意外と知らない注意してゴミ箱に捨てないといけない日用品の数々
ほとんどの人が何の気なしにしているゴミ捨て…果たして、ゴミを捨てる前にその捨て方について考えている人などいるのだろうか。しかしながら、ゴミの中には分別せずにそのまま他のゴミと一緒に出すと有害となったり、爆発したり、あるいは火災を引き起こしたりするものもある。
土壌や大気に化学物質を放出し、環境に悪影響を及ぼすものもあれば、作業員の健康を害す放射性ガスを放出するものもある。また、ものによっては、ゴミ埋め立て地で火災を引き起こす。こうした理由から、ゴミの種類によってはそのまま他のゴミと一緒に廃棄してはならないのだ。その上、そのまま廃棄すると違法となる場合もある。さて、絶対にそのまま廃棄してはならない日用品の数々をご紹介しよう。
古着をゴミとして捨てるべからず
古くなった衣類はかさばるだけでなく、結果的に汚染を増やすだけだ。2013年だけでも、アメリカでは1,500万着もの衣類が廃棄され、85%が埋め立て地に運ばれている。イェール大学によると、古着は腐敗する過程で温室効果ガスを排出している。つまり、古着を一着捨てるごとに地球温暖化に加担していることになるのだ。
ノースカロライナ州の土木・建築・環境工学教授のモートン・バラズは、できる限り古着をリサイクルした方がいいと述べている。衣類は捨てずに慈善団体に寄付しよう。
インクカートリッジは有毒で引火性があるため、そのまま廃棄するのは違法
毎年、3.75億個ものトナーやインクカートリッジがゴミ埋め立て地へと運ばれている。使い切れていないインクは溶け出して環境を害する恐れがある上、他の化学物質と反応することもある。オフィス・テクノロジーズによると、インクに使われている化学物質は危険で、周りのゴミを劣化させる恐れがあるという。さらに引火性の性質をもつため、アメリカの多くの州では分別せずに捨てることは違法とされている。
幸い、たいていのインクカートリッジは何度も繰り返し使うことができる。さらに、Earth911.comでは近くのリサイクルセンターを紹介している。ステープルズ(Staples)などの店では、リサイクルのためにインクカートリッジを持ち込むと、1個当たり数百円分のポイントがもらえるサービスがある。
電池、有毒金属が漏れる恐れ
使えなくなった電池をそのまま捨てることで、健康リスクを生じさせる恐れがある。というのも、電池は重金属(鉛、カドミウム、硫酸など)でできており、使えない状態になった後でも人に有害となるのだ。液漏れして環境に悪影響を及ぼしたり、発熱して火災を引き起こしたりすることもある。
電池によってその危険度はさまざまだ。コール・2・リサイクル(Call2Recycle)社CEOのカール・スミスによると、たとえば(単3電池など)一次電池は自動車用バッテリーほど有害ではないという。使えなくなった電池は金属容器に入れ、リサイクルセンターに持ち込もう。ベスト・バイ、ホーム・デポ、ロウズなどには使用済み電池を廃棄できる容器が設置されている。
医薬品の廃棄前にしておくこと
処方薬を捨てる前に、ちょっと待った!信じられないかもしれないが、薬を悪用しようとして人のゴミ箱をあさる人もいるのだ。米国食品医薬品局(FDA)によると、トイレに流して廃棄できる薬もあるため、手元にある処方薬がトイレに流せるものかどうか、ウェブサイトなどで確認してみよう。
また、錠剤などを処分しようとして、粉砕するのも良くない。というのも、その粉を吸い込むと危険である可能性もあるためだ。粉砕せずに土や使用済みのコーヒー粉などと一緒に混ぜて、ジップロックバッグなどに詰め、薬の容器についているラベルをはがしておこう。医薬品などについて情報を提供するウェブサイトのビー・メッド・ワイズ(BeMedWise)によると、ラベルを剝がすことで薬の盗用を防ぐことができるという。
廃棄されたノートパソコン、数千件もの埋め立て地で火災を引き起こす
ノートパソコンを使わなくなったとしても、絶対にそのまま廃棄してはならない。修理できる可能性があるだけでなく、そのまま廃棄してしまうのはあまりにも危険だからだ。自然保護団体のグリーンピースによると、ノートパソコンには多くの有毒化学物質が使われているという。ヒ素などの有毒物質が埋め立て地の水に漏れ出す恐れがある上、リチウム電池は爆発性が高く、毎年数千件も埋め立て地で火災を引き起こしているのだ。
