衝撃!減量リアリティ番組参加者たちの減量記録
NBCの『ビゲスト・ルーザー/最大の負け犬(原題:Biggest Loser)』、ABCの『エクストリーム・ウエイト・ロス/究極減量(原題:Extreme Weight Loss)』、TLCの『マイ・600LB・ライフ/私の272キロ生活(原題:My 600-lb Life)』など、減量をテーマにしたリアリティ番組はたくさん存在します。番組終了後に体重がリバウンドしてしまう参加者がいる一方、中には引き続き減量に成功している人もいます。肥満気味の10代をサポートする活動をしたり、減量コーチに転身したり…。今回は、「減量のためのモチベーションが欲しい」という方必見の成功例をご紹介していきましょう。
体脂肪60%減のレイチェル・フレデリックソン
2014年の『ビゲスト・ルーザー/最大の負け犬(原題:Biggest Loser)』のシーズン14の勝者のレイチェル・フレデリックソン。118キロから48キロの減量に成功し、元の体重の60%を落としました。ただ不健康なBMIにまで落としてしまったことで、減量後には非難を浴びせられてしまいます。
番組参加後は、9キロ増量して健康的な体重を維持しています。「人生を取り戻すために参加したの」と『トゥデイ』に話すフレデリックソン。「毎日一生懸命努力して体の燃料となる食事を自分で用意したら、達成できると感じたわ…諦めさせようとする声を耳にするのはつらかったけど、絶対あきらめないと心に決めていたの」
肥満気味の10代に手を差し伸べるパトリック・ハウス
2010年の『ビゲスト・ルーザー』シーズン開始時のパトリック・ハウスの体重は181キロ。188センチの身長からしても肥満気味です。番組では、元の体重の45%にあたる82キロの減量に成功しました。番組終了後も努力を続け、2017年までには10キロマラソンへの参加を果たしています。
「本当に人生を救われたよ」と『サンヘラルド』に話すハウス。「運動が人にどれだけの変化を起こすかを知ったんだ」。現在、エクササイズの楽しみを伝えるべく、肥満気味の10代をサポートする活動をしています。また、自分の経験を共有した『アズ・ビッグ・アズ・ア・ハウス』という本を出版しました。
減量して自信に満ち溢れるミラ・クラーク
『マイ・600LB・ライフ/私の272キロ生活(原題:My 600-lb Life)』のシーズン4に出演したミラ・クラークは、番組内最大の成功例の1人です。番組参加スタート時の体重は340キロ。彼女を特集した近況報告エピソードでは、ダイエットと余分な皮膚の除去手術によって70キロまで体重を落としたことを明かしました。つまり単純計算で270キロ減!
クラークは、今では世間の体重に関する認識をあまり気にしなくなったそうです。2019年には次のように話しています。「世間はスリーサイズは91、60、91って言うけど、50歳で116、86、122だったら私は構わない。それにね、減量で死なずに済んだことは本当に神様のお陰だと思ってるの」
減量の師、オリビア・ワード
2011年の『ビゲスト・ルーザー』のシーズン11で優勝したオリビア・ワード。現在、『ドクター・ドリュー・ショー』で減量の師として出演しています。番組参加時は、身長177センチに対して体重118キロ。最終的には、60キロまでの減量に成功しました。
オリビアは、妹のハンナと共に体重と低い自尊心が原因で抱えていた精神的な問題にも取り組みました。「運動で脂肪を減らすだけの問題ではなかったの。そもそもこの体重になってしまった理由を突き止めるのには時間がかかったわ」。現在、ハンナと一緒にマイ・フィットピレーションという減量に特化した企業を運営しています。
インスタモデルに変身したアンバー・ラチディ
子供のころから肥満に悩まされていたアンバー・ラチディ。『マイ・600LB・ライフ』出演時の体重は299キロでした。自分のことを「ヤバくてキモイ怪獣」のように感じていて、変わりたいと思ったことが出演のきっかけです。5年後、181キロ以上の減量に成功しました。
ラチディは減量の旅路の過程で、インスタ有名人となります。現在はプラスサイズモデルとして、自分のワークアウト法やエディブルガーデンをシェアして、フォロワーに健康でいることの重要性を呼び掛けています。「私は『かなり』太ってたの。でも今は普通のぽっちゃりよ」とインスタにはジョーク交じりの自己紹介が記載されています。
減量コーチとなったブルース・ピッチャー
2014年に『エクストリーム・ウエイト・ロス/究極減量(原題:Extreme Weight Loss)』に参加した時のブルース・ピッチャーの体重は186キロ。『ピープル』誌のインタビューでは、番組に出演できたことは「奇跡のようだった」と話しています。現在は毎日1~2時間をジムで過ごし、マクロ食事法を実践しています。合計で91キロの減量に成功しました。
「(減量前は)一貫性がまるでなかった。自分のことなんか一切気にしてなかったんだ。今は自分とした約束を守ってるよ…ほとんどは精神的なものだね」。現在は、モチベーショナルスピーカー、トレーナー、減量コーチとして活躍しています。
136キロ以上減量したサラ・二ーリー
『マイ・600LB・ライフ』出演時のサラ・二ーリーの体重は291キロ。近況報告エピソードでは、117キロ以上減量したことを明かしました。さらに2年後、合計で136キロの減量に成功しています。また、禁酒にも成功したそうです。
インスタでは改善した現在の生活の様子を報告しています。以前は体重が原因で妊娠することすらできなかった二ーリーですが、2020年後半には娘を出産。現在は自分のSNSを利用して、減量だけでなく依存症からの脱却方法を共有しています。
減量後に結婚したマット&スージー・フーバー
『ビゲスト・ルーザー』のシーズン2の共演者同士であるマットとスージー。シーズン2では、元々154キロあったマットが71キロ減量して優勝しました。43キロ減量(122キロ→79キロ)したスージーは第2位でシーズンを終えています。何がすごいというと…この2人、現在は夫婦なんです!
