アメリカで不人気が続くファーストフード店
常にアクティブに活動するアメリカ人にとって、ファーストフード店より素晴らしい発明はありません。カロリーを摂取するのに、お安くて一番手取り早い方法です。しかし、その業界では、激震が走っています。ファートフード店がその魅力を失ってきているのです。今日のトレンドは、食材の品質や新鮮さに移ってきています。多くのチェーン店がその需要を満たすことに苦戦し、顧客を簡単に取り戻すことができないのです。『カスタマー・ピック』の調査は、顧客満足度に応じて、人気のファストフード店を調査。どのチェーン店が人気がないのか、きっとその結果にあなたも驚くはずです。
※この評価はアメリカ内で行われたものです。
パンダ・エクスプレスにいらっしゃい
パンダエクスプレスは、アメリカに2,000店舗以上を構え、アメリカ国内で最大規模のアジア料理のチェーン店です。皆さんもハワイ旅行の際などに、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか?ここでは、料理は選べますが、本当にこの程度の中国料理の味で満足できていますか?
BuzzFeedは、以前中国系のアメリカ人を招いて、初めてパンダ・エクスプレスを食べてもらうという企画を実施しました。しかし、結果は散々でした。 その企画の際、デイビット・チャンシェフは、「自分の指を噛んでるのか、オレンジチキンを食べているのかわからない」とコメントしています。
シナボンはつまらない
日本でもたまに見かけるシナボン。そのお客の多くが、焼きたてのペイストリーを求めていると思うのではないでしょうか。しかし、そのシナボンの顧客の再来店率は40%のみです。 シナボンは、現在苦戦を強いられており、新しいことに挑戦してきています。
しかし、それもうまく言っているとは言えません。さらに、シナボンに対しての食の品質とサービスのレビューも芳しくありません。「態度の良くない従業員」がいることで、顧客が戻ってこようという気にならないようです。また、新鮮なペイストリーを出すのではなく、温めているだけということも、顧客が敬遠する理由です。
デルタコはどのくらい美味しそう?
デルタコは、本物のメキシコ料理ではない、というのが顧客の意見です。それは正しいかもしれませんが、これはファストフードであるということを覚えておかないと行けないかもしれません。それを加味しても再来店率が40%とというのには、ほかにも理由があるでしょう。
多くの人は、デルタコの料理が不味い感じています。ブリートには、ご飯を入れすぎていて、肉にはジューシーさが足りません。幸いにも、最近ビヨンド・ミート(ベジタリアン・ミート)を発売し、顧客を満足させようと努力はしています。
アインシュタイン・ブラザーズ・ベーグルはいかが?
「グルメベーグル」と謳ってはいるものの、平均的な品質と新鮮さでレビューはイマイチ。「グルメ感」がまったくないのです。アインシュタイン・ブラザーズ・ベーグルの味と、普通のスーパーのものを比べると、顧客はたいていスーパーのものを選ぶという結果になっています。
さらに、カスタマーサービスとコーヒーには厳しい意見も。お粗末なコーヒーならば、出すべきではないということは、飲食業界でもよく言われています。更にひどいカスタマーサービスがこれに重なると、完全にアウトです。
ウェンディーズ行く理由
ウェンディーズには、魅力的なメニューが沢山揃っているかもしれませんが、その数字は別の結果を示しています。2018年、ウェンディーズのバーガーバンズの入った袋に、ネズミが見つかった事件をご存知ですか?さらには、2005年の「チリへの指混入」事件は?