購入してから5年以内のノートパソコンであれば、(メモリを消去してから)他の人に売ることもできるだろう。売れない場合でも、リサイクルしよう。Earth911のウェブサイトにアクセスし、郵便番号を入力すれば近くのリサイクルセンターを探すことができる。マウスや充電器などの付属品も忘れずに持っていこう。
潤滑油はかなり有毒
アメリカのほとんどの州において、潤滑油をそのまま廃棄したり、地面に流したりするのは違法とされている。というのも、潤滑油は毒性汚染物質だからだ。米国中毒事故管理センターによると、潤滑油は高熱や他の化学物質と反応する危険性が高いという。ゴミ箱にそのまま廃棄したり、地面に垂れ流して廃棄したり、トイレに流したりすると、罰金が科せられる。
ここでご紹介している多くのゴミ同様、潤滑油も認定収集センター(CCC)に持っていこう。多くのCCCには所定の場所が設けられており、きちんとフタのできる容器に入った潤滑油であれば、そこに置いておくだけでいい。潤滑油に何か混ざってしまっている場合には、有毒廃棄物処理施設に持ち込もう。
古くなった煙探知器、放射性物質を放出する恐れ
煙探知器が故障して、ピーピーとけたたましい音が鳴り始めたなら、直ちに音を切って捨ててしまいたいという衝動に駆られることだろう。ただ、煙感知器はリサイクルできる。煙感知器には、放射性物質を用いて煙を感知する電離箱が使われている。放射性物質量はごくわずかではあるものの、注意して廃棄しないと有害となる恐れがある。
リサイクル・ネーションは、メーカーに問い合わせることを推奨している。メーカーによっては自社の煙探知器を回収してくれるところもあるからだ。メーカーが回収しない場合にも、米国郵政公社のウェブサイトにいくと、近くのリサイクルセンターだけでなく、安全に梱包する方法まで教えてくれる。
スプレー缶、爆発の恐れあり
ヘアスプレーや日焼け止めスプレー、消臭剤などのスプレー缶には、ガスが圧縮されて詰め込まれている。中に液体が残ったままの缶を廃棄するのは、危険を呼び込むようなものだ。高熱下で爆発する恐れがあり、こうした爆発で、埋め立て地で勤務する作業員や機械に金属が飛び散る恐れがある。
スプレー缶を捨てる前に、必ず空っぽになっていることを確認しよう。缶を振って中に液体が入っているような音がするのであれば、ポイっと捨ててはならないし、缶に穴を開けるのも危険だ。中身が残っているかどうかが分からないのであれば、家庭有害廃棄物集積場に持ち込もう。
マットレスの処分に費用がかかる理由
マットレスは危険なのだろうか?まさか、そんなことはない。ただ、埋め立て地で処分するにもかさばりすぎる。米国寝具メーカーによると、マットレスはゴミ収集車で圧縮することができないばかりか、むしろ機械を詰まらせてしまうという。他の粗大ゴミよりも処理費用がかかり、州によってはそのまま廃棄すると罰金を科せられるところもある。その上、マットレスはすぐにトコジラミや他の害虫などの温床となりうる。
ボックススプリングが入っていようと、ウレタンフォームなどのフォームマットレスであろうと、マットレスはリサイクルすることができるのだ。Earth911やバイ・バイ・マットレスなどのサイトにアクセスしてみよう。多くの企業がマットレスを運搬してくれる。
ガラスの破片、ゴミ箱にそのまま入れると作業員にとっても危険
ガラスの破片を触ると、当然のことながら誰でもケガをする。ゴミ収集作業員や清掃作業員がそれを触って手を切れば、感染症にかかってしまう恐れもある。そのため、ガラスの破片をそのままポイっと捨ててしまわず、作業員の人が触っても大丈夫なようにしてから捨てよう。
ペン・ウェイスト(Penn Waste)はガラスを廃棄するときには、紙袋や段ボール箱に入れたり、手元にそうしたものがない場合には、柔らかい布に包み、その上からテープを貼ってから処分することを推奨している。鏡が破損したときには、表面にテープを貼っておくといい。こうすれば、ガラスを廃棄するあなたが手を切ってしまうこともない。
なぜ塗料をそのまま廃棄するのは違法なのだろう?
