50万円のチップをもらって、レストランを解雇された女性に起こった信じられない事件
主に北米では、レストランで食事をしたときにサーブしてくれた方へのチップは、当たり前の習慣となっています。
アーカンソー州でも、サーバーに多くのチップを渡すのは、とても良いことだと考えています。ところが、そのチップが原因で仕事をなくしてしまった女性もいます。果たして何があったのでしょうか?
不動産関連企業のオーナーであるグラント・ワイスさん
グラント・ワイスさんは、自信の経営する不動産会社の経営者であり、創設者でもあります。
彼の会社は成功して大きくなり、グラントさんも成功者となったわけです。
1万2千円のディナーを
会社のイベントで、グラントさんは、"1万2千円のディナー"を催しました。
ディナーに参加した人すべてが、ひとり1万2千円を提供し、サーバーにチップを施しました。ワイスさんは、自分の担当だった一人をテーブルに呼び、そこでこのディナーの主旨を説明しました。
彼女のためのお金
ワイスさんは、スピーチの半分あたりで、サーバーであるライアン・ブラントさんに50万円のお金が集まったことを伝えました。
そのお金は、その夜、サーバーとして担当した二人に分け与えられました。
感極まって
ブラントさんは、すぐに感極まって、そのまま泣き崩れてしまいました。
レストランは、握手喝采で溢れました。確かに一夜で稼ぐには有り余る大金ですよね。
そのお金は彼女のもの
ブラントさんは、そのお金をその場で受け取り、もう一人のサーバーと分けるように言われました。
ブラントさんは、すぐにそのお金で学生ローンの返金ができると思ったのです。
レストランに解雇される
そんな幸運も、シフトマネージャーの"すべてのサーバーたちとシェアするように"という一言で、一気に消え失せてしまいました。
ブラントさんは、チップに関する規約違反であるという理由で解雇されたことを、ワイスさんに伝えたのです。
GoFundMeページを開設
ワイスさんは、ブラントさんが解雇されたという話が信じられなかったのです。
ワイスさんは、ブラントさんが次の仕事を見つけて、自立できるまでの生活を支援するためにGoFundMeを設立したのです。
恩返しをする
インターネットでの反響は大きく、ブラントさんへの寄付はすぐに90万円ほどになりました。
GofundMeは、そのまま継続され、90万円以上集まったお金はそのまま次の1万2千円ディナーへと使われることになりました。
ホームレスに余ったドーナツを上げた十代の子が、仕事を解雇される
この話は、TikTokから始まりました。
多くの人が、自分の普段の仕事風景を紹介しています。ブライアンさんも、バイトをしているダンキンドーナツでの一日の終わりを動画にして載せたのです。
その動画が問題に
ブライアンさんは、毎日の終わりに捨てるドーナツ作業をあまりよく思っていませんでした。
また、残ったコーヒーもティーもすべて破棄することも動画に載せていました。
すごい量の残り物
ブライアンさんも、できれば残り物を処理したかったのですが、ひとりでできる消費はたいしたものではなかったのです。
多くの人がこれに共感し、どうにかしないといけないと思ったのです。
多くの人が、無料提供に賛同
多くの人が、ブライアンさんの動画にコメントを残してくれ、皆、その残り物を箱に詰めて、無料で喜んで食べる人たちに提供すればいいとアドバイスしたのです。
何の問題もない残り物を、どうしてすべて捨てないといけないのでしょうか?
