バスに乗ってきた妊婦の女性に席を譲らなかった男性の理由に驚愕
公共交通機関では一般的に、お年寄りや妊婦、障害を持つ人たちが簡単に移動できるよう、優先席が設けられています。このような優先席が空いていないときには、若い人や健常者が女性や子ども、お年寄りに席を譲るのが社会的なマナーとして広く認識されています。
レディット(ソーシャルメディア)ユーザーでもある男性はある晩、仕事から帰宅途中に出くわした状況について投稿し、オンライン・コミュニティを賑わしました。
「妊婦に席を譲らなかった自分はヤなやつ?」
レディットユーザーの男性は、自身の家族にその晩のバスでの状況を話したところ、「お前が間違っている」と怒られたことを明かしています。おそらくそれに納得できなかった男性は、レディットの人気スレッド「r/自分はヤなやつ?」にこの問題を投げかけ、他の人の意見を求めることにしました。
投稿の件名は「妊婦に席を譲らなかった自分はヤなやつ?」というもので、そのときの状況を説明する彼に対し、オンライン・コミュニティではすぐに「ろくでなし」だという反応でコメント欄が埋め尽くされました。
事故で車が使えなくなり、バスを利用し始める
元々の投稿では、男性の車が最近事故で使えなくなってしまったために、バスを使って通勤しているのだと説明がありました。
そして、保険会社からの補償を待つ間、男性はどこに行くにも公共交通機関を使わなければならなくなったようでした。
バスの座席数、コロナウイルスのせいで制限されている
さらにはコロナウイルスのまん延により、公共交通機関でもソーシャルディスタンスを取るべく座席数が限られており、通勤はさらに困難となっていました。
バスの座席は人が座れないようにブロックされていたり、すっかり取り外されたりしていることから、最近では公共交通機関で座席を確保することも難しくなっているのです。
「帰宅までの間、バスで座って休める時間を心から大切にしているのです」
投稿では、男性が10時間シフトで立ち仕事をしていることについても説明されていました。バス停から家まではさらに20分ほど歩かなければならないこともあり、家路につくバスの中で最寄りのバス停に着く前の間、座って休めるのを楽しみにしているのです。
問題はある晩、「臨月に近い妊婦」がバスに乗ってきて、座席を探していたことから始まりました。
臨月に近い妊婦が乗ってきたとき、気づかないフリをした
「昨晩バスに乗っていたとき、出産間近と思われる女性が乗ってきました。座席を探しているようでしたが見つからないようでした。私は入口近くに座っていたので、彼女は私の横に立っていたのですが、席を譲ってほしそうな視線を送っていました。」
元々の投稿では、男性はその女性と目を合わせないようにしていたと述べています。「ヘッドホンを付けて、その女性に気づかないフリをしていました。でも、その女性が私に話しかけてきたので、無視することはできませんでした。」
男性、妊婦に席を譲るのを断る
妊婦の女性は、男性に席を譲ってほしいとお願いしてきました。そして、男性は「無理です。ずっと立ち仕事をして足が痛いんです。席を譲りたくありません。」と答えたと言います。
男性はこの時、失礼にならないように断ったと言うものの、女性は感情的になって泣きながら自分はシングルマザーになるんだと説明をし始めたのです。しかし、男性はそんな女性に同情するどころか、他の人にも聞こえる声で女性を叱責したと言います。
「彼女が車を買えないときに子どもを産む選択をしたのは、自分のせいではない」
「私は彼女に対して『申し訳ない』と言いました。でも、妊娠したのは彼女が自分の人生の中で妊娠することを選択した結果だし、だからといって他人が彼女に合わせて親切にするように強要できないでしょう。私たちは避妊や中絶が可能な国にいるんですよ。私に彼女の状況は関係ないと思います。車が買えないときに赤ちゃんを産む選択をしたのは彼女であって、私には関係ありませんからね。」
さて、このセリフからは、この男性が妊娠といったものがどういったものかについて無知であるにもかかわらず、自分の考えを正しいものと信じて話している様子が分かります。「妊娠を選択したのは彼女自身なのに、他人に合わせてもらおうとする(つまり、妊婦なのだから親切にしてほしいと強要すること)」という考えがすでに、自分は人生での選択に成功していると、上から目線で物を言っているかのようでした。
やり取りはエスカレート、さらに妊婦がこける
その日、バスに乗っていた年配の男性がその妊婦に気づき、席を譲らない男性を「ろくでなし」呼ばわりし、「だからミレニアル世代はダメなんだ」と言いながら、女性に座席を譲ろうとして席を立ちました。ただ、本記事を執筆するミレニアル世代の1人として、私はこの男性の考えには賛成しかねますが。
