これからの季節に大切な免疫力を高めてくれる食品や裏ワザ
自身の健康を改善するには、数年を要することもあります。そのため、致命的な不調が出る前に手を打つことが大事です。幸い、私たちの体には免疫システムが備わっており、その力を強くすることで健康を保つ方法はたくさんあります。一度体の健康が失われると、そこからずっと体調不良が続くこともあります。しかし、免疫力を高めてくれる食べ物の中でも、みなさんにも好き嫌いはありますよね?ということで、みなさんが正しい情報を集められるよう、その分野のプロによって承認されてた情報を集めてみました。野菜、フルーツ、オイルなど、みなさんの免疫力を高めてくれるものをご紹介します。
免疫力を高めてくれる緑茶
気分が優れない時、多くの人がはちみつ入りの紅茶に手をのばします。これにはれっきとした理由があるのですが、特におすすめなのが緑茶。
マリッサ・マシュラームによれば、「緑茶の処理方法のお陰で、普通の紅茶に比べて特に緑茶には、没食子酸エピガロカテキンと呼ばれる特定の抗酸化物質がかなり含まれています。さらに、緑茶にはテアニンと呼ばれる脳にポジティブな影響を及ぼす成分が含まれており、これは免疫力も高めてくれます」
卵、卵、卵!
様々な食べ方があり、様々な食べ物に合わせられるため、朝食だけでなく1日中食べることができます。さらに、『マインド・ダイエット』の著者であるマギー・ムーンによれば、免疫システムに素晴らしいメリットがあります。
「卵は安定した便利な免疫向上ルテインを提供してくれる、数少ない台所の定番です。さらに、体の元々の体内異物免疫反応を高めてくれるカロテノイドです」。ルテインは、より多くの栄養を必要とする病気の時にたんぱく質の吸収を高めます。
どんな時も役立つターメリック
体調が悪い時に、ターメリックとショウガのショットを試したことはありますか?免疫力を高めるためにターメリックを組み込む方法はたくさんあります。
ジョン・ギルマー医師によれば、「ターメリックにはクルクミンと呼ばれる抗炎症成分が含まれており、これらは、T細胞と呼ばれる筆頭となる免疫系の戦闘細胞を活性化させます。」。味は変わっていますが、悪影響よりいい効果しかありません。
病気の発生を防ぐにんにく
にんにくが含まれているものを食べた後の息はかなり匂いますが、体にとってはよい選択肢です。バンパイアはこの匂いを嫌いますが、みなさんは血を吸うあの生き物とは違いますよね?ちょっと気分が優れないのであれば、にんにくを摂取しましょう。
「にんにくには、アリインを免疫機能を高めて一般的な風邪やインフルエンザを防止してくれる有機硫黄化合物のアリシンに変換する、アリナーゼが含まれています」、と栄養士のガブリエル・ガーツは話します。だからバンパイアっていつも病気っぽいんですかね?
