もっと評価されるべき!忘れ去られたマッスルカー

どんなメカ好きじゃなくても、マスタング、カマロ、チャージャー、チャレンジャー等は、ご存知ですよね。これらは、1960年代から1970年代の典型的な「マッスルカー」と呼ばれるものです。この時代は、馬力、パフォーマンス、風格に底なしの、マッスルカー黄金時代と考えられていました。

多くのコレクター達は、有名で象徴的な車を追い求めます。しかし、あまり有名ではないマッスルカーはどうでしょうか?マスタング、カマロといった有名どころの中で、黄金時代のユニークなモデルに乗っていると、他に差をつけられのではないでしょうか?それでは、みんなの注目を集める、タイヤを焦がすようなスピードのマッスルカーをご紹介しましょう。

1965年製ポンティアック2+2

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Mecum Auctions/Pinterest
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ポンティアック2+2は、カタリナをベースにしたフルサイズのツードアのクーペまたはコンバーチブル。GTOの「兄貴分」として売り出されました。1965年、フロントに2名、後部座席にも2名というシートの配置からこの名がつけられたポンティアック2+2は、421立方インチのV8エンジンを搭載。

オプションで376馬力のハイアウトプットエンジンにすることも可能。また、バケットシート、丈夫なサスペンション、差動装置、ハースト・シフターにも対応。そうなのです。2+2は本気のパフォーマンスマシーン。停止状態から7秒で毎時97キロまで到達し、15.5秒で0.4キロ進みます。

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1969年製シボレー・キングスウッド427

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Scott Konshak/Pinterest
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ステーションワゴンは、一般的にはマッスルカーとして考えられていませんが、キングスウッドはこの称号を得るにふさわしいと言えます。1969年代のオプションパッケージにうるさい方にお勧めの、427立法インチのターボジェットV8エンジンと4速マニュアルトランスミッションによる390馬力の大きなファミリー用車。

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子どもをのせても、キングスウッドは7.2秒で時速1キロに到達し、15.6秒で0.4キロ進みます。ファミリー用のワゴン車にしては上出来ですよね。

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1970年製オールズモビル・ラリー350

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伝説的なオールズモビル4-4-2がかなり話題と注目を集めたものの、1970年製のラリーだって、ドラッグレースやバーンアウトなどのマッスルカーのスペックに関して言えば、負けてはいません。ラリー350は、一流のマッスルカーより、一段階劣るかもしれませんが、ダッジ・ダート、プリムス・ロードランナー、シボレー・シェベルなどと肩を並べます。

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バナナイエローの車体は、310馬力のロケット350 V8エンジンを搭載。デュアルインテイクのラムエア。この車両は15.2秒で0.4キロに到達し、派手でスピードもあり、マッスルカー級です。

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1969年製フォード・トリノ・タラデガ

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フォード・トリノ・タラデガは、NASCARでの競争力をより高めるために、フォードが開発。当時NASCARのルールでは、最低限500台を生産している車体に限る、という規定がありました。 つまり、メーカーはレース向けの一回きりの特別車を生産することが出来なかった、ということです。

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フォード・トリノ・タラデガは、通常のトリノよりも流線形。NASCARでは、29回の通常レースとチャンピオンシップを制しています。 428コブラ・ジェットから生み出されるパワーは、355馬力、440重量ポンドフィートです。このため、トップスピードで毎時258キロまで出すことが可能です。

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1970年製ビュイック・ワイルドキャット

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ビュイック・ワイルドキャットは、お目の高い高所得者向けの高級マッスルカー。当時のほとんどのマッスルカーは、ただ単に性能とパワーに力を入れていたものの、ワイルドキャットは、スピードを犠牲にすることなく、快適さ、心地よさ、おしゃれな見た目を手に入れることが出来ると証明してくれました。

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1970年、370馬力の455ビュイックV8エンジン搭載でデビューしたワイルドキャット。ビュイック・ワイルドキャットは、見合うだけの正当な評価がされていない、クーペのオープンカーです。すでに人気を博していたこの時代の他のマッスルカーに比べると、このオープンカーは、見劣りするかもしれません。 しかし、マッスルカーでもオシャレな車体でパワーと快適さを一体化することが出来る、と証明してくれる珍しい車種です。

