな居間しかありません。」”ジャックラッセル”は、今後どのような問題を招くのでしょうか?ロバートには、考えもつかないでしょう。
徐々に大きく‥
案の定、スーのついた小さな嘘は、徐々に姿を現し始めました。ヨギベアは、大きく成長するまで、たった数ヶ月しかかからなかったのです。ヨギベアは、たった数ヶ月で大人のジャックラッセルの大きさをはるかに超えていました。さぁ、この犬に隠された問題何でしょうか?
ロバートは、この時から何か疑わしいと思い始めたのです。この犬のサイズからして、彼は、妻に騙されたかもしれないと思いました。スーは、ちょっと些細な嘘って、子犬を家族に向かい入れるときに言ったでしょ?
どでかい図体
そう、ヨギベアが家に収まるのに困難なサイズに成長するまで、そう長い時間はかかりませんでした。あの小さな子犬からは想像できないほど、彼の成長には驚かされました。ましてや、ジャックラッセルを飼っていると思って世話している彼には、かなりの衝撃を与えたでしょう。
「ヨギベアは生後5ヶ月になる前にすでに、公園で出くわすどの犬よりも大きかったのです。」とロバートは話します。そして更に、「彼はこの大きな舌を口から出しながら、野球バットのような尻尾をいつも振っていたのです。」と付け加えました。
対決
良好な夫婦関係を保つには、本当はしたくないことも時には乗り越えなくてはいけません。同じ建物の中に住んでいて、それを無視することはできません。ロバートは、彼の唯一の条件をスーが守ってくれなかったことに対し、立ち向かうことにしたのです。
「この村に住んでいるどの犬よりも、このクマちゃんが大きいと気付いてから、君の嘘は明らかだよ。」スーは、「じゃあ、"ゲーム"は終了ね。」と言いました。そこから、この犬の隠された真実と、これから対応しなければいけないこと全てを彼女は夫に話しました。
ボストングレートデーンだった!
そう、ヨギベアはジャックラッセルからは程遠い犬種でした。それは、日が経つに連れて明らかになっていきました。そう、ヨギベアとは本当は、ボストングレートデーンという犬種だったのです。
この2種は、全く違う犬です!このボストングレートデーンという犬種は、成長すると約70 Kgほどに成長することもあります。これは、普通の成人男性の体重と同じです。彼らのリビングルームは、もしヨギベアが成犬まで成長しきったら、おそらく小さすぎてヨギベアが目覚めるのに、不快な思いをさせてしまうでしょう。
ロバートの思いの変化
ご想像通り、妻が夫に嘘をついた結果が必ずしも、ハッピーエンドになるとは限りません。ロバートは、イライラだけでは済まない怒りを抱えていました。しかしながら、彼は、ダメージは既にうけていて、だからと言ってそれをどうにか元に戻すことはできないのがわかっていました。
彼は、もうこのヨギベアと一緒になってしまったのです。その時点で、これからどうやってこの犬を管理するか考え出さなければならず、それから自分の妻に怒る必要がありました。しかし、スーに犬を追い払うように説得したところで、そんなことできる方法がないことをロバートもわかっていたのです。
このワンコの問題?
「彼はとても優秀な犬です。」とロバートは言いました。更に、「とても多くのキャラクターを持ち合わせています。だからこそ、多くの人は、この犬をあまり好まなかったり、この犬を躾けることが難しいと感じるのかもしれません。」と付け加えました。確かに、この種の犬をあまり飼いたくない人の多くは、この感情のコントロールに振り回されるのを嫌うのかもしれません。
しかし、ただ躾が難しいという理由や、彼のこの賢さを管理するのが難しいという理由だけで、この家族に大きな問題を引き起こすわけではありません。
散歩にも大仕事
あなたは、10歳のヨギベアがどれだけ重くなるか想像できますか?なんと、10歳になった時点で、90Kgを超えていたのです。大きさだけで言ったら、プロのアスリート何人かを合わせた体重よりずっと重いです。
ヨギベアのサイズがかなり大きい為、ロバートは自由に遊べるように3つの複数の広場を用意しなければなりませんでした。また、ヨギベアが十分な運動ができるように、その土地は広い必要がありました。ヨギベアの為に多くのことをしてあげなければなりませんでした。
相撲部屋のような食事
そう、ヨギベアは巨大なのです!巨大犬を飼うのは、費用もそれほど安いものではありません。まず、普通の犬がどれくらい食べるか考えて、それを3倍にしなければなりませんでした。
ヨギベアは、毎月237ドル以上のドッグフードを食べました。そして、この量は、健康かどうかを知るためのバロメーターともなりました。時々、スーとロバートは、生の卵と調理したソーセージを与えました。生の卵は、好き嫌いが別れる味ですが、ソーセージは、ヨギベアも大好きな味だったに違いありません。
おっきな犬、ここに健在
もし、あなたがヨギベアの身長を推測するとしたならばどれくらいだと思いますか?私たちは、既に彼の体重については触れました。そこからうまく計算すればじゅうぶん予測できるでしょう。さぁ、あなたは本当の数字を知る準備はできていますか?
ヨギベアは、約203cmあり通常の犬用ベッドには、とてもじゃないですが納まりませんでした。この夫婦は、このニーズを満たす為にヨギベアの専用の長椅子を買わなければなりませんでした。外が寒くなると、馬用のコートを防寒用に使用しました。
自分は人間だと思っている
ペット自身が、自分は家族の一員であることに気付いた瞬間は、とても嬉しいものです。その段階の前は、その場所に慣れようと全ての物を嗅いでまわります。しかし、この段階の様子もとても楽しい過程だと言えます。
ヨギベアは成長して、すぐに自分は家族の一員であることを自覚しました。「彼は、自分のことを人間だと思っています。」とスーは説明しました。「彼は、自分のソファに座り、私達と一緒にテレビを見ます。」しかし、彼がソファに横たわるには、多くのスペースが必要です。
見た目で判断しないで
ヨギベアは、そのサイズから彼の全てを判断して欲しくない犬の種類の一つです。あなたも「人を見た目で判断してはいけない」という言葉を知っているでしょう。しかし、彼の巨大なうんちからは、判断してもいいかもしれません。
たとえヨギベアは、巨大サイズでも彼はとても愛情深く、親切でした。スーとロバートは、彼のことを「優しい巨人」と呼びました。彼は、この夫婦が思っていたよりも多くのスペースを必要としましたが、出会った人全てに優しい犬でした。
特別な友達
彼ら夫婦が、ヨギベアのことを優しい巨人であると言った時、ロバートとスーは、ある出来事を思い出していました。それは、スーが野良猫を連れて帰って、トフィーと命名した時のことです。猫と犬は、普通あまり相性がよくないのですが、この二人は違いました。
「彼らは、いい友達関係だ」とスーは言いました。「トフィーは、いつも彼を追いかけています。そしてヨギベアもそれを受け入れ、喜んで頭の上で優しくなめてあげています。ヨギベアは、トフィーを自分のペットだと思っているようです。」
みんな大好きヨギベア!
ヨギベアは、とても人望のあるペットです。スー、ロバート、そしてトフィーも彼を高く評価しただけでなく、近所に住んでる人もみんな彼のことが大好きでした。彼が散歩に出かけるとき、いつも周りにはたくさんの子供達が集まってきます。
彼は、全ての注目を集めたのです。スーが彼の大きさを秘密にする為に、ついた嘘によって、最初は怒りを露わにしたロバートですが、今となっては、どんなに高いお金を積まれても、きっとこの犬を売ったりしないでしょう。ロバートにとって、ヨギベアは、真の男友達なのです。