古き良きブルーベリー
ブルーベリーが嫌いな人ってあまりいませんよね?それほど…という人も注目。このフルーツには免疫システムを高めておくのに役立つビタミンがかなり多く含まれています。
「ひと掴みまたはカップ1杯分のブルーベリーで、1日の推奨ビタミンC摂取量の16パーセントを補うことができます。ビタミンCは、免疫システムが正常に働くためにカギとなる栄養物であるだけでなく、細胞をダメージから守る抗酸化作用を持っています」。(リゾ)
野菜 (特にブロッコリー) はお勧め
親御さんは、必ず子どもに野菜を摂取するよう促します。みなさんが食べておくべき緑の野菜は、ブロッコリー。これに含まれる成分は木の成分に類似しており、かなり健康に効果的です。
ギルマー博士によれば、「ブロッコリーにはスルフォラファンと呼ばれる成分が含まれています。「この物質は免疫組織の抗酸化遺伝子と酵素を活性化させ、フリーラジカルと戦い病気を防止します」。さらに、ブロッコリーは様々な方法で食べることができます。
この小さな種をたくさん食べましょう
よく野球選手が食べていて、ガソリンスタンドなどで手に入れることができます。ヒマワリの種は皆さんが思っている以上に優秀で、小さいですがなかなか素晴らしい食品です。
「ヒマワリの種は、1日に摂取すべきビタミンEの35%を含んでいます。ビタミンEは、抗酸化物質として作用し、フリーラジカルを中和して、免疫機能を改善します」、と話すのは、『忙しい家庭のためのクリーンな食生活 (原題:Clean Eating for Busy Families)』の著者であるミシェル・デュダシュ。「ヒマワリの種には、たんぱく質とマグネシウムも含まれています」
役立つスパイス
アニスは、かも、雁、豚肉など脂分の多い肉と合います。特徴ある風味が脂分に染みわたり、味覚が喜ぶ味を引き出します。さらに、このスパイスは免疫力にもプラスです。
「このスパイスには、独特の甘草の匂いがします。アニスは、抗菌、防菌、抗ウィルス作用があります。また、免疫力を高める抗酸化物質も含まれています」 (ギルマー)。 皆さんは試してみたいですか?
誰かヨーグルトって言いました?
ヨーグルトとケフィアは、1つの大きな違いを除けばほぼ同じです。ケフィアには、ヨーグルトに比べて3倍のプロバイオティクスが含まれています。さて、これらの2つのクリーミーな製品は、どのようにして免疫系に作用するのでしょうか?
とある専門家によれば、「ヨーグルトとケフィアは、消化を助ける生きたバクテリアとイースト菌である役立つプロバイオティクスを体に提供し、免疫系を強くしてくれます」。健康な消化システムを持っていることは、健康を保つための鍵です。
小さなパプリカを恐れることなかれ
赤いパプリカは、正しく摂取すれば驚くほどの効果を表わしてくれます。自分の食生活の中に取り込んで、外さないようにしましょう。
「赤いパプリカは、免疫系を高めるために組み込みたい食品のひとつです」、と話すのは、『栄養価の高い生活 (原題:Nutritious Life)』の著者であるであるケリー・グラスマン。「多くのフルーツや野菜と比べて、およそ2倍のビタミンCが含まれています。有名な免疫系ブースターのオレンジと比べてもです」
低く評価されがちなグレープフルーツ
スーパーの生鮮食品売り場に行くときにグレープフルーツに最初に手をのばす人はあまりいませんが、その戦法は考え直した方がいいかもしれん。 このフルーツには、免疫系の保護に関してはかなりのパンチが効いていています。ジェシー・ホールデンは以下のように説明しています。
「ビタミンCが豊富 (グレープフルーツ半分で推奨摂取量の68%を含有) 。ビタミンCには抗酸化物質が含まれており、バクテリアやウィルスと戦うために組織を高めてくれます」
ポップコーンに関して知られていないこと
ポップコーンは新作映画を鑑賞する際に選ばれがちなスナックですが、みなさんのスナックのニーズを満たしてくれるだけではないんです。ポップコーンは、ポリフェノールのお陰で免疫系を高めてくれます。
シンディ・ダロー博士は、「ポリフェノールには、心臓系の病気やガンを防止を手助けする抗酸化物質に似たような効果があります」、と説明しています。「ポップコーンには1人分300ミリグラムのポリフェノールが含まれており、これはフルーツや野菜に含まれているよりも多い量です!」
かぼちゃの種も便利
かぼちゃの種は、秋にはうれしいおやつです。ハロウィーンのためにかぼちゃを彫ったら、きれいにしてお好きなように調理しましょう。かぼちゃの種を摂取したら、みなさんの免疫系が喜びますよ。
フードムード専門家のトゥルーディ・スコットによれば、「かぼちゃの種は亜鉛が豊富で、このミネラルは免疫力を高め、免疫系がバクテリアやウィルスを防止することを援助することで知られています」。みなさんも、10月が楽しみになってきました?