しかし、スパイシーチキンナゲットの人気はまずまずのようで、店舗がきちんと対応していれば、この商品を購入するという人が多いようです。また、「冷凍なし、常に新鮮」という部分は、顧客も評価しています。
極小のホワイト・キャッスルのバーガー
ホワイト・キャッスルは、小さなサイズのハンバーガーで有名ですが、これこそ同レストランが苦戦している理由かもしれません。多くの人がこのサイズのハンバーガーでは、満足できないと感じていて、1つ以上の購入を強いられています。
もう一つの苦情が、ハンバーガーのバンズがスーパーのものと変わりないということです。バンズはお肉よりも大きく、パテは肉というよりも玉ねぎの味が全面に出ています。
チャーチズのチキン
ポパイズやケンタッキーフライドチキンのようにはいかないのが、チャーチズ。チャーチズ・チキンは、フライドチキンチェーン店の上位に食い込めていません。確かに、日本人であれば、知らない人が多いのではないでしょうか?しかし、それには、正当な理由があります。KFCの店舗展開に囲まれてて、顧客を取り戻すのが難しいのです。
顧客は、チャーチズのビスケットを「固くて食べれない」と評価。これも、顧客が遠のくのには十分な理由だったようです。顧客を取り戻そうと、2019年、チャーチズは、新しい戦略を立てています。顧客としては、そっと見守り、その変化を見届けるしかできません。
リトル・シーザーズのピザピザ
リトル・シーザーズが、ラージサイズのピザまたはサラミピザを5ドルで売り出した際には、ほかのチェーン店を追い抜いて大きな収益を出しました。しかし、「安物買いの銭失い」という言葉を聞いたことがありますか?まさに、これこそこの状況をよく表しています。
リトル・シーザーズは、新鮮で高い品質であると主張するかもしれませんが、顧客はそうは思っていません。トッピングからソースまで、リトル・シーザーズの味は、何かが足りないのです。顧客の中には、ダンボールのような味とコメントしている人もいます・・
本当にチェッカーズ?
1986年以来、チェッカーズは、ホットドッグ、フレンチフライ、ミルクシェイク、ハンバーガーを専門に扱っています。しかし、チェッカーズの難点は、サービスの遅さ。他の客がいないときでも、食べ物が出るまでの時間がかかりすぎるという苦情が出ています。
ほかにも挙げられている問題は、パテの味のなさ。更に、さほど味のないレタスの塊を投入していることも不評です。顧客から好評なのは、フレンチフライとバナナシェイクです。
ルートビアフロートはいかが?
日本にも限られた地域にはあるA&W。しかし、そんなA&Wで「ルートビアフレーバーの製品しかないの?」と疑問に思っても無理はないでしょう。しかし、このファストフード店が抱えている問題は、別の所にあるのです。
飲み物に関しては苦情はないものの、食べ物の質に関しては、なかなかの批判をされています。特にフライドポテトが問題で、顧客は油っぽすぎると評価しています。「A&Wのフライを食べるのは、コップ1杯の油を飲むようだ」、と形容してるお客までいます。
デザートのあるソニック
ソニックのドライブスルーへの苦情は、なかなか難いです。たくさんデザートがあるだけでなく、時期によってはハッピーアワーが存在したりします。
しかし、大きな問題は、ホットドッグ、ハンバーガー、チリドック、コーンドッグに新鮮さが足りないということです。他店と似たような材料を使用していますが、あまり味付けがなく、パサついていると言われています。もう一つ挙げられている苦情が、レタスが多すぎるということです。
プレッツェルマジックはいかがですか?
日本では、撤退が相次いでいるアンティ・アンズ。ここは、甘い生地のお菓子を売っているという点では、シナボンに似ています。こちらのプレッツェルショップは、1988年にペンシルバニアのランカスターに一号店をオープン。今では、アメリカのどこのショッピングモールでも見つけることができます。
外に出てショッピングモールで買い物をする人が減っている影響で(時代はオンラインショッピンク)、アンティ・アンズは、売上を落としています。お客の苦情に挙げられているのが、古くなった焦げたプレッツェルを販売していることがあるという点です。
サブサンドイッチはどうですか?