日々、安全に塗料を扱っている人もいるが、ひとたびゴミ箱に入れられると有害となる恐れがある。化学物質が清掃作業員に有害となるばかりか、汚水処理タンクを汚染する恐れもあるのだ。地域によっては塗料をそのまま廃棄するのは違法とされている。ハビタット・フォー・ヒューマニティやペイントケアなどの企業は、古くなった塗料を回収し、安全に処分してくれる。
塗料をそのまま廃棄する代わりに、寄付したり、後々使うために保管しておこう。どうしても廃棄しなければならない場合には、とにかくまず塗料を乾燥させなければならない。ネコ用の砂や新聞紙で吸収したり、塗料硬化剤と混ぜて、ゴミ箱に廃棄する前に完全に乾燥させておこう。
高温の油をシンクに流すべからず
料理に使った油がフライパンに残っていてもシンクに流してはいけない。排水管に密着した油は時間とともに固まって、排水の流れを妨げるばかりか、詰まったり逆流を生じさせる恐れがあるからだ。だからといって、その油をゴミ箱に流してもダメだ。高温の油はゴミ袋を簡単に溶かしてしまう。
それでは、料理に使った油はどう処分したらいいのだろうか?衛生局は、まず何よりも油を冷ますことが大切だと述べている。冷ました油を容器かプラスチックの袋に入れ、フタをしたり袋の口をよく縛って、中から油がこぼれないようにして捨てるといい。その後、フライパンについている油をキッチンペーパーやパンで拭き取ろう。
マッチ、埋め立て地で火災を引き起こす恐れ
使わなかったマッチから、火災が発生することがある。未使用の紙マッチは、何かにこすりつけるだけで火がつくため、ゴミ処理場や埋め立て地で火災を引き起こすことがある。マッチには有害な化学物質は使われていないものの、処分するときには十分に注意しなければならない。
幸い、マッチは濡れると使えなくなるため、紙マッチを捨てるときには水で濡らしてから捨てることだ。ただ、乾くと再び使えるようになってしまうため、紙マッチを捨てるときには、水と一緒にジップロックバッグに入れてから捨てるといい。
充電器の危険性
近年、どこの家にもたくさんのケーブルがあることだろう。充電器には他の電子機器同様、重金属が含まれているために、人にとっても環境にとっても有害となる。そのため、ゴミ箱にそのまま廃棄せず、リサイクルセンターを探そう。
環境保護庁は自分が住む地域の近くにあるリサイクルセンターの情報を提供している。さらに、ベスト・バイやステープルズが古い電子機器を引き取ってくれることもある。ひょっとするとケーブル(またはケーブルに使われている金属)にいくらか金銭的な価値があるか確かめてみるのもいい。キャピタル・スクラップ・メタル社やインベストメント・マイン社などで、手元のケーブルなどがいくらになるのか調べることもできる。
鈍くなった包丁も安全に破棄するべし
たとえ包丁の切れ味が悪くなって、何にも切れなくなったと思っていても、決して包丁をゴミ箱にポイっと捨ててはならない。それが1本であろうと、セットであろうと、捨てるにあたっては注意が必要だ。たとえ切れ味が悪くなっていたとしても、それでケガをしたり、または水銀温度計のような安全とは言えない物質を破損する恐れがある。
ということで、包丁を捨てるときには厚めの紙かタオル、またはテープを刃に巻きつけよう。それからその包丁を段ボール箱に入れ、ゴミ収集車が回収するときに危険のないよう、段ボール箱に包丁が入っていることを記載しておこう。
テレビもリサイクルできるって知ってた?