脂身の多い魚
脂身の多い魚を食べるシーフード好きであれば、健康に関してメリットがあります。生魚の消費や鉄分の過剰摂取に関しては多少の懸念があるものの、適度に食べるようにすればよいだけの話です。また、調理前によく魚を調べましょう。
デュダシュは、「サーモン、マス、アンチョビ、イワシなどの脂身の多い魚は、重要なオメガ3が豊富に含まれており、体内異物免疫反応に置いて防御役となってくれるたくさんの成分を先行してくれる」と報告しています。
クレメンタインオレンジもかなりおすすめ!
クレメンタインを剥いてジューシーな果実を楽しむとき、実は自分の健康にも気遣っています。果実や野菜ののいいところは、調理が必要ではなく、免疫系を高めるのに適しているというところです。
「クレメンタインは、気軽にどこにでも持っていくことができます。ビタミンCが豊富で、風邪を防止して、感染症と戦います」、と話すのは、栄養士のカレン・Z・バーグ。出かける時には、数個を携帯しておくとよいでしょう。
ヘンプシードでスムージやオートミールをレベルアップ
ヘンプシードに関してはたくさんのメリットがありますが、今回は免疫系への影響を見ていきましょう。この小さな種には、かなりのたんぱく質と繊維が含まれています。
免疫力の向上に関しては、『ランナー向けの簡単栄養ガイド (原題:The No-Brainer Nutrition Guide For Every Runner)』の著者で栄養士のナタリー・リゾが詳しく説明しています。「免疫力の健康において重要な点は、炎症と戦ってくれる亜鉛です。亜鉛を含む食品はあまり多くありませんが、スプーン2杯のヘンプシードには毎日の推奨摂取量の20%が含まれています」
さつまいもは、健康な代替案
人間には2種類います。普通のフライを頼む人と、スイートポテトフライを頼む人。科学的には、実はスイートポテトの方が健康に良いということが証明されています。
デュダシュは、「スイートポテトには、およそビタミンAの1日の推奨摂取量の3倍以上が含まれており、ビタミン6、マグネシウム、抗酸化物質のビタミンCの摂取源としてもすぐれています」と説明しています。スイートポテトと普通のポテトの間で選べるのであれば、ここでご紹介したことを思い出してください。
ローストひよこ豆!
ローストひよこ豆を食べたことがない人、そのメリットをご存知ない人。栄養・食事専門家がひよこ豆の効能をご説明します。どんなものが含まれているか知ったら、驚くかもしれません!
「栄養・食事専門家のエリン・マーシェフカによれば、「カリカリしたものが食べたいという時にフライドポテトの代用になりますし、バクテリアやウィルスと戦って免疫系を高めてくれる亜鉛が含まれています」
アスパラガスに悪いところなし
アスパラガスを食べることの唯一のデメリットといれば、おしっこをしたときに漂う独特の匂い。これは微妙ですが、メリットはたくさんあるんです。
「アスパラガスは腸内のプロバイオティクスの栄養になる消化不可能のプレバイオティック繊維の良い摂取源です。プレバイオティック繊維によって、腸内と免疫系を健康に保ちます。免疫系の70%は腸内にあるんです」 (リゾ)
オレガノオイルはいかが?
皆さんんがこれまで学んできたように、抗酸化物質は免疫系に良い効果をもたらします。オレガノオイルはこれに適しており、健康を保ちたいという人には他にも健康メリットがあります。
「オレガノは、まさに体が健康のために必要な、自然の抗酸化物質、抗菌、抗菌物質です。凝縮されたオイルでオレガノを摂取すると、ほとんどのメリットを享受することができます」(メシュラム) 。お近くのスーパーに立ち寄って、売り切れる前に入手しておきましょう!
