一度は試してみたい?世界の最も危険なハイキングコース

ハイキングはその辺をただテクテクと歩くだけはない。どこでハイキングするかにもよるが、険しい道や狭い道を通るだけでなく、野生動物や思いもよらない出来事に出くわしたり、極端な暑さに耐えなければならないこともある。こうしたドキドキを楽しみたいのなら、ぜひハイキングに出かけてみよう!

ただ、これからご紹介するコースには注意が必要だ。下手すると酷いケガをしてしまうかもしれないし、最悪の場合、命を落としてしまうこともありえる…。

ワイナ・ピチュ(ペルー)

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Photo Credit: NurPhoto / Getty
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ワイナ・ピチュは「死のハイキングコース」としても知られ、毎年数人の死傷者を出している。そこには、かつてインカ帝国が栄えたころに花崗岩から削りだされて作られた階段があり、1.5キロメートルの間に高低差がなんと300メートルもある。

道はボロボロな上、岩を登らなければならなかったり、滑りやすい石や、落下防止の柵など何もないところを通らなければならない。さらにはスチール製のケーブルにしっかりつかまって通らなければならないところもある。しかも、登って行くのはまだ「簡単」な方で、帰りは険しい坂道を下りていかなければならない。

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エル・カミニート・デル・レイ(スペイン)

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Caminito del Rey
Photo Credit: @holatourclub / Instagram
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狭く、崖の側面に沿って歩くこのコースはスペインのマラガ山地にある。かつては発電所の作業員らが使っていた小道だったが、当時も「世界で最も危険な小道」として知られていた。

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これは何年もの間に何人かの人が転落死したことによる。しかし、自治政府によってこの小道の再整備計画が実施され、ある程度ではあるが、安全性は向上している。

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エンジェルス・ランディング(アメリカ)

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Angel's Landing
Photo Credit: @ajrobach / Instagram
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正式にはアイオロス神殿として知られているエンジェルス・ランディングは、ユタ州のザイオン国立公園にある狭くて長い岩石層からなっているコースにある。エンジェルス・ランディング(天使の降り立つ場所)という名前の由来だが、まさに「翼を持つ天使しか立てない」のではないかといわれるほどに、頂上の足場は細く小さいのだ。

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細く、ゴツゴツとした岩肌を登っていかなければならない頂上付近では、さすがに鎖を伝って進むようになっているものの、このハイキングコース自体、あまり安全であるとは言えない。

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華山(中国)

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Photo Credit: Xinhua / Tao Ming / Getty Images
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高所恐怖症なら、このコースはやめたほうがいい。頂上にある古寺に行くことができる人はかなり限られている。このハイキングコースは、写真を見るとお分かりのように、山の斜面に幅の狭い木の板を敷き詰め、山肌に打ち込まれた鎖伝いに人が歩けるようにしてあるものだ。

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ただ、木の板がなくなっている場所もあり、岩が突き出た場所を歩くようになっている。

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ドラケンスバーグ・グランド・トラバース(南アフリカ)

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Photo Credit: Leisa Tyler / LightRocket / Getty Images
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300キロメートルにも及ぶこのハイキングコースは、アフリカーナ人らの間で「竜の山々」として知られ、ズールー語で「槍の障壁」とも呼ばれている。コースの中でも最も困難なのはコースの始まりの部分で、崖の上に到達するために安全性の面で疑わしい鎖のハシゴを2本も登らなければならない点だ。

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登るときには、落ちてしまわないよう、風が強く吹かないことを願うばかりだ。

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カララウ・トレイル(ハワイ)

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Photo Credit: Andrés Araiz / Getty
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このハイキングコースでは、周りの渓谷を一望することができる。そこにたどり着けたら、の話だが。合言葉は…「決して下を見てはならない」。

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コースは、激しく波が打ちつける断崖を1キロメートルも上から降りてくるようになっている。もちろん、手すりなどない。しかも、足元はぬかるんで滑りやすくなっている。

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ピナトゥボ山(フィリピン)

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Photo Credit: STR/AFP via Getty Images
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これは実際には危険なハイキングコースというわけではないが、予測がつかないという点において危険があるかもしれない。ハイキングコースとしては簡単なコースだが、隣の火山がいつ噴火するかは誰にも予測ができない。

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このハイキングコースでは72人以上の犠牲者を出ている。ちなみに前回の噴火では1,500万トンもの硫黄ガスが噴出されている。

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ココダ・トレイル(パプアニューギニア)

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Photo Credit: Fairfax Media via Getty Images
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このハイキングコースは、2009年にトレイルに向かう飛行機が墜落して13人が死亡した事故と、ハイキングの最中に4人が死亡したことで知られている。このコースは達成するのに11日もかかり、危険なのはマラリアだけでなく、ハイカーは日中と夜との極端な温度変化、さらには毎日のように降り続く雨に苦しめられる。

