全ては完璧になるために。バービー人形の恋人のケンになるために繰り返された整形手術
最近では、以前にも増して整形手術は、一般的になってきています。実際、2017年には米国だけで1,750万件以上の美容整形手術が行われました。しかし、ボトックスやプチ整形を選ぶ人が大半の一方で、ある一定の人々は極端な整形に走り、外観を完全に変換することに時間を費やします。そう、ロドリゴ・アルベスは後者です。
わずか35歳のアルベスは、過去20年をかけて自分が理想とする男性に変身してきました。彼は美容整形に100万ドル近くを費やし、バービー人形の恋人ケン、"人間のケン人形 "と呼ばれています。
完璧への道は簡単ではありません
772,000人以上のInstagramのフォロワーを持つアルベスの人生は非常にユニークなものとなっている 。しかし、彼の現在の名声は代償を払ってきた対価だ。彼は、生まれてから体形異常症と診断された。また、個人が自分の外見について考えるのを止めることができない精神疾患を患い、数え切れないほどの大規模な手術を受けるために、都度深刻な危険にさらされてきた。
しかし、彼の整形手術劇はまだ終わっていない。彼は、まだ変化することを諦めておらず、今後も多くの整形手術を計画しているのだ。ロドリゴ・アルベスのケン人形の完成までの道のりを見ていこう。
少年時代に辛い過去を持つ彼
ロドリゴ・アルベスは1983年7月30日、ブラジルのサンパウロで生まれた。彼は比較的普通の子供時代を過ごしていたが、思春期を迎えたときにそのすべてが変わった。10代の頃からホルモン機能障害に悩まされ、同世代の女性たちと同じペースで胸の組織が発達していったのだ。
アルベスは、胸が理由で常にいじめられていた。いじめがエスカレートするにつれ、同級生たちは、今度は彼の鼻をからかうようになった。サンオンラインのインタビューでは、「鼻が大きいという理由で、便器に顔を押し付けられた」と語っている。
彼は社会との繋がりを避けるようになった
当然のことながら、いじめはアルベスの自尊心を傷つけた。彼は同級生たちから孤立していると感じ、あらゆる社会的繋がりを避けるようになった。その結果、彼は深刻な鬱の症状に陥った。
"誰も私と友達になりたいと思っていなかったので、私は一人で過ごした "とアルベスは、Sun Onlineに語った。"ボディイメージと人見知りが気になって、私は社会との関わりを避けていました"
彼は17歳で初めての整形手術を受けた
アルベスがちょうど17歳の時、彼は初めての整形手術を受けた。この手術は、胸から余分な組織を切除するもので、費用は約3,000ドルでした。アルベスはその結果にとても満足していたので、そこから少しずつ整形手術も検討し始めた。
この時の彼はまだ知らなかったが、これがきっかけでこの先何十年にもわたる整形手術や美容整形手術への中毒が始まったのだった。
その後すぐに鼻を変えた
アルベスが次の整形手術を目論むようになるまでには、それほど時間はかからなかった。19歳の時、彼は数ある整形手術の中、鼻の整形をした。
残念なことに、鼻を整形しても自分の胸の手術の時のように、その結果には満足できなかった。彼は自分の新しい顔の不完全さを一つ一つ指摘せずにはいられなかったのだ。そして、病院からの足ですぐに彼は別の形成外科医のに向かっていた。
アルベスは、整形をせずにはいられなかった
アルベスは、新しく手に入れた鼻は前より少し改善されたと思っていたが、更に良いものがあると思っていた。そこで彼は再び形成外科医のもとへ行き、2回目の鼻の手術を受けた。その後、3回目、4回目、5回目と鼻の手術を受けることになる。彼は手術をする度に、何かしら不満な点を見つけるのだ。
彼の整形への意欲は、鼻だけに留まらなかった。アルベスは、ボトックスやフィラー、アイリフト、ネックリフトなど、様々な整形手術や美容整形を受けていった。この写真では、彼の顔が以前と全く違った表情になっているのがよくわかる。
バービー人形の恋人 ケンのようになることを決意
アルベスは手術を受け続け、その手術方法はますます過激になっていった。彼は人間版のケン人形のようになりたいと宣言し、その目標を達成するためには何でもすると明言した。
20代後半になると、アルベスはあごのラインをよりシャープに、よりはっきりとした外観にするために脂肪吸引を受けた。更に、耳にはかなりの痛みを伴う手術を行い、耳をわずかに後ろに固定することに成功した。2014年3月、彼は自身のインスタグラムにこの横並びの写真を投稿した。案の定、彼は日に日にケン人形の実物そっくりになっていったのだ。
つくりものの腹筋
アルベスの整形手術の中でも、腹部と大胸筋のインプラントは、おそらく最も衝撃的な整形手術であると言えるだろう。実物のケン人形に変身するために、アルベスは、整形で6パックに割れた腹筋と力強い大胸筋を手に入れた。これはシリコンのインプラントで、全体で約32,000ドルの費用がかかりました。