いざ行動に
ある夜、ブライアンさんは、二つの大きな袋を動画に撮りました。その一つには、"お仕事お疲れ様です"。そしてもう一つは、“良いことがありますように”と書かれていました。
ブライアンさんは、一つを地元の消防署へと持っていき、もう一つを、援助の必要なホームレスの所へ持っていったのです。
誰しも良いことだとは思わなかったようです
すぐに、ブライアンさんは、"残り物を袋に詰めて、無料提供したことは間違いだった”と、驚きの動画をTikTokに投稿しました。
チェーンストアは、ブライアンさんのしたことを良く思っていなかったのです。
納得できない
ブライアンさんは、ダンキンドーナツのこの判断は間違っていると動画で反論しました。
大企業が人々のことを気にしない、会社ができることをしないのはおかしい、と感じたのです。
ダンキンは、むしろ地元のコミュニティーに貢献することを推奨している
実際の所、ダンキンドーナツは、ブライアンさんがしたようなことを推奨していて、その判断は、地元の店のオーナーにゆだねられていたのです。つまり、それはブライアンの働いていたダンキンドーナツだけの話だったのです。それでも不満は改善されていませんが。
地元のコミュニティーに貢献したにもかかわらず、ブライアンさんは解雇されたのは問題ないのでしょうか?
ブライアンさんを支援する運動が始まる
多くの人が、ブライアンさんが、次の仕事を見つけて自立できるまで支援しようと動き出しました。
でも、ブライアンさんの性格上、自分のために集まった援助金を、もっとなにか良いことに使いたかったのです。
ブライアンさんは、ヘルスケアで働く人たちにドーナツを提供
心配しないで。このドーナツはダンキンドーナツのものじゃないから。
このおいしそうなドーナツは、クリスピー・クリームで買ったもので、ブライアンさんも含め、多くの人が大好きなドーナツなのです。
この話がツイッターでも話題に
この話は、TikTokだけには留まりませんでした。
ツイッターのひとりが、この話は、多くの人が知るべきで、TikTokを見ていない人にも教えるべきだと考えたのです。
多くの人が、いろんなところで起こっていると感じていたのです
多くの人が、同じような境遇にいて、これは食べ物以外の場所でも起こっているとコメントしたのです。
衛生用品や衣類なども破棄されているという話が広まったのです。
多くの人が、会社のルールはおかしいと感じていたのです
これは多くのチェーンストアで起こっていて、一日の終わりには、いろいろ商品が安くなっていますよね。
どちらにせよ、残ったものは捨てるので、どうしてそれを支援の必要な人たちに提供しないんでしょうか?
中には頼めば無料提供してくれる店もあるのです
多くの人が、"不具合品"をくれる所もあるという話をしてくれました。不具合品は味に問題はないものの、商品として売れる形ではないだけのことなのです。
もし欲しいという人にあげることができるんなら、どうして自ら無料提供しないんでしょうか?
企業は訴えられたくないのです
会社やフランチャイスの店で規定されている多くのルールは、起こりうる問題を事前に回避するためのものなのです。
もしくは、しなくてもいいことをしたくないからです。
企業は責任を負いたくないのです
無料提供した食品で、もし食中毒になったり、アレルギーを起こすようなことになれば、医療費の負担や法的損害賠償にまで発展しかねないのです。
もっともだと思いませんか?
それが真実だとは言えない
あるツイッターのコメントによると、アメリカの法律では、企業を守る法律も整備されていて、無料提供された商品や食べ物が、正当な理由で提供され、食べ物も良い状態で提供されていれば、法的処罰は受けないとされているそうです。
そうであるなら、企業側も何の心配もなく無料提供できるんじゃないのか?
ちょっと古くて硬くなったドーナツで人は死なない
どれだけの人が、お店で買ったドーナツやマフィン、もしくコーヒーが古くて質の悪いものだったりした経験があるしょうか?
おそらく、一度や二度ではないでしょう。
すべての企業が悪いわけじゃない
幸運にも中には、一日の終わりに残り物を無料提供することを問題としない企業もあるというコメントもスレッドには残っています。悪いことばかりじゃないですよね。
中には、無視してやればいいという声も
コメントの中には、ブライアンさんが、わざわざそのことをオンラインで記録に残したこと自体が間違っているという意見もありました。もしそんなことをしなかったら、今でも見つかることなく、ずっとそういったことをできたはずだという意見もあったのです。
きっと無料提供しないことと、隠れて行うことの間に妥協点があるはずですよね。