多くの電子機器同様、テレビにも有毒な化学物質が使われている。タイム誌によると、鉛やヒ素、カドミウムなどの重金属が古くなったテレビから漏出する恐れがあるという。こうした理由から、一部のゴミ収集サービスでは古くなったテレビの回収をしないことがある。
それでは、どうしたらいいのだろうか?選択肢の1つとして、テレビを寄付することができる。それが可能でない場合には、リサイクルセンターを探そう。特定のリサイクルセンターでは、テレビを持ち込むと少額ではあるが、いくらかで買い取ってくれることもある。企業によっては古いテレビでも回収してくれるところもある。また、ベスト・バイで新しいテレビを購入すると、古いテレビを2台まで引き取るサービスがある。
ゴミ箱の中で電球が壊れてしまわないように
電球は簡単に粉々になってしまうため、取り扱いには注意が必要だ。しかしながら、電球をゴミ箱にポイっと捨てると、より危険性が増す。1つには、壊れた電球の破片でゴミ袋が破けることがある。さらに壊れた電球から放出されるガスが他の化学物質と反応する恐れもある。蛍光電球には、人にも環境にも有害となる水銀が使われている。
ロウズやホームデポなどの店では、よく使い終わった電球を回収するための容器が設置されている。蛍光電球は家庭有害廃棄物集積場に持ち込まなければならないが、Recyclebulb.comのウェブサイトから近くの集積場を見つけることができる。 白熱電球は有害ではないため、そのまま処分してもいい。
ヘアスタイリング用品に使われている金属の再利用
コンエアーによると、一般的なヘアアイロンの寿命は2年程度だそうだ。ドライヤーなど、その他のヘアスタイリング用品も一定期間使用できる。トキシック・フリー・フューチャーは、電気器具は環境を害する化学物質を放出する恐れがあるため、そのままゴミ箱に入れて処分しないようにと勧告している。
回収業者らはこうしたヘアスタイリング用品を分解し、役立つ金属を再利用する。エコ・サイクルによると、回収業者は金属のおよそ50%程度を再利用しており、環境保護に非常に役立っているという。回収業者によっては電気器具の回収のために自宅まできてくれるところもある。インスタイラーなどのウェブサイトにアクセスすれば、ヘアスタイリング用品をどこでどのように再利用できるかについての情報が得られる。
洗濯用洗剤を使い切ってしまおう
使用期限が切れて役に立たなくなった洗濯用洗剤がある?それでもゴミ箱には捨てないで。洗剤は有毒で、人の肌や目に害を与える恐れがある。環境保護庁によると、(ほとんどの洗剤に使われている)1,4ジオキサンという化学物質は癌を引き起こす恐れがあるという。
洗剤を廃棄する最も良い方法は、洗剤の入っている容器を使うことだ。まずは廃棄する前に容器をしっかりとすすごう。古い洗剤を寄付することもできる。いずれもできない場合には、残っている洗剤を排水口から流して捨ててしまおう。そうすれば埋め立て地で腐ってしまうことなく、排水管もきれいにすることができる。
有毒な水銀温度計にご注意
従来の温度計は、水銀と呼ばれる有毒な化学物質でできている。破損してしまえば、その瞬間から猛毒が漏れ出してしまう。水銀は「有害廃棄物」とされている。世界保健機関(WHO)によると、たとえ少量でも神経系や肺、目、肌、腎臓、免疫系に害を及ぼす恐れがある。
温度計を処分したいときには、近くの家庭有害廃棄物集積場を探そう。体温計を砂や土、ネコ用砂と共に容器の中に入れて密封し、「水銀ー開けるべからず」と記載しておこう。もし温度計が破損した場合には、環境保護庁のウェブサイトにアクセスして安全に処分する方法を確認しよう。
手紙を処分するときには気をつけよう