腕に均等に筋肉を出す為、アルベスは腕にも外科的手術でシリコンのインプラントを挿入した。しかし、この手術は彼の腕が大きく見えるように成功したのだが、その後に感染症と麻痺の症状が残った。"一時は、私の腕の切断について医師たちが話していた、と彼はインタビューで語った。幸いにも、感染症からは回復し、腕にも感覚が戻ってきた。
更に顔のインプラントを
アルベスの顔は、多数の顔面インプラント、ボトックス、フィラーを受けていたが、更に驚くべき手術を彼は受けていた。それは、最初の2回の手術の結果に満足していなかったあごのインプラントの手術だ。彼はまた、高くなった頬骨とふっくらとした口元にするために、かなりの量のリフトを彼の頬と唇に注入した。
この頃から、彼の家族は、真剣に彼のことを心配し始めたのだ。
髪の毛の改革
アルベスは、整形手術のあまり魅力的ではない側面を含め、全てを彼のフォロワーに曝け出していた。2017年、この整形手術中毒者の彼は、ロサンゼルスで過酷な植毛を受けた。手術中、彼は血まみれになった髪の生え際の写真をソーシャルメディアに投稿した。
植毛には8時間かかり、これで59回目の施術だった。彼は、より女性らしく見えるように3000本の毛根を挿入した。彼はMail Onlineに「今のところの目的は、若く見せることです。私は自分が男性的に見えるとは思っていないし、新しい毛が生えてきたらもっと繊細な見た目になるだろう」と語っている。
彼の家族が介入した
アルベスがロンドンの大学に通っている間、彼は何度も整形手術を受けた。帰省して家族を訪ねてブラジルに行った時には、彼の本来の姿はほとんど分からなくなっていた。このショッキングな事態に、彼の家族はこの問題に介入することを決めたと言っている。
当然のことながら、彼を愛する人たちはアルベスの急速に変化する外見を心配し、精神科医に診てもらうように促した。アルベスは、大丈夫だと断言したが、家族を心配させないためにもこの提案に同意するしかなかった。
彼は身体醜形症と診断された
アルベスが20代後半の頃、彼は身体醜形症と診断された。精神的なこの障害は、極度に自分の外見を人と比べたり、気にしたりする症状が挙げられる。身体醜形症に苦しむ人は、常に他の人からの目や他人と比較し、社会的な繋がりを避け、自分を写真撮影したりして自尊心を保つ。
残念なことに、身体醜形症のための根本的な治療法はないが、障害に苦しむ多くの人は抗うつ剤で自分の感情をコントロールしている。
彼は間違った体に生まれてきたといった
身体醜形症と診断されているにもかかわらず、アルベスはこの事実を認めてはいなかった。彼は自身のトークショーで、「私は間違った体で生まれてきた」と語った。
その番組出演中、自分のルックスには満足しているものの、"老化していく自分を受け入れられない "と女性たちに語っていた。
鼻の整形手術にかかった費用は、彼の生涯年収にも値する
2016年、ロドリゴ・アルベスは6回目の鼻の手術を受けた。この時の彼は既に、鼻の整形手術の手順には慣れていたはずだが、この時は違っていた。アルベスは、重度の感染症にかかってしまい、呼吸ができなくなってしまったのだ。
この病状は想像以上に深刻だった。彼の体は彼の「新しい」鼻を拒絶し、壊死状態に陥り始めていたのだ。アルベスは、以前、感染症を感知させた病院に搬送された。彼らはアルベスに、鼻の整形手術をこれ以上続けるべきではないと警告した。
医者は鼻の整形手術について警告したが、それでも彼は続けた
鼻の手術の後、 医師は彼に次のように警告した。もし彼が再び鼻の手術を受けたら "黒くなって落ちる "と。 それでアルベスはどうしたのかって?もちろん、彼はまた鼻の手術を受けた。そうこれで正確には10回目の鼻の整形だ。
インスタグラムの投稿で、彼は以前の写真と共に最新の鼻の写真を投稿した。"私の誕生日月なので、豪華な7つ星を自分にプレゼントしました。四角いあごのインプラントを V字型になぜ変えたのって?だって、私にはそれだけの価値があるから”と文章を添えた。
ウエストを小さくするために4本の肋骨を切除
アルベスの整形手術の歴史は、私たちにとってはすでに衝撃的な内容だが、更に衝撃的な手術は、2017年の終わりに行われた。細いウエストラインのくびれを実現するために、アルベスは肋骨のうちの4本を切除したのだ。
アルベスはトークショー『This Morning』に出演し(肋骨を瓶に入れて持ってきて)、"息を吸ったりしても、ブレザーの位置が上下したりしないように、4本の肋骨を切除してもらった "と語った。「本当は肋骨を6本切除してもらいたかったが、それをしてくれる外科医が見つからなかった」と付け加えた。
200本の糸
完璧になるまでの道のりを率直に語ってきたアルベス。2019年1月、彼は特定の顔の処置についての警告を受けたとき、彼は再びファンに本音を語った。アルベスは自分の頬、目、鼻が垂れ下がっていることに気づき、フェイスリフトのために外科医に通っていることを話した。