バナナを持ち歩こう
バナナにはかなりの量のカリウム、ビタミンC、さらにビタミンB6が含まれています。ビタミンB6における実験を実施したのは、オーストラリアのクイーンズランドの研究者たち。この果物を定期的に摂取するだけで、免疫システムが改善するという結果を発表しました。
バナナは炎症と戦ってくれます。『フロンティア・イン・プラント・サイエンス (原題:Frontiers in Plant Science)』によれば、バナナには反炎症作用フラボノイドのケルセチンが含まれています。この物質は体内のラジカルのダメージを軽減して、内臓を健康に保ちます。さらに、おいしくて胃に優しくて、消化系まで助けてくれます。
年がら年中楽しみたい鶏がらスープ
スープは体調が優れない人にうってつけですが、食べることで病気を防止してくれる効果もあります。『栄養価の高いガラスープ (原題:Nourishing Broth』の中で、ケイラ・T・ダニエルとサリー・ファロン・モレルは、ガラスープで免疫系を高めることができると話しています。様々あるガラスープに関する健康効果とは異なり、本で紹介されている内容は科学的にも裏付けが取れています。
ジャーナル『チェスト (原題:Chest)』内の2000の研究によれば、鶏がらスープには医療的な効果があります。体内の炎症を軽減し、このお陰で病気の人の症状が収まります。だた、病気の時だけと言わず食べて頂きたい食品です。
紅茶にはちみつ
はちみつは、抗菌・抗ウィルス作用のあるスーパーフードです。2017年の『ファーマコグノシー (原題:Pharmacognosy)』の研究では、はちみつがサイトカインを分泌することを発見しています。これらのサイトカインは体内異物免疫反応を活性化させます。そのため、はちみつ入りのお茶では病気の症状を和らげることが可能です。
研究所の研究では、はちみつが大腸菌やサルモネラ菌などのバクテリアと戦ってくれることも証明されています。さらにフランク・ボンジョルノ博士によれば、傷の癒しを促進します。オートミール、スムージー、ペイストリー、コーヒー、紅茶にはちみつを入れて、自然の免疫力を高めましょう。
ショウガも忘れることなかれ!
複数の研究では、ショウガが体を守ってくれることが証明されています。『ジャーナル・オブ・エスノファーマコグノシー (原題:Journal of Ethnopharmacology)』の中の研究のひとつは、しょうががウィルスに対して組織を守ることを報告しています。さらに2011年の『アナルス・オブ・クリニカル・マイクロバイオロジー・アンド・アンチマイクロビアル (原題:Annals of Clinical Microbiology and Antimicrobials)』によれば、ショウガとニンニクを合わせると抗菌効果が増します。
ガン患者においては、ショウガは希望の光を当ててくれます。2011年、『オフィシャル・ジャーナル・オブ・バルカン・ユニオン・オブ・オンコロジー (原題:Official Journal of the Balkan Union of Oncology)』は、ショウガによってガン細胞が死滅するという点に触れています。さらに、免疫系を活性化させて、病気になることをふせぎます。
ココナッツオイルで調理
便利な調理の材料であるだけでなく、ココナッツオイルは免疫系を高めてくれます。「心臓病のリスクを下げたいのであれば、ココナッツオイルはおすすめです」、と話すのは、ハーバード大学の栄養学科の准教授であるチ・サン。ココナッツオイルの不飽和脂肪が心臓病の進行を遅らせます。
ココナッツには、2つの病気と闘う脂質が含まれています。『セル・デス・ディスカバリー (原題:Cell Death Discovery)』によれば、これらの脂質はウィルスやバクテリアと戦ってくれます。頻繁にココナッツオイルで調理するだけで、効果が得られるでしょう。
アボカドトーストの真実
アボカドトーストのトレンドに乗った人は、強い免疫システムを持っているかもしれません。2019年、『アンチオキシダント (原題:Antioxidants)』に掲載された研究で、アボカドの栄養素の一部が免疫系を強めるということがわかりました。その強い抗酸化作用によって、体のストレスが軽減されるんです。
アボカドには、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB6が含まれており、どれも免疫系をサポートしてくれます。『ジャーナル・オブ・ニュートリション (原題:The Journal of Nutrition )』の科学的レビューによれば、これらのビタミンは免疫系を高めてくれます。さらに、コレステロール値にも効きます。みなさんも、アボカドトーストはいかがですか?