品質の高いサブサンドイッチとなれば、クイズノス・サブも負けてはいません。サンドイッチに関しては、高い評価を受けていて、好きなサブサンドイッチを作ってもらうことができるシステムは、人気を得ています。それでは、一体何が足りないのでしょうか?残念ながら、クイズノス・サブは2014年に破産申請を行っており、アメリカ国内で800店舗が閉店しています。
この店の問題は、価格が高すぎるということ!サブウェイがフットロングサイズを5ドルで売り始めてから、クイズノス・サブはその勢いを格段に落としています。
ハーディーズには、厳しくしすぎないでください
炭火焼きバーガーと刺激的な広告戦略で有名なハーディーズは、リピーターの維持に成功しています。主にアメリカ合衆国中西部の南部によく見られるハーディーズは、ジャック・イン・ザ・ボックスやケンタッキーフライドチキンと熾烈な戦いを繰り広げています。
これらのチェーンとただ競うのではなく、既存の顧客の満足度を維持することを心がけている同社。2003年には、「ひどいサービスとお粗末な食べ物の提供を十分承知している」、と謳ったキャンペーンを展開。そこまでしても、今だに微妙なサービスと汚いイートインエリアにお客は不満をいだいているようです。
ジミー・ジョンズとは仲良くできませんか?
「Freaky Fast, Freaky Fresh(超早く、超新鮮)」のスローガンで知られるサンドイッチチェーンのジミー・ジョンズは、何度か災難に見舞われています。2016年、従業員は競合禁止契約のサインを強いられます。これはジミー・ジョンズを退職したあと、2年間は他のデリチェーン店で働くことができないという契約です。
これだけでなく、同社は何度か食中毒問題を起こしています。2008年、2009年、2010年には、ジミー・ジョンズのサブを食べた人が、大腸菌またはサルモネラ菌による食中毒を起こしているのです。
ピザ一切れ
ブレイズピザなどのカスタムピザ店のお陰で、スバーロなどのチェーン店は、昔ほどの人気がありません。それだけでなく、スバーロのピザには新鮮さが足りない、という人もいます。
「スバーロのピザを食べるのは、スバーロのピザが食べたいわけじゃなくて、お腹が空いたときにたまたま傍にあった食べ物というだけの話」と評価しているのは、『ニューヨーク・タイムズ』のニール・アーウェン氏。まさに的を得た表現です。
キングと仲が悪いのは?
アメリカ最大のハンバーガーチェーンの一つであるバーガーキングは、その名前にふさわしいほどの顧客のリピート率ではないようです。新しいワッパーバーガーなどを試したかどうか、巷の話題になるほどではありません。しかし、タコスやインポッシブルバーガーなどを導入し、ファンのベースを広げようとしています。
それでも、消費者信用率は高くありません。それは、バーガーのトッピングの比率が、いつもマチマチな為です。さらに、バーガーキングでも、玉ねぎの味が全面に出ていることが問題に挙げられています。
ジャック・イン・ザ・ボックス
日本未上陸のジャック・イン・ザ・ボックスに、なにかいいところがあるとすれば、表情が殆ど変わらない丸顔のマスコットくらいでしょうか?99セントのタコスを本気で食べたい人がいるとも思えません。どの店舗も朝メニューが1日中食べられるというシステムを展開している中、その波に乗っかっていないというところも、評価がイマイチな要因です。
ソーシャルメディアでは、「キャットフードが入った濡れた封筒」のようで、最悪と揶揄されています。これらは確かに正しいかもしれませんが、最悪だとわかっていながら、そのタコスをやめられないという人もいるようですけどね。
金のアーチのマクドナルド
マクドナルドは、このリスト上で最も有名なファストフード店と言っても良いでしょう。だからといって、良いというわけではありません。肉にピンクスライムを使っているという噂は耳にしたことがありますか?かなりの量を販売しているからかもしれませんが、品質に欠けています。
パテは、アメリカ合衆国農務省承認の肉と宣伝しているかもしれませんが、新鮮さと食べものの質では最低評価を記録しています。マクドナルドのバーガーを説明する用語として客の間で流行っているのが、「めちゃくちゃ」を意味する「ホットメス」という表現です。
十分な肉を供給できないアービーズ
巨大なローストビーフサンドイッチで知られるアービーズの再来店率は、44%。肉が本物ではなく、ペーストやパウダーから作っているという噂が、この評価の背景にあるようです。
客がサンドイッチの中に人間の皮膚を発見した、という事故も起こっています。これは実際には思い違いだったものの、アービーズはこのニュースに未だに影響を受けているようです。
スタバの苦戦には理由がある
大規模なコーヒーチェーン店であるにも関わらず、スターバックスは、顧客獲得に苦戦中です。スタバも例外でなく、議論の的になったことがあります。その理由は何でしょうか?2018年、バリスタが2人の黒人の客を見て警察を呼んだ事件はご存知ですか?まだ、記憶に新しい出来事です。
さらに、多くの栄養士がスタバに反対意見を投じています。ペイストリーやサンドイッチは、見た目ほど健康ではないようです。そのため、あまり大幅な顧客の拡大はできていないというわけです。
ウィングストップのウィングはどうですか?