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1964年製マーキュリー・コメット・サイクロン

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Mecum Auctions
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1964年マーキュリーは、サイクロンにコメットクーペを導入しました。マーキュリー・コメット・サイクロンは、安心のフォード289 V8エンジンを搭載し、210馬力を誇ります。同車種は、人気の「ドレスアップキット」機能があり、エンジンアクセサリへのクロムメッキ、ホイールキャップなど、その他さまざまなオプションを追加することが出来ます。マーキュリー・コメット・サイクロンは、エドセル社の車型としてデザインされましたが、1960年に同社が廃業。コメットは、マーキュリー社が引き継ぐこととなりました。

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余談ですが、1964年にフォードは、427立方インチV8エンジンを搭載した特別高性能軽量コメット・サイクロンを50台生産。この車種は、主にドラッグレースやNHRA A/FXクラスのためにデザインされています。

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1970年製クライスラー・ハースト300

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1970年製クライスラー・ハースト300は、クライスラー300ツードアクーペの別バージョン。改造用部品の提供元である、ハーストパフォーマンスにちなんで命名されました。ちなみに、1970年、プロモーション目的のみで、2台のオープンカーを含むハースト501が生産されたとされています。

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異常に長いボンネットとトランクを持つハースト300は、440立方インチのV8を搭載しており、375馬力あります。ゴールドとホワイトのペイント、ファイバーグラスのボンネットとトランク、ハーストシフター付きトルクフライトのオートマチックトランスミッションが特徴です。

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1993年製GMC・タイフーン

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Ashley Welton Designs/Pinterest
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ほとんどのマッスルカーは、GMC・タイフーンがこのリスト入りしたことをあざ笑うかもしれません。しかし、その素晴らしい性能と過小評価されている機能を見てみると、日の目を見る価値があることがお分かりいただけるでしょう。当時で言えば型破りなターボチャージャーV6を搭載。空気圧14重量ポンド毎平方インチ(psi)で、280馬力、360重量ポンドフィートを誇ります。

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他の車と比べると、さほどパワーがないように思われるかもしれません。しかしそれでも、5.3秒で毎時97キロに到達し、14.1秒で0.4キロを走行します。これは、同時期のフェラーリ348よりも速い速度です。

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1969年製マーキュリー・サイクロン・CJ

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American Muscle Car Museum
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1969年、マーキュリーはサイクロンシリーズに新しいラインナップ、CJを追加します。CJはコブラ・ジェットを意味し、この名前はこの車種が搭載しているモンスターエンジンの名前から来ています。このエンジンというのが、フォード社製、428立方インチのコブラ・ジェットV8。

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公式には、335馬力、440重量ポンドフィートとされています。しかし、これは実際より低く見積もられているようです。実際には、環境が整えば、0.4キロを14秒以下で走ることも可能。マーキュリー・サイクロン・CJ の売り上げはイマイチでしたが、この無名のサイクロン・CJの性能は素晴らしいものです。

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1973年製シボレー・シェベル・ラグナ454

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Wikimedia Commons
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1973年製シボレー・シェベル・ラグナ454は、シボレーよりラグジュアリーで洗練されています。ラグナには、ツードア、フォードア、ステーションワゴンのオプションがあります。しかし、町や名前の由来にもなっているビーチで飛ばしたい、ということであれば、ツードアのクーペがおすすめです。

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454立方インチのV8を搭載したシボレー・ラグナは、235馬力を誇ります。第一次オイルショック当時の多くの車の悲惨なパワーと性能を考慮すれば、これはそれほど悪くはないですよね。シボレー・シェベルには、ステキなオプションが備わっています。スイングアウトのフロントバケットシートです。車に苦労して乗り込むことなく、腰を下ろせばフロントに向くようになっています!

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1970年製AMC・レベル・マシーン

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AMC・レベル・マシーンは、見てお分かりいただけるようにドラッグレース車です。1969年、テキサスでのNHRAワールド・チャンピオンシップ・ドラッグレース決勝戦で、デビューを果たしています。アメリカン・モーターズはマーケティングキャンペーンとして、ウィスコンシン州からテキサス州のドラッグレースまでレベル・マシーン10台の車を走らせ、見事に新品同様の走りを見せました。

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390立方インチV8エンジン搭載のレベル・マシーンは、340馬力、430重量ポンドフィートを誇ります。同車種には、特別なシリンダーヘッド、バルブ、カムシャフト、デザインを一新したインテイクマニホールドとエキゾーストマニホールドも搭載。赤、白、青のドラッグレースカーほど、マッスルカーの名にふさわしいものはないですよね!