番組終了後も連絡を取り合って、体重を維持するためにお互いを高めあっていたという2人。一緒に1日6回に分けた小さな食事をとり、厳しいエクササイズルーティーンに従っています。2人は「ボディ・エボルーション」と呼ばれるこのシステムを確立し、ネット上で共有しています。
『ビゲスト・ルーザー』最大の体重を誇る参加者は現在ムキムキに
『ビゲスト・ルーザー』スタート時には史上最も重い参加者だったのマイケル・ベントレッタ。238キロからスタートし、終了時には118キロまで落としました。ベントレッタは当時、「人生をちゃんと生きてるって気がするよ」と『シカゴ・マガジン』に話しています。
番組終了後は131キロまで体重が増加してしまったベントレッタ。しかし、これは数字を気にするのではなく筋肉増強にフォーカスしていることが理由です。「欲望よりもニーズに意識を向けるようにしたんだ」。現在は、モチベーショナルスピーカー、エクササイズトレーナーとして活躍しています。
食事法を徹底的に精査したサラ・マーフィー
2013年に『エクストリーム・ウエイト・ロス』に出演したサラ・マーフィーは、元の体重の半分の減量に成功。身長134センチで111キロだった彼女は、歩くことすらままならない状態でした。そんな彼女はホノルルでフルマラソンに参加するという目標を打ち立てます。週5日の4時間のトレーニングを積み重ね、最終的には目標達成に成功しました!
「昔は1日3,000カロリーを消費していたわ。ファストフード、加工冷凍食品なんかを食べていたの」と『GCU』に話すマーフィー。「今では1日1,200カロリーを摂取してるわ。1日に5回、新鮮な野菜、健康な炭水化物と脂質を摂取するのよ」。現在は健康的な49キロをマークしています。
減量して夢の仕事を手にしたオリビア・クルス
262キロを記録していたオリビア・クルスは『マイ・600LB・ライフ』への参加を決意します。当時は母親の家の地下に暮らし、1人でシャワーを浴びることもままならない状況でした。番組参加後は約181キロを落として、夢の90キロ代を実現します。
クルスによれば、健康上の理由から90キロ以上の減量にはかなり苦戦したそうです。しかし、減量したことで夢の仕事を手にして、2年後にはチーフポジションまで上り詰めました。「夢はもうただの希望ではないということはとてもうれしいことです」。
許しを学んだジャッキー・ロドリゲス
『エクストリーム・ウエイト・ロス』に出演したジャッキー・ロドリゲスの体重は、当時120キロ。ベビーシッターの揺さぶられっ子症候群で息子を亡くした悲しみが体重増加のきっかけでした。そんな彼女は、オリンピック水泳選手のエイミー・ヴァン・ダイケンの力を借りて、1年後には65キロまでの減量に成功します!
さらに、「ベビーシッターを許す」という辛いプロセスを乗り越えました。「許しは私の減量にとっての本当の鍵だったと思うわ。減量は内から始まるの。自分のコンフォートゾーンを出て過去に対峙した時、肉体的にも精神的にも軽くなれるのよ」。
番組終了後も減量し続けたアン・ジャネット・ホエイリー
2019年、『マイ・600LB・ライフ』参加時には307キロという体重をマークしていたアン・ジャネット・ホエイリー。番組内では最終的に124キロを落として、183キロにまで減量しました。その後もホエイリーを追い続けたファンによれば、なんと番組終了後にさらに68キロの減量に成功したそうです!