ウィングストップへ行く客のうち、再来店率は44%です。不満を表した人たちは、しょっぱさと脂っこさに不満を表しています。しかし、手作りランチドレッシングとスイートポテトフライの質は、高評価を得ています。
ウィングストップの骨なしチキンは、塩気が強烈で、これが多くの顧客が嫌厭する理由です。さらに、お値段が高くソースも微妙なオプションしかありません。しかし、何かしょっぱいものや手作りランチドレッシングの気分であれば、ウィングストップへ行ってみても良いかもしれません。
閉店する前にボストン・マーケットへ
1990年代、アメリカ中に1,100店舗以上を構えていた、ボストン・マーケット。2018年の時点で、その数は400店舗に減っています。ボストン・マーケットでは、ロティサリー・チキンや感謝祭用料理などアメリカの家庭料理が1年中楽しめます。しかし、以前ほどの人気はなく、右肩下がり。
最近では、スーパーなどでもロティサリーチキンや感謝祭向けの料理を販売するようになってきました。つまりは、顧客は同じ製品を安価に買うことができるようになったということです。さらに、ボストン・マーケットは、ヴィーガンオプションに対応していません。これがアメリカで生き抜くには、深刻な問題でしょう。
デイリークイーンの王座を狙え
デイリークイーンは、1940年からアイスクリームを販売しています。開業期間は多いものの、多くの人から非難の対象にされているのが現実です。客の意見では、デイリークイーンのアイスはオイルのようで、すぐに溶けてしまうと言います。
しかし、デイリークイーンの最悪の評判は、提供している食事の質です。ホットドッグがべしょべしょで、パテは焦げていて、バンズはぺしゃんこ。調理不足のチキンも非難の原因です。
クレイジーなエル・ポヨ・ロコ
エル・ポヨ・ロコは、1975年に創業。同チェーン店がアメリカに渡ったのは、1980年になってからです。実は、かつては日本にも展開していたチキンチェーン店です。このお店がロサンゼルスにオープンしてからは、急激に店舗を拡大していきました。「エル・ポヨ・ロコ」というのは、「クレイジーチキン」を意味します。57%のお客は、その名称の意味に同意するでしょう。ただし、良くない意味での「クレイジー」です。
エル・ポヨ・ロコの問題は、提供する環境の悪さ。店員の態度が悪くて遅い、しかも提供する食事も味気ない、というのがお客の意見です。調理係は、チキンの調理しすぎか、調理不十分で、パサついているものを提供しているとのこと。
タコベルはアメリカの人気メキシコレストラン?