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1971年製GMC・スプリント・SP454

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Dan Carr
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GMC・スプリントは、より有名なシボレー・エルカミーノの知られざる「兄弟」です。半分車、半分ピックアップトラックのスプリントは、ピックアップトラックの利便性と普通車の機能を求める人にとって最適です。

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GMC・スプリント・SPは、シボレーSSに相当するトリム(車室内の内張り用部品およびその付属装飾品の総称)で、同じような性能を誇っています。454立法インチのV8は、パワーを求める所有者に好まれました。1971年当時で、365馬力を誇っています。これはほとんど話題にあがらないマッスルカーですが、速度を出しつつソファーを運ぶこともできるような車です。

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1990年製シボレー454 SS

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Fast Lane Cars
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ピックアップトラックでも、マッスルカーになれるのでしょうか?シボレー454 SSのために、マッスルトラックという新しいカテゴリーを作ったほうが良いのではないかと思わせられるくらいです。シボレー454 SSはマッスルカーの様式に当てはまっており、V8エンジン搭載、後輪駆動、ツードア、直線速度へのフォーカスなどが特徴です。

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454立法インチのV8エンジンで、最高230馬力。単純な速度ではタイフーンやサイクロンには及びませんが、味のあるV8のエンジン音を楽しめます。カッコいいさりげない雰囲気があると言えます。これは、注目を浴びようとするやりすぎピックアップトラック時代にはなかなか見られない特徴です。

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1970年製フォード・ファルコン 429 コブラ・ジェット

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Red Shield/Pinterest
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フォードのファルコンは、1960年代にコンパクトカーとしてデビューし、10年間に渡って3つのモデルを経て生き伸びてきました。

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1970年製の1/2 フォード・ファルコンは、元々フォード・フェアレーンという名前で、ツードアのクーペのみでした。302または351立法インチのV8エンジンと共に、直列6気筒にも対応。しかし、賢いレーサーたちは、ラムエアインテイクとドラッグ・パックと一緒に、375馬力の429コブラ・ジェットV8を搭載。ファルコンにまさにぴったりですよね。

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1966年製シボレー・ビスケイン 427

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Andy Ratcliff/Pinterest
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シボレー・ビスケインは、1958年から1972年の間に生産されたフルサイズの低コスト車です。シボレーの中でも最も安価なフルサイズ車であるビスケインは、他のモデルに見られるクロムメッキのトリムや快適さがかなり欠けています。

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車に詳しい方であれば、427立法インチV8エンジン、M22トランスミッションのオプションを追加して、ビスケインを完璧な高性能車に変身させることも可能でしょう。この場合、速度に影響するような機能が取り除かれ、425馬力のスピードマシーンになります。

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1971年製プリマス・ダスター340

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ClassicCars.com
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プリマス・ダスター340は、売上的には大成功を収めました。同じ重量の車両と比べると断然優れているのに、安価であるためです。プリマス・クーダ340に比べて、軽く、広々としていて、高速のダスター。フロントディスクブレーキの水準に達している、プリマスシリーズの中の唯一の高性能車です。

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そのパワーは、公式には275馬力とされています。しかし、0.4キロを14秒以下で走ることが出来るダスターは、実際には325馬力に近いパワーを生み出しています。プリマス・ダスターは、 モパーの高性能車の中でもなかなかの掘り出し物。しかし、その性能は十分に評価されていません。

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1971年製AMC・ホーネット SC/360

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AMC・ホーネット SC/360は、クーペ、セダン、ワゴン車と選べる、コンパクトカーです。排気量、燃料効率、車両のサイズをアメリカが意識するようになってきた時代の、メーカーや消費者の考え方の変化を反映しています。

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1971年、効率的で小さなサイズの楽しい車、という新しい考えにフィットするように生産された、AMC・ホーネット。AMC・ホーネット SC/360は、245馬力と390重量ポンドフィートを誇る、AMCの360立方インチV8を搭載。 「ゴー」パッケージのオプションを選ぶと、ラムエアインテイク、プラス40馬力が加えられます。