現在115キロのアン・ジャネット・ホエイリーは、インスタに自分の写真と一緒に成功の記録と人生の困難の乗り越え方を投稿しています。現時点ではSNSアカウントはプライベート設定になっていますが、過去の投稿では番組で紹介されていた怒りっぽい彼女のエリカと別れて、生活が改善した様子が明かされています。
ついに子供を作ることができたジャクリーン・マッコイ
『エクストリーム・ウエイト・ロス』のシーズン2に出演したジャクリーン・マッコイの当時の体重は165キロ。肥満と多嚢胞性卵巣症候群から、子供を持つことができないのではと恐れていました。番組参加後は、食事とエクササイズによって67キロまで減量しています。
「いつか子供を持つという夢が私のモチベーションになったのよ」と話すマッコイ。「たくさんの実験、失敗、精神的な努力をしたわ。しばらくしてからは栄養と運動に注意するようにして、(数字を無視することで)健康な体重を維持できたの」。現在3人の娘の母であるマッコイは、Shakleeとタッグを組んで健康な体重を促進する活動をしています。
様々な困難を乗り越えて成功を収めたハンナ・マイヤーズ
妊娠するには136キロという体重は肥満すぎるということを理解していたハンナ・マイヤーズ。それでも家族を作りたかった彼女は、『エクストリーム・ウエイト・ロス』への参加を決意します。1年後、170センチの彼女は79キロの減量に成功し、元の体重のほぼ半分の体重を実現しました。
しかし、彼女の旅路は楽なものではありませんでした。ブートキャンプ半ばで脚を骨折。自宅に帰宅したことで、劣悪な食事習慣に戻ってしまいます。しかし、それでも諦めずに持ち直し減量に成功しました。成功のカギは「1日に5回、健康な少なめの食事をすること」、と『ウィメンズ・ヘルス』に話しています。
『ビゲスト・ルーザー』出演後に健康な体重を維持した秘訣
『ビゲスト・ルーザー』のシーズン7に出演したヘレン・フィリップスは、参加者の中で最年長。誰にも期待されないスタートでしたが、まさかの大逆転!49歳の彼女は63キロ減量し、元の体重の54%の体重を実現しました。
番組終了後は、合理的な食事法とエクササイズのルーティーンを確立することに苦労したそうです。「新鮮な食事を心がけたわ。木や庭で育った無加工食品に加えて、鶏肉、魚、赤身なんかを食べるようにしたの」と家族との食生活に関して話しています。現在、フィリップスは児童の肥満に終止符を打つために活動する非営利団体で活動しています。
317キロの自分とおさらばしたクリスティーナ・フィリップス
22歳のクリスティーナ・フィリップスの当時の体重は、なんと317キロ。そんな人生を変えようと、『マイ・600LB・ライフ』への出演を決意します。ドクター・ナウの厳しい食事制限によって、121キロの減量に成功。2015年の近況報告エピソードでは、83キロまで減量したことを明かしています。
「人生のちょっとしたことが楽しく感じられるようになったの。甥っ子を公園に連れて行ったり、ショッピングしたり、ドライブしたり」。フィリップスは地味な暮らしを心がけているようですが、SNSで時々健康状態をシェアしています。2019年には、5キロマラソンに挑戦したことを報告しました!
ジョン・ロード:負け犬からの転身
『ビゲスト・ルーザー』のシーズン12の勝者、ジョン・ロード。201キロから102キロまで落として、元の体重の49%を減量しました。優勝後には、「体重を落とすことはそれほど難しくない。本当の闘いは体重を維持し続けることだ」と話しています。
若干体重が減量してはしまったものの、ロードは健康的な体重を維持してきています。定期的にマラソンやクロスフィットを行っているそうです。またアメリカ中を渡り、己への疑念、目標設定、減量モチベーションなどについて話すクラウン・スピーカーとして活躍しています。
他の人に希望を与えるために減量したジェームズ・ジョーンズ
『マイ・600LB・ライフ』のシーズン2を視聴された方の中には、ジェームズ・ジョーンズを覚えてる方もいるかもしれません。出演時の体重は330キロ。エピソードの最後までには、159キロまでに体重を落としました。番組終了後も努力を怠らなかったジョーンの体重は、2020年時点で113キロを記録しています。
遺伝的に肥満の家系であるジョーンズですが、減量を固く決心をしていました。「他の人に希望を与えたくて番組に出演したんだ」と『スターカズム』に話しています。新しい仕事、新しいパートナーを手にして、自信もついたというジョーンズ。プライベート生活に関してはあまり公にしていませんが、今でも自分の経験談で人々をインスパイアたいと考えているようです。
現在減量トレーニングを指揮するビル・ジャーマナコス
『ビゲスト・ルーザー』のシーズン4の優勝者、ビル・ジャーマナコス。172センチの彼の当時の体重は151キロもありました。40歳で、心臓病と糖尿病のリスクがあると診断されます。これを受けて一念発起し、シーズンのエンディングまでには77キロまで体重を落としました。
ジャーマナコスの番組内でのモットーは、「2倍の男になるために、体重を半分に落とす」です。モチベーショナルスピーカーであるジャーマナコスですが、「毎日が戦いだよ」と認めています。絶え間ない努力の末、『ビゲスト・ルーザー』を去った現在も健康的な体重を維持し続けています。