手紙などの書簡には、慎重に取り扱うべき個人情報が含まれているのは公然の事実だ。社会保障番号などが記載された手紙などは、すでにシュレッダーにかけているという人もいるかもしれないが、たとえば欲しくもないクレジットカードの申込書や請求書も、そのまま捨ててしまうにはあまりにも危険だ。
住所や電話番号、その他個人を特定できる情報が記載されているものは、不正使用される恐れがある。シュレッダーにかけた紙切れを再びパズルのようにくっつけて元に戻してしまえないように、細かく細断できるシュレッダーにかけるようにしよう。
ライター用液体燃料は有害廃棄物処理場で処分すべし
使わなくなったライター用液体燃料の容器を家で見つけたとしても、そのままゴミ箱にポイっと捨ててはならない。知り合いにあげるか、有害廃棄物処理場に持ち込んで、埋め立て地で火災を引き起こす原因を作らないようにしよう。
容器が空っぽであれば再利用できる。ただ、それは中に入っていた液体燃料がまったく残っていない場合に限る。中身が残っているのかどうか分からない場合には、埋め立て地で火災の原因とならないように有害廃棄物処理場に持ち込もう。
ライターも同じ
ライターも、ライター用液体燃料と同様に取り扱わなければならない。つまり、中身が完全に空っぽであることを確認してからゴミ箱に捨てるか、有害廃棄物処理場で処分しよう。
たとえば使い切ってしまう前にライターが壊れた場合など、中身が完全に空っぽになっていないのであれば、液体燃料が漏れてしまう恐れがあるため、そのままゴミ箱に捨ててはならない。残念ながら、使用済みのライターを回収してリサイクルするようなプログラムはないため、空っぽになったライターはゴミ箱に捨てるしかないのが現状だ。
古い自転車も修理・調整可能
自転車にはさまざまな材料が使われているばかりか、それ自体がかさばるため、粗大ゴミとして捨てるのはかなりのムダだ。捨てずに中古自転車を回収してくれる場所を探した方が環境にも良い。
プロであれば自転車を修理して、再び販売することができる。または自転車に使われている部品を利用したり、自転車を直せる人に安く売ることもできる。近くの自転車店かリサイクルショップで古くなった自転車を引き取ってくれるか、確認しよう。
針はゴミ収集作業員にとって脅威となる
医療的な治療のために使用した針にしろ、使わなくなった裁縫箱の待ち針にしろ、こうした先の尖ったものは安全な方法で処分しなければならない。針で感染症にかかってしまう恐れもあるため、そのままゴミ箱に廃棄してしまうと、ゴミ収集作業員にとってとても危険だ。
米国食品医薬品局(FDA)は、針などの危険物について、専用容器に入れてそれぞれの地域のガイドラインに従って処分すべきだとしている。これはつまり、有害廃棄物処理場に持ち込むか、特別廃棄物の回収サービスを利用するか、または地域の保健所で処分してもらうなどの方法をとらなければならないことを意味している。
古いアメリカ国旗は埋めるべし
アメリカ国旗がかいくぐってきた苦境の数々を思えば、そのままゴミ箱にポイっと捨てたくはないだろう。ゴミ箱にそのまま捨ててしまうことは、国を軽視する行動だと見なされる。星条旗の規約には、国旗は埋めて処分するのが理想的だと記されている。
しかしながら、ナイロンやポリエステルなど、使われている素材や化学物質のことを考えると、単に燃やしてしまうのも危険となる恐れがある。敬意を表し、さらに危なくないように、星条旗を所定の方法で三角形に折りたたみ、地面に埋めて処分するのがいいだろう。
大型家電、たいていの店で回収してくれる
洗濯機やオーブン、冷蔵庫などの大型家電を処分するのは厄介だ。自分で家から運び出して腰を痛めてしまう前に、業者を呼んで回収してもらおう。一般的に、大型家電を購入すると、古くなった家電を回収してくれることが多い。
こうすることで、企業は古くなった機械から部品を回収することができる上、客はその処分に頭を悩ませる必要はない。家電販売店が回収してくれない場合にも、慈善団体に問い合わせると少額で引き取ってくれることもある。