タコベルは、1962年にカリフォルニアで創業しました。2018年は、「アメリカのお気に入りメキシコレストラン」に選ばれています。美味しいナチョス、クランチラップスプリーム、バハブラスト。日本でも多くの人の声に答えて、来日しました。にもかからわず、アメリカでは、データを見るとタコベルの人気を疑いたくなります。
消費者レポートによれば、タコベルの不人気メニューは、ブリート。また、どのメニューも完全には顧客を満足させることができていないようです。その上、ここで食事をしたあと、胃痛や腹痛を訴える人もいる程です。
言うほどおいしくないボージャングルズのビスケット
ボージャングルズは、1977年から南アメリカ料理を提供してきています。12の州に渡って展開し、そのケイジャンスパイスを高く評価する人もいます。しかし、ただ単に南アメリカ料理を提供するだけでは、十分なお客を集客できていません。
ボージャングルズのビスケットが好きだという人もいますが、好き嫌いが別れるようで、嫌いな人は、かなり嫌っています。ワシントン・ポストの美食家は、塩気が多すぎて、焦げている、と評価。さらに、炭水化物ばかりで大した味がない、という厳しい声も上がっています。
品質の高いクリスタル
クリスタルは、1928年にジョージア州で創業したバーガーチェーンで、南東アメリカを中心に展開しています。小さいサイズのハンバーガーであるため、頻繁にホワイト・キャッスルと比較されるクリスタル。しかし、最大の問題は、クリスタルの売りである部分にあるようです。
消費者レポートによれば、アメリカ最悪のバーガーを提供しているのは、”クリスタル”という結果になっています。バンズが大きすぎて、パテが中に埋もれてしまっているのです。肉は味がなく、ソースもほとんど付いていません。クリスタルの評価ポイントは、コーン・ポップスのみです。
ドミノ・ピザは美味しくなった?
1960年より、チーズたっぷりのピザを自宅にお届けしているドミノ・ピザ。しかし、2009年より前は、「ダンボールのような味」という苦情を受けていたのです。さらに、トマトソースがケチャップのようで、トッピングはべしょべしょで気持ち悪いという評価を受けていました。実際、ドミノも2009年以前の品質は良くなかったと認めています。
過去10年で、ドミノの品質はかなり改善しました。しかし、高い品質を誇るピザレストランからは程遠いようです。
ロング・ジョン・シルヴァース
ロング・ジョン・シルヴァースは、魚専門のファストフード店です。魚料理をファストフード店で食べることを心配するのは、当然でしょう。更に、この店の客は、新鮮さがなく、油っぽくて、塩気が多すぎるとクレームを寄せています。ほとんどのフライドフィッシュは、身より衣ばかりの印象だそうです。
ロング・ジョン・シルヴァースのもう一つの誇りが、ハッシュパピー(余った衣で作るボール状の揚げ物)。しかし、これも、冷たいままか、調理されすぎた状態で提供されています。さらに、遅いサービス、汚いテーブル、ひどい匂いなどの理由でも、非難を受けています。
タコ・ジョーンズでの食事はいかが?
「ジョン」と名の付くこちらのファストフード店は、メキシコ料理が多い。タコ・ジョーンズは、アメリカの27の州に400店舗を構えるチェーン店です。 しかし、顧客の再来店率は41%しかありません。ポテト・オレ(ハッシュポテトの小さい物)はたしかに美味しいですが、他のメニューはかなり不評です。
野菜とタコスが適当に盛られていて、ブリートの巻き方がおかしい、というのが顧客の意見です。他のファストフード店同様、異常にしょっぱく、汁が滲み出しているという問題も見られます。
客の不安を掻き立てるウィンナーシュニッツェル
1961年に開店してから、世界最大のホットドッグ店に昇り詰めたウィンナー・シュニッツェル。毎年1億2000万個以上のホットドッグを販売しているにも関わらず、顧客満足は下降気味です。理由は何でしょうか?おそらく、その低い品質が原因でしょう。
好みに合わせて、ホットドッグを調理するというオプションがあるものの、多くのウィンナー・シュニッツェルの顧客は、焦げたホット・ドッグを提供されています。さらに、肉よりパンが多いという点も、その人気を陰らせています。
ケンタッキーフライドチキンにも打撃
ケンタッキーフライドチキンは、アメリカのフライドチキンチェーンの定番です。しかし、その人気に反して、2002年の5,472店舗から、2016年は4,270店舗に縮小しています。ステロイドを注射された「ミュータントチキン」の噂の打撃を受けているのです。
品質が低いと言うだけでなく、店内が汚いというところも問題です。さらに、パリパリサクサクのチキンを謳っていますが、ベトベトで提供されることが多いのも原因の一つのようです。
新鮮なサブウェイサンドイッチ?