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1987年製ビュイックGNX

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1987年、ビュイックはこのパワフルなGNXを発表。「Grand National Experimental(グランナショナル最後のグランナショナル)」を意味するGNXは、マクレーン・パフォーマンス・テクノロジー/ASCとビュイックのパートナーシップによって開発され、2社は協力して547 GNXを生産しました。ターボチャージャーのV6搭載のGNXは、300馬力ほどを誇ります。4.7秒で時速94キロに到達するビュイックは、1987年当時ではかなりの高速。同時期のV12フェラーリ・テスタロッサよりもはやい速度です。

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GNXには他にも性能改造がされていますが、注目を集めたのはその真っ黒な車体ではないでしょうか。「ダースベイダーの車」と呼ばれることもあるGNXは、その不気味な見た目と素晴らしい性能を融合させています。

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1964年製マーキュリー・スーパー・マローダー

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1964年、最も珍しく、そして正当な評価がされることがなかったマッスルカーを生産したマーキュリー。そのマッスルカーこそ、スーパー・マローダーです。この車のどこが「スーパー」なのでしょうか?車両識別番号では、「R」が付いています。これが何を示すかというと、427立方インチのV8搭載で425馬力を誇るということです。Rコードのオプションの車両は、合計で42台しか生産されていません。

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元々はストックカーレース用のホモロゲーション車として開発されたこちらのエレガントな車両は、クラシックな美しいデザインと素早い速度を誇っています。伝説的なレースカードライバーのパーネリ・ジョーンズは、1964年、427 V8のマーキュリー・スーパー・マローダーで走り、USACストックカーレースで7回優勝しました。

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1970年製オールズモビル・ヴィスタクルーザー442

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オールズモビル・ヴィスタクルーザーに見覚えがある、というのであれば、『ザット'70sショー』でエリック・フォアマンが乗り回していたことを思い出しているのではないでしょうか。エリックの車は老朽化して茶色く巨大でしたが、もしヴィスタクルーザー442のバージョンを所有していたら、エリックはもっとずっとドライブが楽しめたはずです。

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この「442」というのは、4バレルキャブレター、4スピードマニュアルトランスミッション、デュアルエキゾーストを意味します。当時のステーションワゴンとしては珍しいくらいの大きさですが、これらは注文の際のオプションです。 455立方インチV8エンジンを選択した場合、ヴィスタクルーザーは365馬力と500重量ポンドフィートを発揮します。

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ビュイック・グラン・スポーツ455

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多くの人は、このビュイックが正当な評価を受けていない車だとは考えていないのではないでしょうか。しかし、この車はもっと評価をされるべきです。マッスルカー好きの中で大人気であるものの、同時代の他のクラシックカーと比べるとあまり記憶されていません。

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GTO、442、シェベルと同時期に発表されたため、445は埋もれてしまったのです。今こそ、正当な評価をしてあげて欲しいという願いを込めて、今回ご紹介しました。

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1989年製ポンティアック・ターボ・トランザム

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1989年製ポンティアック・ターボ・トランザムは、このシリーズの第3世代であり、発売当初はパワー不足と考えられていました。その意見を否定することは出来ませんが、この車の見た目は、それまで以上に美しいものであると断言できます。

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このような美しい車両を引っ提げて、ポンティアックはすぐさまエンジンのパワーアップを図っています。この車をお持ちの方がいたら、アナタ、ラッキーですよ!

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90年代中期のシボレー・インパラ

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90年代中期のシボレー・インパラSSは、最も美しい車とは言えません。また、発売当初、消費者からは受け入れられませんでした。ボンネットの下に隠されているお宝に、皆さん気づいていればよかったのですけどね。

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シボレー・インパラには、高速道路で他のマッスルカーを追い抜いていくような素晴らしい機能をたくさん搭載しています。もし、シボレー・インパラのボディデザインがこれとは違ったら、その運命も違っていたかもしれません。今となってはわからないですけどね。

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ダッジ・マグナム

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JEFF HAYNES/AFP/Getty Images
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ダッジ・マグナムはマッスルカーのようには見えないかもしれませんが、その走りはマッスルカーそのものです。「アメリカンマッスルワゴン」と呼ばれたマグナムは、かなりパワフル。