レモンはいかが?
オレンジ以外のビタミンCの摂取源と言えば?レモン!11,000名以上の被験者を分析した2013年の科学的レビューによれば、この酸っぱい果実は免疫システムを高めてくれます。レモン1つで、1日に必要なビタミンCの50%を摂取することが可能です。ということで、レモンウォーターなんてどうですか?
クリーブランド・クリニックのメディカルダイレクターのロクサン・B・スコールは、「胃の中に酸性の環境を作ることでバリアとして働いて、病原菌が入り込み病気を引き起こすことを防ぎます」、と説明しています。レモンは病気になること自体を防いでくれはくれませんが、健康によい果実です!
赤いからこそ役立つトマト
トマトの赤い色は、カロチノイドであるリコペンから来ています。『ジャーナル・オブ・ニュートリション』によれば、リコペンは健康的な免疫組織の成長を促進します。トマトジュースを毎日摂取した研究の参加者は、そうでない人よりも免疫系が強いという結果になりました。
ウェブサイト『イーと・ライト』では、栄養士のサラ・クレムがトマトは免疫力を高めると認めています。ビタミンA、ビタミンE、亜鉛などの栄養素全てが、体をなだめてくれる抗酸化物質として働きます。トマトのビタミンCによって、病気と闘ってくれる抗体の成長も促進されます。
全てはアーモンド
免疫系を高めてくれるナッツを探しているなら、アーモンドがおすすめです。アーモンドの皮には、病気と闘う物質が含まれています。2010年、イタリアの研究でこれらの栄養素がインフルエンザのようなウィルスと戦ってくれることがわかりました。
「アーモンドの皮は、体内異物免疫反応を刺激してくれるため、抗ウィルスの免疫防御に貢献します」と話すのは、研究者であるギスピナ・マンダラリ博士です。アーモンドは体を良い健康に保ってくれるビタミンEと抗酸化物質が豊富で、お腹によく溜まる良いおやつになります!
パパイヤお願いします!
パパイヤは、甘くてジューシーで病気に対して容赦なし。2012年、研究者たちはパパイヤの抽出物が「大幅に免疫機能を高める」ということを報告しています。パパイヤ1個には、ビタミンCの推奨摂取量の2倍の量が含まれており、そのためとても健康的です。
パパイヤは葉っぱも食べられることはご存知ですか?『ミニストリー・イン・ヘルス (原題:Ministry in Health)』の中で、マレーシアの研究者たちは、パパイヤの葉も免疫力を高めると言及しています。特に、デング熱の治療に置いて体を強めてくれます。これこそ求めるものだという人は、パパイヤを食べましょう。自分の体に感謝されるはずですよ。
触れるものに気を付ける
肘のご準備を!何百万人の他の人が触れた場所に触るというちょっとしたミスが、風邪を引き起こしかねません。アリゾナ大学の研究では、職場では50パーセントの表層に置いてウィルスが広がっており、近くにいる人1人が感染すると1時間以内に従業員に広まるということがわかりました。
内科医のパーサ・ナンディによれば、手を洗った後は「ペーパータオルで蛇口を閉める」べきです。可能であれば、エレベーターのボタンは肘で押すくらいがよいでしょう。
水をたくさん飲む
健康的な生活を送るために水は重要です。家庭医療内科のレネー・ミランダは、「体重をポンド換算してこれを半分にした量が、およそ1日に必要な水の摂取量です」と話しています。
かなりの量に聞こえるかもしれませんが、病気を避けるためには水をたくさん飲んでおく方が身のためです。例えば、適切な量の水分を摂取すると腎臓の機能が向上するだけでなく、病気に打ち勝つ可能性が高まります
睡眠をとる!