しかし、その施術中に彼の医師が発見したものは衝撃的な事実だった。アルベスの顔の中には、約200本の糸と筋腫があったのだ。この糸と筋腫は、以前の顔の手術でできたものと考えられている。これにより、彼の皮膚を5センチ一緒に除去しなければならなかった。
彼は大きな手術を受ける時がくるかもしれない
アルベスは整形手術については熟知していたが、それでも受けたことのない大きな手術が一つだけあり強く志望していた。それは、「年を取ったら性転換手術を受けるかもしれない」というものだった。
あまり詳細は明かされていないが、「ケイトリン・ジェンナーがしたようなことをするつもりだ」とMail Onlineに語っている。50代後半になったら、たるんだ老人よりもセクシーな老婦人になりたい」と付け加えた。
彼にとっての完璧さは「対称性」だという。
アルベスは、おそらく自身の外観に100%満足することはないだろうが、彼にとって「完璧さ」が何を意味するかには、強い信念を持っている。”完璧さは、対称性を持っていることを私は指します。とインタビューで言った。"だから、輪郭の整った顔、肩幅の広い肩、無駄のないボディライン、突出した顎のライン、はっきりとした腹筋、そしてプロポーションのある胸が理想的”と。
手術中毒者は、完璧さが彼にとって何であるかを知っているかもしれませんが、自身の命あっての完璧さであることを忘れているようだ。
彼はもっと評価されてもいいと思っている
多くの人が、彼のこの整形にあまりいい顔をしないかもしれない。だからこそ、多くの有名人が、美容整形外科を訪れる際は、お忍びで到着したり、往診を手配している。だからこそ、著名人の整形疑惑をしっかりと断言することはできない。しかし、アルベスは違うのだ。
彼は、自身の整形手術にとてもオープンであり、何度もメスを加えられる恐怖に耐えていることに勇気づけられて欲しいという。そして、もっと私について評価してくれてもいいと語った。
テレビで蔑称的発言をし追放
2018年8月、アルベスはイギリスのリアリティ番組『セレブリティ・ビッグブラザー』のキャストにセレブなハウスメイトの一人として参加した。その中で恋愛相手の好みについて聞かれた時、ある人種に蔑称を使った。
番組のプロデューサーは、このことを強く批判し、最終的には警告を与えた。それは、もし彼がこのようなことを繰り返せば、世間から追い出されると言ったのだ。しかし、視聴者はこの処分の軽さに不満を持ち、アルベスに1000件以上の苦情が寄せられたという。そして、すぐに別の事件を引き起こし、番組から追放されてしまった。
他人には自分のような人生はおすすめしない
アルベスは、整形手術が彼の人生を良い方向に変えたと何度も言っている。しかし、35歳の彼は、自身が行った整形手術に関しては、誰にもお勧めしないようだ。
"私は、誰かがこの私の旅路をたどることをお勧めはしません。芸能人のビッグブラザーハウスに出演している間も合併症にかかったし、それは生易しいものではなかった”と答えている。しかし、他の人に害を与えない限り、人生の中で自分がなりたい自分になったり、やりたいことを何でもするという決断は、いつだって皆可能だ。
世界中に彼のファンがいる
アルベスのルックスは、世界的にとても注目を集めている。誰もが彼の外見を変えた選択を理解しているわけではないが、多くの人が全面的に支持しているのだ。アルベスのインスタグラムのフォロワー数は77万3,000人という驚異的な数だ。彼の投稿に寄せられたコメントを見てみると、何千人ものファンが彼を賞賛しているのがわかるだろう。
頻繁に旅行に出かけるアルベスは、どこに行っても注目を集める。この写真では、彼がデリーの観光地を訪れているときに、一緒に写真を撮りたいというファンのグループと一緒にポーズをとっているものだ。
彼は友人と5日間の「ボディブリッツ」に参加していた
たいていの友達がたむろするときは、食事に行ったり、お酒を飲みに行ったり、買い物に行ったりするだろう。しかし、アルベスと彼の友人たちは一緒に整形手術を受けるのが好きだ。アルベスと最も親しい友人の一人であるピクシー・フォックスは、2017年の初めにトルコに旅行し、一緒に一連の大規模な手術を受けた。フォックスはまた、多くの整形手術を受けていることでも知られている。
5日間の「ボディブリッツ」と表現されたものの中で、2人の仲間は一堂に会し、1週間足らずで2万ドル以上の美容整形手術を受けた。
彼にはボーイフレンドがいる
2018年後半、アルベスはジャンコモ・ミラノと交際していることを確認した。ミラノはイタリアの歌手で、整形外科医でもある。彼の母国では、有名人がよく行く形成外科医であることで知られている。アルベスにとってはwin-winの関係のようですね。
アルベスとミラノは公にパートナーシップを宣言しており、今後数ヶ月以内に一緒に音楽活動をする予定だと語った。2人は世界中で手をつないだり、キスをしたりしているところが目撃されている。