「老人が女性に譲ろうと席を立ったときでした。バスの運転手が何らかの理由で急ブレーキを踏んだんです。妊婦の女性と老人は2人ともよろけて倒れたんです。すると2人して、口汚く私を怒鳴り始めました。私はそっぽを向いて無視しました。」
「私だって疲れているのです。このパンデミックでみんな疲れています」
元々の投稿では、男性は自分は悪くないということを強調しています。「私は一日中立ち仕事をして、すごく疲れていたんです。」「どうして繫殖(妊娠していること)のせいで、他人の席まで譲ってもらえるはずだと思えるのかまったく理解できません。私だって疲れていたんです。このコロナ騒ぎでみんな疲れています。でも、これって自分がヤなやつになるパターンでしょうか?」
どうしてこのコメントにこんなに不愉快な気持ちになるのでしょう。多分、妊娠を「繫殖」と呼んで、何でもないことのように表しているからかもしれません。もしくは、結局のところ、この状況で自分に非はまったくないと、この男性が考えているからでしょうか。
レディットコミュニティ、この男性は「ろくでなし」と決める
コメントの中には、臨月に近い妊婦はバランス感覚が崩れてしまって、たとえ「妊娠することを選んだのはその女性」であったとしても、男性は「健常者であり、健康な人として、親切にすることを選択することもできた」と、指摘する人もいます。
さらにレディットユーザーらは、投稿者である男性が中絶や避妊について言及していることも問題だとしています。「それほど他人と関わり合いになりたくないのなら、バスを利用しなければいいのです。(男性は)自分が選んだ仕事のせいで足が痛いのだから、自家用車が常に利用できるようにすれば良かったんじゃないですか。」というユーザーもいます。
妊婦と年配者は、転倒のリスクが高い
コメントの中には核心をついたものもあります。「そもそも、妊婦や年配者に席を譲るのは、その人が妊婦や年配者だからではなくて、こうした人たちは転倒しやすく、万が一転倒した場合に酷いケガなどに繋がりやすいからなのです。」
「疲れているのは分かります。でも、疲れて足が痛いからといって、転倒したことで危険となるようなケガを負うリスクは、妊婦ほどではないでしょう。だから、社会的なマナーとして妊婦に席を譲ることになっているのです。あなたは『ヤなやつ』です。さらに言うなら、このことについて、こうやって文句を言っている時点で、『ろくでなし』です。」正にその通り!
背中のストレッチ…?
この男性が何の仕事をしているのかは分からないが、水から引き上げられて死んだ魚のように眠らせるほどの大変な仕事なのだろう。こんな姿勢で寝てしまっているために、次の日にはまるで第二次世界大戦で戦った後のように背中が痛むことうけあいだ。果たして痛み止めだって効くかどうか。
周りの人も、気の毒なこの男性を起こしてあげたらいいのに。まるで、直すのも億劫だからと倉庫にしまっている壊れた折りたたみイスのようだ。
高くついた昼寝
イタリアのヴェネツィアに来たならば、観光名所であるボートでの運河巡りは欠かせない。しかも、大切な人との旅行なら尚更だ!確かに、みんながみんな楽しめるほどお手頃な価格というわけでもないが、この写真の夫婦はどうやら存分にヴェネツィアを満喫しようとして高価なチケットを購入したようだ。
しかし問題は、なんと2人とも居眠りしてしまったことだ!昼寝にしては高くついてしまった。ボートでヴェネツィアの運河を優しく揺られながら巡るなんて、居眠りせずにはいられなかったのだろう。
友人同士が助け合って居眠り
これこそ、私たちが公共交通機関で見たい光景だ。厳しい状況で友人同士が助け合っている。この場合、背後の男性が友人の眠りを手伝っている。
幸いにも、2人は互いに助け合っているのだ。背後の男性は友人を抱えて、居眠りした友人が崩れ落ちてしまわないように助けてあげているが、背後の男性もまたウトウトしているのだ。この2人は互いに支え合っている。なんて美しい友情なのだろう。
職場での居眠り
この気の毒な男性が職場で居眠りしてしまうと、同僚らは彼の席に集まって、寝落ちた男性と一緒に集合写真を撮ることにしたようだ。おそらく、この男性が目を覚ます頃には誰もおらず、何が起こったかなど一切知る由もないだろう。
もし同僚のみんなが、このいたずらをさらにレベルアップさせたいのであれば、撮った写真を男性のパソコンの背景画像に設定することもできるだろう。しかしまじめな話、誰かこの男性の脈でも測ってみただろうか?ちょっと顔が青白いんだけど…。
殺人現場?!