睡眠も忘れてはいけない項目です。忙しくなって、早く起きたり遅くまで夜更かししたりしなくてはいけないことがあることは理解できますが、十分な睡眠を摂取することは健康でいるために不可欠です。
睡眠不足になると、免疫システムが低下して病気にかかりやすくなります。ミランダ医師によれば、「睡眠は体のために行える最も重要なことのひとつです。睡眠をとるとき、体は回復、修理、再生することができます」
携帯をきれいにする
1日の中でどこに携帯をおいているか考えてみてください。置いた色んな場所から色んな細菌を集めてきて、思ったよりも汚くなっているはずです。みなさんの手からもバクテリアが移ります。
「家の誰かが病気の場合、普段は考えないような表面まで消毒します。ドアノブ、蛇口、トイレのフラッシュ、電気のスイッチ、携帯、リモコンなどです」と、ニュージャージー州の主婦であるジェナ・バナファトは話します。どんなものでも菌を広げてしまう原因となり得るため、これは非常に大事なことです。
インフルエンザの予防接種を受ける
予防接種を受けたいとは思わない人もいますよね。ただ、予防接種は皆さんをインフルエンザから守る最も効果的なバリアのひとつです。そもそも、なぜ予防接種の中にウィルスを入れなければならないのか、という疑問を持たれる方もいますが、アメリカ疾病予防管理センターはその重要性を強調しています。
「最も重要なことは、みなさんが最新の予防接種を受けていることです」とミランダ医師は話します。インフルエンザの予防接種は、インフルエンザの感染を防ぎ、短期間での回復を促進します。つまり、病院での受診、入院、死亡を防いでくれるということです。
瞑想とヨガでストレスと病気を軽減
ストレスは免疫力の低下と密接に関係しており、ヨガと瞑想はこの軽減に適しています。免疫システムを上げたいのであれば、出来るだけストレスをなくしましょう。ミランダ医師によれば、「呼吸エクササイズや日々の瞑想から始めることで、ストレス値軽減に役立ちます」。
ストレスの一般的な影響は、頭痛、筋肉の緊張または痛み、疲労感、胃腸の不調、睡眠障害などです。研究では、ヨガがストレスを軽減し、これらの症状を和らげてくれると証明されています。
ヨーグルトの摂取量も侮れない
プロバイオティクスには、病気の防止を含むたくさんの健康的メリットがあります。この成分は発酵食品、チーズ、ヨーグルトなどに含まれています。腸内細菌の中の良いバクテリアと悪いバクテリアの両方を管理します。
パリンスキー・ウェイドによれば、「私たちの免疫システムの多くは、腸内にあります。健康的な腸は体の中の炎症を軽減して、潜在的な感染症と戦ってくれます」。ギリシャヨーグルトは、プロバイオティクスの摂取源として適しています。免疫システムへの効果をさらに上げるフルーツを加えてカスタマイズすることも可能です。
ハンドタオルを頻繁に洗う!
平均的に、バスタオルは2~3日に1回洗う必要があります。ハンドタオルは複数の人が使うため、より細菌が増えやすくなります。人によっては、そもそも手をきちんと洗わないですからね。
研究によれば、26%キッチンタオルに大腸菌、89%に大腸菌群が発見されています。さらに、ナンディ医師によれば、「ウイルスの感染は家庭内でかなり短期間に起こります」。洗濯をする際はこのことを念頭に置いて、タオルを忘れないようにしましょう。
食生活に亜鉛を
多くの人が風邪を防止するためにビタミンCに頼っていますが、もしかしてやり方が間違っているかもしれません。おすすめは、亜鉛サプリメントを摂取する方法です。最近のレビューによれば、亜鉛を摂取する人は風邪をひいても短期間で完治するということが明らかになりました。
「亜鉛を摂取する場合、スープかトローチの形でとるようにしましょう。こうすることで、風邪などのウイルスと接触する喉に長く留まってくれます」と、栄養・フィットネス専門家のエリン・パリンスキ・ウェイドは話しています。
外に出ることで免疫系が高まり血流がアップ