使わなくなったツール、寄付やリサイクルへ
昔のツールは作りがしっかりしているため、燃えないゴミとして処分してしまうと、最終的には埋め立て地に運ばれるのだが、自然に還るまでにかなりの時間を要する。もしツールがまだ使える状態なのであれば、リサイクルショップに持ち込むといい。
または、地域のガイドラインに従って再利用するのもいいだろう。業者の中には、古くなったツールを引き取ってリサイクルしてくれるところもある。分解して金属くずとして売れば、少額ではあるがいくらかの小遣い程度にはなる。
携帯電話やタブレット、有害物質が使われている
その他の電子機器同様、携帯電話やタブレットにも有害物質が使われており、そのまま廃棄すると危険だ。幸い、多くの家電販売店や事務機器販売店では古くなったデバイスを回収してくれる。
業者によっては、古くなったデバイスにいくらか支払ってくれるところもある。現金ではなくポイントとして付与され、新たに携帯電話やタブレットを購入するときに割引が受けられるサービスもある。こうした仕組みは客にとっても、企業にとっても、環境にとっても良い取り組みだ。
スペースヒーター、有害物質が使われているものも
スペースヒーターをどのようにして処分したらいいのかは、その材料として何が使われているかによる。プラスチック製のスペースヒーターであれば有害物質は使われていないため、そのまま廃棄することもできる。
金属製のものについては、金属くずとして売ることもできるだろう。しかしながら、有害物質が使われている場合には、適切に処分してくれるところに持ち込まなければならない。確実なのは、販売店に問い合わせてみることだ。スペースヒーターとしてまだ機能するけれども、もう使わないという場合であれば、寄付をすることも検討してみよう!
古くなったフライパンや鍋
フライパンや鍋が古くなってもう使えなくなったとしても、そのままゴミ箱に廃棄してはならない。有害だというわけではないが、たいていの場合金属が使われているため、金属くずとして売るといくらかにはなるだろう。
フッ素樹脂加工など、焦げ付かないための加工がしてあるものでも再利用できる。その場合にはフッ素樹脂などのコーティングを剥がさなければならないため、業者に引き渡すときにはフライパンの詳細について伝えておこう。
使わなくなったブランコ、分解するか寄付するか
小さい子どものいる家庭にはブランコなどの遊具はピッタリだが、子ども達が大きくなってもう家の周りを走り回らなくなったのであれば、ムダに庭のスペースを取っているだけだ。解体してゴミ箱に捨ててしまうよりは、寄付することも検討してみよう。
公園や学校、児童保護施設などの組織だけでなく、一個人であっても、必要な人はいるかもしれない。もしくはすべての部品などが適切に再利用されるよう、解体して部品をリサイクルセンターなどに持ち込むのもいいだろう。
本は捨てたり資源ゴミに出さないで
一冊の本を作るのにどのくらいの労力が費やされているかを考えても、本をゴミ箱にそのまま捨ててしまうのは惜しい気がする。と同時に、誰かがその本を読みたいと思っているかもしれないと思うと、単に資源ゴミとしてリサイクルするにしても、手間ひまがかかり過ぎるだけのように思われる。
こうした理由から、本は寄付するのが一番だ。ネット上で欲しい人に本を売ったり、地元の図書館に持ち込んだり、さまざまな方法がある。他にも面白い方法としては、家の前の縁石にテーブルや本棚を設置して、近所の人がそこから本を持って帰る代わりに本を持ち込むようにして、近所の図書館を始めるのも良さそうだ。
ガーデニングで出たゴミや食品ゴミをコンポストに