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コースの途中には足首の深さまである粘土質の泥や、滑りやすい木の根、滝まである。

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デビルズ・パス(アメリカ)

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Devil's Path
Photo Credit: @siann92 / Instagram
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ニューヨーク州にあるデビルズ・パス(悪魔の小径)は、岩ばかりでゴツゴツした山のてっぺんには悪魔しか行けないだろうと考えたオランダ人入植者がつけた名前だ。

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ハイカーは標高1,000メートル以上の高さを登らなければならず、その道のりは決して平坦ではない。道中には片手では数え切れないくらいのアップダウンが待ち受けている。もしこの激しいアップダウンでも疲れないというのであれば、もしかしたら1日でこのコースを終えることができるかもしれない。

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ケスワチャカ橋(ペルー)

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Keshwa Chaca (Q'eswachaka) Rope Bridge, Peru
Photo Credit: Luis Rosendo / Heritage Images / Getty Images
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ペルーのアプリマック川のおよそ20メートルほど上で揺れる長さ65メートル以上もの橋は、なんと手編みのロープでできている。つまり、必ずしも安全で頑丈だというわけではない。

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この橋はペルーに残る最後のインカ帝国時代の橋として、主に伝統を守り、祖先を称えるために残されている。インカ人らは自然の草の繊維を利用して編んで作っていたようだ。

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ザ・メイズ(アメリカ)

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The Maze, UT
Photo Credit: @auput / Instagram
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ザ・メイズ(迷路)はその名前が示す通り、渓谷同士が繋がっており、信じられないほど簡単に迷って、方向が分からなくなってしまうコースだ。

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毎年このコースに挑戦するハイカーはおよそ2,000人ほどだが、多くの人が行き止まりに突き当たったり、道が狭すぎて通るのが難しかったと口を揃える。つまり、この迷宮からの救助を求めるハイカーが定期的にいるということだ。

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アオナックイーガック岩脈(スコットランド)

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Photo Credit: Tom Welsh / N-Photo Magazine / Future via Getty Images
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このハイキングコースは、リーヴェン湖を目下に臨み、高い標高地で周りに何もない中、急傾斜のアップダウンがあることから、イギリスでも最も手ごわいコースの1つだと言われている。

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経験豊富なハイカーでなければ、お勧めできない。

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カスケードサドル(ニュージーランド)

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Cascade Saddle, New Zealand
Photo Credit: @be_griff / Instagram
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カスケードサドルは、ブナ林や高山草原を通って15キロメートル以上もの道のりを2日間かけて行くハイキングコースだ。岩が湿っていて滑りやすいため、これまでに12人以上が転落死している。

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しかしながら、頂上までたどり着けたならば、映画「指輪物語」の舞台にもなった美しい世界が目の前に広がる。

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マルーンベルズ・サウスリッジ(コロラド)

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Photo Credit: RJ Sangosti / MediaNews Group / The Denver Post via Getty Images
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マルーンベルズ・サウスリッジは、標高4,200メートルもの高さへと続く、厳しいハイキングコースだ。吹きさらしであり、かつ岩だらけの断崖のような斜面を登ろうとして足を滑らせた死傷者は数え切れないほどだ。

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しかしながら、その頂上からはマルーン湖や周りの山々、森林に覆われた山の谷など絶景が広がる。

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ヨセミテ国立公園のハーフドーム(アメリカ)

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Photo Credit: George Rose / Getty Images
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このハイキングコースはてっぺんの標高が2700メートルもあることから、てっぺんに行くことは無理だと思われていた。しかしながら、現在ではスイッチバック(きついカーブ道)や数百段もの花こう岩からなる階段を含む道のりを13キロメートル進み続けることで、頂上にたどり着けるようになっている。

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頂上付近は最も困難で、120メートルほどある垂直に近い斜面を2本の金属ケーブルを使って登らなければたどり着けない。

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ヴィア・フェラータ(イタリア・オーストリア)

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Photo Credit: Karl-Josef Hildenbrand / picture alliance / Getty Images
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第二次世界大戦中、兵隊が山を登らなければならなかったときには、もっと大変だったことだろう。今日のハイカーは散歩道や橋を使えるし、断崖面ではロープやケーブルが使える。

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しかしながら、転落してしまわないように、準備万端で望まなければならない。

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ウェスト・コースト・トレイル(カナダ)

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Photo Credit: Leisa Tyler / LightRocket via Getty Images
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このハイキングコースは、世界で最も起伏が多いコースの1つで、太平洋岸沿いに進む全長77キロメートルのコースだ。途中、満潮になれば足止めをくらうか、海にさらわれてしまう。