この女性の寝相はまるで、殺人現場で警察が体の周りに引くチョークの線の形そのものだ。あらゆる関節がバラバラの方向に向いて、難しそうな体勢だ。
この写真を見るまで、人間の体がこんな風に曲がることも知らなかった。この女性の体が柔らかいのか、いつもこんな風にして寝ているのだと思いたい。というのも、もしそうでなければ、起きた後に関節や筋を違えた痛みで車いすやマッサージが必要になるだろうから。
昼寝レベル:達人クラス
人が最も疲れるとき、それは仕事中かもしれない。仕事そのものが疲れるというのもあるだろうが、それよりも、職場にいたくないから疲れてしまう、というのもあるかもしれない。
この男性は、職場に秘密基地のようなものを作り、ちょっと疲れを感じたときに昼寝ができるようにしている!ここは同僚みんなの秘密基地にしているのだろうか。自分だけの秘密基地にするにはちょっと自分勝手すぎるようだ。仲間なら分かち合いが大切だ。
眠ってバレエ
これはどうだろう?この眠っている男性、まるで愛の矢を持つキューピッドのように見えやしないだろうか?必要なのはそう、羽とオムツ、弓矢だ。それさえあれば、完璧なキューピッドになれる。
果たしていつもこんな格好で寝ているのだろうか?それともソファで居眠りすることに慣れていないだけなのだろうか?家族はこの写真を保存しておいて、彼がいつか紹介しようと彼女を家に連れてきたときにでも見せるといい。こうすることで、彼女がこれから直面する問題が何なのか分かるだろう。
魂抜けてる?
まったく、どうしてこうやって寝るのがいいアイデアだと思ったのだろうか?ぶら下がって寝るよりも他に良い方法はあっただろうに。床もあれば、壁もあり、枕にするのにピッタリのバックパックまであるのだから。
誰か、この男性がこうやってぶら下がったまま窒息してしまう前に起こしてあげた方がいい。この様子を見た人々は、この人が大丈夫かどうか確認することなく、通り過ぎているのだろうか。
体が入ったのだから、座って寝る
この男性は「体が入るなら座る(ネコがよく小さな隙間や入れ物に入りこむ様子を表したフレーズ)」レベルを超え、もはや「体が入るなら座って眠る」というところまできている。少なくとも狭苦しいバスの座席で人間プレッツェルのようになっても、快適そうに眠っている。
何ともすごい寝かただが、この男性はくたびれきっていたに違いない。そこでえいやっとばかりにスキニージーンズで動きにくいにもかかわらず、丸まって寝ることにしたのだろう。いやはや脱帽するばかりだ。
こうやって寝る気分じゃない?
さて、この独創的な寝かたをする気分ではないというなら、一体どういった寝かたであればいいのだろうか。だって、考えてもみよう。そこにチェーンのフェンスがあるのだから、汚い地面の上で寝るよりはよっぽどいいだろう。
でも、これを自分達でやってみることはできそうもない。ちょっと申し訳ないが、どうやったら居心地よく寝れるのだろうか?それだけじゃない。一体どうやってバランスを保っているのだろう?重心を保つスキルがあるか、フェンスの上に実は浮いているのが写真では見えないだけとか?いずれにしても、普通ではないパワーを感じる。
公共の場で居眠り:背の高い人の場合
小さなドア枠に頭をぶつけないようにしたり、狭いクルマに頭をかがめて乗ろうとしたり、もしくは公共の場で居眠りしようとするときもだろうか。とにかく背の高い人はさまざまな場所で適応しなければならない。たとえば、ほら、この写真の男性。あたりをウロウロしながら待つのにくたびれて、ベンチで待つことにしたようだ。
残念ながら、このベンチは男性の背丈の半分ほどしかない。そのため、横になっても、普通の人間用のベンチに巨人がくつろごうとしているようにしか見えない。それこそジャックと豆の木みたいに。
お金が出てくる夢でも見ているのかも
疲れたときには誰しも眠りたい。でもそれは家や、必要であればそれが公共交通機関であったりもする。一方で、この男性は奇妙な場所、そう駅の切符売り場で寝ることにしたようだ。
切符売り場で寝れば、旅行でもできると思ったのだろうか。もしくは、お金が出てくるとでも思ったのだろうか!この男性を見つけて、ここで寝たことで夢が叶ったのかどうか聞いてみたい。
道路の裂け目、抱き枕のよう
道路のひび割れってちょうどいいよね。裂け目にすっぽりと体は入るし、道路自体が抱き枕のようで。もちろん、ふわふわで柔らかい抱き枕とは比べものにならないかもしれないが、なんというか、抱き枕の役割は果たしている。
ただ、この女性が目を覚ましたときに、裂け目から出られなくなったりしませんように!皆さん、奇妙な場所で居眠りするときには、必ず安全の確保を!
においフェチ?
この手すり棒、一体何のニオイがするというのだろう。そして、この男性は一体どうやったらこんな風になってしまったのだろう。手すり棒を嗅いでみたらベリー類の甘い匂いでもしたのだろうか。そしてその匂いを嗅いでいるうちに眠りに落ちてしまったとか?
いずれにせよ、鼻の穴ばかりか、口まで大きく開き、虫が飛んで入れそうだ。家に帰ったらすぐにでもシャワーを浴びて、顔の周りをきれいに洗った方がいい。