コンポスト(堆肥)はバラの茎や木の枝の剪定など、ガーデニングでゴミが出た人が使うものだと考えている人もいるが、実際にはバナナの皮から卵の殻まで、どんな食品廃棄物も入れることができる。
そうすることで埋め立て地に運ばれるゴミの量も随分減らすことができる上、エコシステムの循環を促すことができる。コンポストをプラスチックで汚染してしまわないよう、ビニール袋ではなく、コンポスト容器に直接食品廃棄物を入れるようにしよう。
防虫剤や殺虫剤は危険
ライター用液体燃料と同様、殺虫剤には有害な化学物質が含まれており、一般的なゴミ箱にそのまま捨ててしまうにはあまりにも危険だ。一見、防虫剤などは何ら危険性がないように見えるが、これらも殺虫剤の一種であるため、危険物貯蔵所などで処分されなければならない。
防虫剤は捨てるにあたって何の問題もなさそうに見えるが、実際には有害となるゴミのいい例だ。というわけで、どうやって捨てたらいいのか分からないものについては少し調べてみることが必要だ。
使わなくなった製氷皿、小さな部品の整理に
道具箱を開けてみると、色々なプラスチック容器にネジなどがいっぱい入ってごちゃごちゃになっていたり、小さな部品が色々な物入れとなっている引き出しの中に転がっているのであれば、製氷皿を使うといいかもしれない。製氷機のついた冷蔵庫を購入して使わなくなった製氷皿を捨ててしまう代わりに、別の用途で再利用しよう。
製氷皿をのそれぞれの中に小さな部品を仕分けして入れれば、一目で何がどこに入っているか分かる。これを考えついた人は、製氷皿を収納することができるよう、そのサイズに合わせた木の箱まで作っている!
プールヌードルを使ってカトラリー収納ケースを固定
長年にわたってプールヌードルがたくさんあり過ぎる場合や、手持ちのプールヌードルを短く切ってしまっても構わない場合には、プールヌードルを短く切ってカトラリー収納ケースを固定するのに使える。カトラリー収納ケースは往々にして引き出しよりも小さく、引き出しを開けるたびに引き出しの中でケースが動いてしまったりする。
これを簡単に解決する方法としては、捨てようとしていたプールヌードルを短く切って、写真のようにカトラリー収納ケースの奥に入れてしまおう。そうすれば引き出しを開けるたびに中でケースが動かなくて済む。
キッチンペーパーの芯を使って、掃除機のホースの長さを出す
最後のキッチンペーパーを使ってしまった後に残る段ボールでできた細長い芯、どうしているだろうか?この芯さえも再利用できるのだ!たとえば掃除機のホースが短いときなど、この芯を取り付けると長さを出すことができる。
形も大きさも完璧で、たいていの掃除機にピッタリ合う。その上、芯の固さもちょうどよく、少しホースの先端合わせて変形させることもできる。粘着テープなどで固定させれば、使用後には簡単に取り外すことも可能だ。
牛乳容器をスコップに
乾燥したドッグフードやキャットフードを食べるペットを飼っていて、餌を一度に大量に買うのであれば、飲み終わった牛乳容器をスコップのようにして使うことができる。2リットルサイズのプラスチック製の牛乳容器で作ると、ちょうどいい大きさのスコップが出来上がる。
牛乳を飲み終わったら容器をきれいに洗い、下半分を切り落としてしまうだけだ。フタをしたままにするのも忘れないように!そうすれば牛乳容器の上半分についている持ち手もそのまま使える。
クリスマスの電飾の片付けにホースリールを使う
ホースリールを買い替えたばかりで、使わなくなったものをどうしようかと思っているのであれば、クリスマス用の電飾を整理するのに使うのはどうだろうか。ホースと比べて電飾は軽いため、ホースリールがたとえ壊れていても電飾を巻いて片付けることができる。
ホースと同じように、簡単に電飾を巻いたり出したりすることができる。その上、こうした飾りは1年に1度しか使わないため、出さずに保管しておく期間の方が長いが、保管も簡単だ。