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425馬力を誇り、加速力が抜群です。唯一の欠点と言えば、消費者はファミリーカーのようなマッスルカーを望んではいないということです。しかし、一度運転してみると、どれだけ素晴らしい車かわかっていただけるはずです。

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フォード・トーラスSHO

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表面的には、フォード・トーラスはマッスルカーには見えないかもしれません。これは、どしんと構えたファミリー用のセダンです。SHO版にアップグレードした場合、トーラスはその名に恥じない走りを見せます。どんな車にも挑戦できるような車両に大変身するのです。

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SHOの唯一の欠点は、そのサイズ。重量があるため、365馬力が限界です。しかし、発売当初のお値段だけの価値がある代物です。

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GMC・サイクロン

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今回のリストにはトラックも含まれるのか?-と頭を掻いていらっしゃる方もいることでしょう。ファミリーセダンやワゴンでは物足りないのか?そういうことではないですが、GMC・サイクロンも是非ご紹介したい車両です。

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このトラックはスピード重視で製造され、6秒以内で0から時速96キロに加速します。14秒以内に0.4キロの走行も可能。そんなことが出来るトラック、他にもご存知ですか?

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ジェンセン・インターセプター

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National Motor Museum/Heritage Images/Getty Images
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英国の自動車業界からは、あまりご紹介していませんでしたね。ということで、ジェンセン・インターセプターを見ていきましょう。クラシックなデザインのインターセプターは、そのスピードとハンドリングを誇っています。

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インターセプターは、ただのマッスルカーではありません。高級なレザーシートを含むそのすべてが、ドライバーの快適さを計算して作られているのです。ご紹介した中で最もオシャレな車と言っても過言ではありません!

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ポンティアック・ファイヤーバード

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ファイヤーバード400は、トランザムに似ているかもしれません。しかし、それよりさらに年季が入った美しい車両です。残念ながら、かなり古い車とは言え、コレクターにとってはまだ若造。

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さて、何が問題なのでしょうか?ポンティアックがファイヤーバードを発売した際、消費者たちの購買力は下降気味。それでも強行突破で発売した結果、最も価値を理解されていないマッスルカーの一つとなってしまったわけです。

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ポンティアック・GTO

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Jason Nevader/WireImage for Sports Illustrated
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発売から月日が経ち、過去のものとなったポンティアック・ファイヤーバード。2002年、同社は、モダンなデザインのマッスルカー、ポンティアック・GTOを販売します。

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この怪物の能力を最大限に引き出すために、6.0リットルのV8エンジン、マニュアルトランスミッションを搭載。このパワーによって、他のマッスルカーから一線を画したGTO。しかし、リストにご紹介した他の車とは異なり、GTOのモダンデザインはそれほど目を惹くものでもありません。

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1992年製ダッジ・デイトナ

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ダッジ・デイトナは、デザインが良いとは言えません。90年代前半に販売されたデイトナは、かつてクライスラーを救ったKシャーシでした。しかし、ワインのように味が出るというようなことにはならなかったようです。それでも、この車両にはパワーがあり、もっと評価をされるべきです。

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比較してみると、ダイトナのパワーはマスタングのような人気のマッスルカーとそん色ありません。価格的にはより手が届く値段です。それなら、どうして人は見た目だけで判断してしまったのでしょうかね?

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1994年製アウディ・アバント

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マッスルカーでは知られていないアウディですが、1994年にアバントで注目を浴びました。マグナムと同様、見た目はワゴン車ですが、中身は野獣。アドレナリンを求めるファミリーにピッタリです。

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このリストにはふさわしくないと思う方もいるでしょう。マッスルワゴンと呼ぶこともできますが、機能がイマイチかけています。それでも、この311馬力をもってすれば、同時代でこの車より早い車種を見つけることはなかなかできないでしょう。

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ジャガー・Sタイプ

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ジャガー・Sタイプは、フォードに買収されてたあたりに発表されました。これは2社のパートナーシップの中で最も素晴らしい車体の一つであり、最もパワフルです。

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ジャガー・Sタイプはジャガーのようですが、よりパワーがあります。真のマッスルカーでありながら、ビジネスの電話を取りながらのんびりと紅茶を堪能できるようなイメージの車です。しかも、420馬力のため高速で、より安全性の高い大きなブレーキが付いています。