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途中、森林がうっそうと生える箇所には、狭い木のハシゴやボロボロの橋、木道がある。このコースで一晩過ごすのであれば、オオカミやクーガー、ハイイログマに出くわす可能性だってある。ケガせずにコースを終えたハイカーはまだいない。

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ローバー・ラン・トレイル(アラスカ)

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Photo Credit: Wolfgang Kaehler / LightRocket via Getty Images
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このハイキングコースは、今回挙げたハイキングコースのリストの中でも傾斜のきつい断崖や、登る技術が必要なコースもなければ、極端な天気に見舞われることもないため、物理的に簡単なコースと言えるかもしれない。ただ、夏にはヒグマがウロウロしていることを除いては。

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多くのハイカーが、川のそばで鮭を捕まえているヒグマと遭遇し、ヒグマに襲われたというケースも多く報告されている。ヒグマが活動的になっている兆候が見られた時には、このコースは閉鎖されることもある。

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テーブルマウンテン国立公園(南アフリカ)

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Photo Credit: Frédéric Soltan / Corbis via Getty Images
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デビルズ・ピークやライオンズヘッドのようなさまざまなコースがある一方、このコースは標高の高さや高い崖のおかげで、ケープタウンのシティボウルや南大西洋の絶景が望める。

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しかしながら、この国立公園は「…転落や殺人事件により、エベレストよりもテーブルマウンテンの方が死者は多く出ている」と警告が出されている。

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ハイクの階段(ハワイ)

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Ha'iku Stairs,
Photo Credit: @traveler_4esss / Instagram
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この危険なハイキングコースは、高さ850メートルを3,922段もの金属階段から登って行くコースだ。元々は1942年に、艦船に信号を送信する電波塔を建設するために整備された。1999年に起きた岩盤すべりによって8人が死亡し、42人が負傷した事故があって以来、立ち入り禁止となった。代わりにトロッコ電車を整備したが、2015年に暴風雨で被害が出ている。

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現在では、階段を上ることは違法とされている。

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ブライト・エンジェル・トレイル(アリゾナ)

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Brian Vander Brug/Los Angeles Times via Getty Images
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アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園の南側から始まるコースが、ブライト・エンジェル・トレイルだ。コースは非常に厳しいが、ハイカーらは1,300メートルもの急傾斜を歩いて下りるとコロラド川に行きつくことができる。

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極度な暑さで脱水症になりやすい上、コロラド川の水は危険で、低体温症を引き起こすこともあり、溺れてしまう危険性もある。

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ワシントン山(ニューハンプシャー)

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Erin Clark/The Boston Globe via Getty Images
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ワシントン山は本当に大変だ。ニューハンプシャーにあるワシントン山は、アメリカ北東部で最も標高の高い山だ。この山で吹く風こそが、ここでのハイキングが危険である理由だ。

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てっぺんを吹く風の速度は、時速370キロメートルにもなり、これは竜巻や熱帯低気圧以外の風速としては最速を記録している。

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ロングス・ピーク(コロラド)

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Hyoung Chang/The Denver Post via Getty Images
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標高4,300メートルを超える高さを誇るロングス・ピークは、コロラドのロッキーマウンテン国立公園の中でも最も高い地点だ。このコースを達成した人は少ないが、挑戦した人の中には生きて帰ってこれなかった人もいる。

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登山の技術と経験を豊富に持つハイカーのみがロングス・ピークに挑戦するべきだ。写真で見るだけでも、この山が危険だと分かる。

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ピーカブー渓谷(ユタ)

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Peek a boo gulch
Unsplash/Walker Fenton
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ユタ州南部にあるホール・イン・ザ・ロック・ロード沿いにあるのがピーカブー渓谷だ。確かに景色はきれいかもしれないが、渓谷にはまり込んで抜け出せなくなる可能性がある。

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たとえ可能性が低かったとしても、精神的に、自信をなくしてしまうこともある。はまってしまわないように気をつけよう!

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アブラムズ・フォールズ(テネシー)

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Joe Sohm/Visions of America/Universal Images Group via Getty Images
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テネシー州のスモーキー・マウンテンズ国立公園にあるアブラムズ・フォールズは幻想的で美しい。人がここにハイキングで来たがるのも無理はない。アブラムズ・フォールズで気をつけなければならないのは、滝で湿った岩が滑りやすくなっているということだ。

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しっかりと転落しないように準備ができていない限り、ここにハイキングに行こうとしない方がいい。それだけでなく、季節的なタイミングも見計らった方がいい。

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ハックルベリー山(モンタナ)

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Chip Somodevilla/Getty Images
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ハイキングコース沿いに自生する果物、ハックルベリーにちなんで名付けられたハックルベリー山を登るには結構な技術が必要だ。コースはモンタナ州のグレイシャー国立公園内にある。

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ただ、登る困難さから、ここで出会うハイカーは少ないだろう。登り続けるには、スタミナと力が必要だ。万全に準備をしよう!