概して外で時間を過ごすことは病気の防止に優れています。ミランダ医師によれば、「気分転換に外に出たり、山道で散歩したり、新鮮な空気を吸ったりすることで、アクティブなライフスタイルを促進して、血流を改善し、ストレス軽減になり、健康状態がよくなります」。
寒い時期であっても、外で時間を過ごす人は病気で寝込む時間が少ないとされています。20分間だけでも散歩したり外で座ったりするだけで違いがあるはずです。
傍にいる人を気を付ける
支援的な友人、家族の傍にいることは、様々な理由から最高の環境です。逆に、ネガティブで非支援的な人の傍にいると、体に影響が現れます。
ミランダ医師によれば、「人間の体は、自分がさらされている環境に適応します。そのため、ポジティブな環境、支援的な友人や家族に自らをさらして、笑顔セラピーでストレスに対処すると、体の感じるストレスが軽減してポジティブな健康的メリットがあります」。
「流し」が必要な鼻
鼻の穴を洗浄することで、鼻の感染症を回避できる可能性が高まる、ということが、研究によって証明されています。「接触を軽減させるためには、生理食塩水で鼻の穴をすすぐだけで構いません」と話すのは、医療漢方医のタミー・ブロンステイン。
鼻の炎症を引き起こす細菌は空気中を飛散するため、すでに病気ではない限り鼻から吸ったり吐いたりしているはずです。「ライノウイルスが自己複写する鼻の内側の先にスプレーノズルを向けてください。これで増殖を防ぐことが可能です」
エッセンシャルオイルはお試し済み?
エッセンシャルオイルは毎日使うものではないかもしれませんが、風邪と戦う助けになってくれます。エッセンシャルオイルは蒸留して作られており、抽出した元の成分の香りがします。
ニュージャージー州のモリスタウンのカーラ・タッペンは、「調子が悪くなってきたという時にエッセンシャルオイル数滴を体に垂らせば、数時間で気分が回復します」と話しています。
細菌恐怖症にならない
掃除し過ぎもあまり良くはありません。固形石鹸に細菌が残るのではと心配されている方、そこまで極端になる必要は皆無です。「もちろん、トイレを使用した後は手を洗うべきですが、何でもかんでも消毒する必要はありません」、と話すのは、ほとんど病気にならないと豪語するニューヨークのシラキュースのケイティ・レイ。
細菌や汚れにさらされていることで免疫ができます。これは「衛生仮説」と呼ばれています。様々なタイプのバクテリアや虫にさらされることで、バランスの取れた免疫システムの形成が可能です。
運動
汗をかいて筋肉をつけることは、誰にとってもよいことです。実際、風邪の予防にはプラスです。頻繁にランニングをする人は病気になりづらく、運動がその理由であると考えている人も多いようです。
パリンスキ・ウェイドによれば、「定期的に適度な運動をすることで免疫系が改善して、病気の防止を助けます。とある研究では、頻繁な運動が普段運動しない人と比べて一般的な風邪の発症を防止することが明らかになりました」。逆に、座ってばかりの生活をしていると、病気になる確率が上がります。
野菜を食べる
野菜は食生活に組み込むべきです。免疫系を高めてくれるスーパーフードはたくさんありますが、その筆頭が野菜。様々な方法で調理することが可能で、スムージーに入れておいしいドリンクを作ることもできます。
「野菜には、組織に損傷を与え免疫システムを弱体化させるフリーラジカルと戦う抗酸化物質が豊富です。また、深緑や葉物野菜には、風邪に苦しむ期間を短くしてくれるビタミンCが豊富です」(パリンスキ・ウェイド)。
うがい!
この方法はかなり古いですが、だからと言って効果が薄いということはありません。うがいは、みなさんが取り入れるべき民間療法です。水以外に必要なものがないため、これだけで準備万端。
日本で行われたとある研究によれば、水でうがいをするだけで上気道感染症を防止できます。日本でうがいが定着しているのは、これが理由なのかもしれません。懐疑的な人は効果が証明される前に結果を再現する必要があると主張していますが、試してみて損はありませんよ!