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インフィニティ・M45

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本リスト初の日本製のマッスルカー。ご紹介いたしますのは、インフィニティ・M45。モダンなデザインで大衆から目立っています。

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340馬力で、流れるようなラインのインフィニティ・M45は、高速道路をガンガン進んでいくことが出来ます。ガソリンスタンドに寄ることを忘れないでおいてください。マッスルカーのスピードは抜群ですが、すぐに燃料不足になるのが玉に瑕。M45の最もいいところの一つは、同時代の他の車より優れているという点です。

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メルセデス・ベンツ・500E

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高級車であるメルセデス・ベンツ・500Eは、クラシックなベンツのような出で立ちです。ボンネットには強力な秘密を秘めています。 5.0リットルV8エンジンにアップグレードすれば、500Eは高速道路を超速で走ることが出来ます。

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高速車であるだけでなく、乗り心地もスムーズ。ハンドル操作が簡単で、速度を落とす必要がある際に前につんのめってしまうこともありません。こちらの車の運転中は、ゆったりと座ってドライブを悠々と楽しめます。道路に注意さえすれば完璧です。

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ポンティアック・グランプリ

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ファイヤーバードで失敗してから、ポンティアックはその影響力を取りもどすことが出来ませんでした。だからと言って、グランプリが良くないと言っているわけではありません。むしろ逆なんです。

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発売された際、グランプリは最高のマッスルカーの一つでした。これが欠いていたものと言えば、ビジュアル的なアップグレードではないでしょうか。ポンティアックが期待していたこととは裏腹に、一目見てこれがマッスルカーだとは思いませんよね。

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シボレー454 SS

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これは一体?またトラック?そうです。これも実は、マッスルカー。サイクロンほどパワフルではないですが、シボレー454 SSはただの働く男の車でもないのです。

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1991年モデルで、このシリーズはマッスルトラックへと大変身。シボレーは、エンジンにパワーを投入して、牽引力をあげるためにかなりトルクを上げています。正直、これはトラックと呼んだ方が良いですが、このリスト入りした他のトラックに比べればマッスルカー寄りなのではないでしょうか。

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1970年製マーキュリー・マローダー

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リストで2つ目の、マーキュリー・マローダーはホンモノです。発売当初はミラクルカーとして、中身も外見も美しく仕上げなければいけませんでした。またサイズも大きく、それがデメリットだったのかもしれません。

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大きな車体は楽しさに溢れているかもしれませんが、しばらくすると少し面倒です。マーキュリー・マローダーは、それほど目立つ機能を備えてはいません。確かにパワーはありますが、高い競争率を勝ち残れるほどの性能ではないのです。

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1968年製ポンティアック・グランプリ

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先ほどご紹介したグランプリとは異なるグランプリです。1968年製のポンティアック・グランプリは、マッスルモンスターでありながら、美しい車両です。390馬力を持っていますが、428馬力までのアップグレードも可能。ドラッグレースでそのパワーを試してみませんか?

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車の見た目は、ユニークというほどではないもののクラシックです。この時代のマッスルカーに関しては、多くが同じような見た目に落ち着いてしまっているのが現実。そのため、素材やその機能が勝負の鍵となります。

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2014年製シボレーSS

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2014年製シボレーSSは、マリブのボディーを持つマッスルカー。これは、販売されたマッスルカーで最高の車両のひとつです。もっとごつい見た目だったらわかりやすいですけどね。

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シボレーSSの販売台数は、あまり振るいませんでした。これは、そのボディが原因なのではないでしょうか。セダンのようなマッスルカーなんて、運転したくないですよね?しかし、その性能を目にしたら、運転したくなるはずです。

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1998年製ジープ・グランド・チェロキー・リミテッド

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ジープ・グランド・チェロキーは好きだけど、もう少しパワーがあったら、と思っている方、1998年製ジープ・グランド・チェロキー・リミテッドをおすすめします。このアップグレード版のチェロキーは、オフロードのマスターから、道路を駆け抜けるトラフィッククラッシャーに大変身。

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5.9リットルのV8エンジンで、45馬力と345フィート重量ポンドを誇るジープ・グランド・チェロキー。通常版チェロキーはここまでのパワー出せます?もちろん、出せませんよね?