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ストライディングエッジ(イギリス)

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Anna Gowthorpe/PA Images via Getty Images
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ストライディングエッジ(細い刃のような稜線)こんな大変そうな名前のついたハイキングコースに行きたいと思うなんて、それこそ信じられないが、実際にこのコースに登る人はいる。名前がすべてを表しているが、写真を見るとお分かりのように、ハイカーらはかなりの端っこにいる。

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パカヤ火山(グアテマラ)

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最近このハイキングコースは立ち入り禁止になっているが、毎年どうにかしてくぐり抜けて登る人はいる。溶岩があることから、他のハイキングコースとは比べものにならないほどの危険はある。

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GR 20(コルシカ島)

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GR 20
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このハイキングコースは、登るよりも下りる方がはるかに危険だ。このコースは天候の影響を受けやすいため、予想される天気によってはコースに挑戦するのをやめた方がいいこともある。たとえ友達に臆病だと言われても。

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タヒア・ロック・ウォール(モロッコ)

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この美しいタヒア・ロック・ウォールはモロッコにある!アトラス山脈にあるが、高いところが怖いなどとは言っていられない。というのも、ここは「シートクリフ(断崖絶壁)」であるため、相当なバランス感覚が必要だ。

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マウント・レーニアのミューア雪原(ワシントン州)

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過酷な嵐のせいで、これまでに多くの人がこの危険なコースで命を落としている。たとえ温かい時期に挑戦したとしても、このコースは過酷だと言われている。

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コエロフィシス(ヴェンデンシュテッケ)

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狭くて、見通しのよくない道や、断崖絶壁といったコースに挑戦したいのであれば、ここはお勧めだ。これは2,700メートルの高さを登って行くコースで、運動選手並みのスタミナがなければ頂点にたどり着くことはできないだろう。

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クニフシェロッデン「北の岬」(ノルウェー)

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Knivskjellodden in norway
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このコースで最高なのは、てっぺんにたどり着けば目下に広がる海を眺めることができるところだ。絶景が臨めるため、端の方に近づき過ぎるハイカーがおり、そこで転落してしまう危険性があるという。

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バックスキンガルチ(ユタ)

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Richard Cummins/Corbis via Getty Images
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2019年の時点において、このコースで死者は出ていない。これは素晴らしいことだが、初めての死者にならないように気をつけなければならない!ここはアメリカ南西部だけでなく、もしかしたら世界で最も深く長い峡谷だ。

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バートレイル(コロラド)

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people in the snow
Helen H. Richardson/MediaNews Group/The Denver Post via Getty Images
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ちょっと注目。2000年以降、コロラドで報告された50件の落雷による災害のうち、ハイカーが巻き込まれたの件数は22件に上る。このハイキングコースは、雷がよく落ちる場所でもある。山頂の標高は4,300メートルだ。

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デナリ(アラスカ)

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A lone climber stands on the Summit Ridge at Denali on Mount McKinley, Alaska.
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マッキンリー山にはデナリと呼ばれるハイキングコースがある。手つかずの自然が残っており冒険好きにはピッタリのコースだが、木の枝などを取り払いつつてっぺんを目指すために、マチェーテ(なた)を持ち歩かなければならないかもしれない。

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グランド・ステアーケース=エスカランテ国定公園(ユタ)

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国定公園を管理する政府側において、このエスカランテ国定公園も200万エーカー(8,000㎢以上)も縮小しようという動きがある。しかし、それでもこのハイキングコースには急斜面や断崖、ギザギザの崖、渓谷など、挑戦しがいのある困難が待ち受けている。

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奥穂高~西穂高の縦走ルート(日本)

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Oku-Hotaka to Nishi-Hotaka Traverse
MARK RALSTON/AFP via Getty Images
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日本にあるこのコースに挑戦したハイカーらは、口を揃えて、ここが日本で最も危険なハイキングコースの1つだと言う。奥穂高岳は日本で第3位の高峰だということを考えても、このコースの困難さが分かるだろう。

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グランド・キャニオン国立公園のへりからへりへ(アリゾナ)

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Wolfgang Kaehler/LightRocket via Getty Images
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グランド・キャニオン国立公園内にあるハイキングコースはすでに前出されているが、これは公園のへりからへりまでのコースだ。このハイキングコースは、勇気をもって挑戦したハイカーには強烈な経験になることだろう。

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グランドティトン国立公園:ペイントブラッシュキャニオンーカスケード・キャニオン・ループ(ワイオミング)

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このハイキングコースは、最も景色の美しいコースの1つだ。こうした理由から、コースの困難さを忘れて挑戦するハイカーが多い。森林警備隊員らは、このコースに挑戦するハイカーにクマよけの鈴を持ちあることを勧めている。