かつては、ピーツ・スーパー・サブマリン(Pete's Super Submarines)の名称で始まったサブウェイは、現在も世界で最も成長するファストフード店の一つです。2017年には、100カ国以上に、42,000店舗を構えています。しかし、急激に拡大している一方、多くの人は利便性から利用をしているというのが多くの理由のようです。顧客再来店率も、実はたったの42%。
「サブウェイのパンは、サンドイッチの他の部分を台無しにしていて、しかもトーストされていないことが多い、」と客はクレームを付けています。さらに、態度の悪い店員と長い待ち時間も、非難の対象になっているようです。
ラリーズはどうでしょう?
チェッカーズと同じ会社によって立ち上げられたラリーズは、”Crazy Good Food.”を謳っている、ドライブスルーのバーガーチェーンです。残念ながら、それに同意するのは38%以下です。
たくさんの店舗が、閉店に追い込まれか、狂った営業時間で運営を続けているかなど、かなりの苦戦を強いられています。どうにか「食べられる」というのが顧客の評価のようです。
必ず宅配してくれるわけではないピザハット
1958年にデビューしてから、ピザハットはアメリカの有名ピザチェーン店の一つに、のし上がりました。しかし、アメリカ国内で6,000店舗を構えているものの、消費者レポートの評価はCマイナス。2013以降はドミノに負けている状態です。
最も一般的なクレームが、遅くて届くまでには冷たくなっているというものです。ソースやチーズがほぼのっていないということまであります。ちょっとこれはどうなんですかね?
Cici's(シーシーズ)のチーズブッフェ
シーシーズは、アメリカのピザチェーンですが、ブッフェスタイルで食事を提供しています。アメリカの32の州に442店舗を構えており、最近ではブランドの再編成を行いました。この改革は、消費者レポートでの低い評価が原因のもとで行われました。
顧客は、汚いお皿で提供される品質の低いピザに不満を抱いています。ブッフェスタイルのため、ピザの耳はべしょべしょで冷たくなっています。しかし、スタッフの丁重さや素早いサービスにおいては、高い評価を得ています。
カールスジュニアの評価は?
カールスジュニアは、1941年以来アメリカンバーガーを提供しています。しかし、同チェーンの人気は右肩下がり。コンシューマー・ピックスの調査によれば、他のチェーン店と比べてカールスジュニアを選ぶとした人は、33%に留まりました。
カールスジュニアのバーガーは、カロリーが多い割に、味がないというのが、顧客の評価です。サンドイッチは、きちんと形になっておらず、肉が焦げて、めちゃめちゃになっています。他のバーガーチェーン同様、カールスジュニアのバーガーも、ベトベトで、良くても「平凡」という評価を得ています。
どこでも人気とはいかないチックフィレイ
あまり政治の影響を受けないフライドチキン業界。チックフィレイは、鶏肉料理に特化したレストランチェーン店。より多くの州やカナダに拡大する計画を立てているものの、一部の地域が同企業のビジネスの支援を拒否しています。2012年の大統領のスピーチ以来、特定の地域や大学は、同レストランの支援を拒否しているのです。
チックフィレイのナゲットやワッフルフライは好評ですが、他の料理は油っこすぎると評価を受けています。さらに、多くの人がチックフィレイの料理を食べたあとも、お腹が満たされないと感じています。
名前に「ファット」が入っているファットバーガー
必ずしも良いレビューを受けているわけではない、ファットバーガー。このカジュアルバーガーチェーンは、カリフォルニアで創業し、19カ国に展開しています。2018年には、日本にも初上陸を果たしました。しかし、ファーストフード店としては、少し高めのお値段設定。
本場のアメリカでは、オニオンリングは美味しいと好評ですが、バーガーの油は、バンズをビショビショにしてしまうほどです。しかし、丁寧な接客と、シンプルなバーガーでは高評価を得ています。