要注意!あなたの庭を台無しにしてしまう可能性のある木とは
どんなガーデニング好きの方でも、庭にどの木を植えるかはいつも悩みがつきないと思います。庭に素敵な木々を植えることで殺風景な景色を芸術作品に変えることができます。しかし、「誤った」木を植えることで庭が台無しになり、景観を損ねてしまいます。
これからご紹介する要注意の木について知っておくことで、どのタイプを避ければよいかがわかります。これらの草木を植えてしまうと、ご自宅自体に悪影響を及ぼす可能性すらあります。中には周りの植物や動物に害を与える毒を持つものだってあるんです。
かなり脆いアメリカクロヤマナラシ
見た目が美しくメンテナンスが少なくて済むため、人気のあるアメリカクロヤマナラシ。しかし、浅く柔らかい根のシステムを持っており、病気にかかりやすいとされています。根が枯れてしまうと、次に大きな嵐が襲ってきた際に木は倒壊してしまいます。
アメリカクロヤマナラシは、色んなものに張り付くコットンのような胞子をまき散らします。木の根は脆くて、昆虫や病気が原因ですぐに腐ってしまいます。巨大な木が車や家の上に倒れ込んでくるというような事態を避けたいのであれば、アメリカクロヤマナラシはお勧めできません。
山火事のように広がるオオモクゲンジ
オオモクゲンジはかなり丈夫です。干ばつや害虫への耐性が強く、夏には美しく花を咲かせます。ただ、1本の木だけですぐに森へと成長する力を持っています。花を咲かせた後、種のカプセルが様々なところへ飛散。種が土に触れたら即発芽します。これが問題なんです。
グランピー・ガーデナーでお馴染みのスティーブ・ベンダーは、『サウザン・リビング』の中でオオモクゲンジは「今まで植えた中で最悪の木」と話しています。種が庭のそこら中に広がって、お隣さんの庭まで飛び散ります。そのため、飛散を防ぐための対策を取ることに追われる羽目になるでしょう。
1本のユーカリの木でお庭が台無し?
ユーカリの木は、はちみつのような匂いで広く好まれています。ただ、大変な思いをすることになるため、お庭に植えることはお勧めできません。ユーカリの木はたくさんの栄養素と水を必要とします。すぐに水分不足になってしまうだけでなく、地面の栄養素を根こそぎ吸い上げ、他の植物を枯らしてしまうでしょう。
環境的な観点から言えば、ユーカリの木はあまりお庭にプラスになることがありません。ユーカリの林冠はかなり脆く、この葉を食べる動物はあまり存在しません。そのため、お庭全体の環境を破壊してしまうかもしれないのです。
ユリノキの下に座り込むのはNG
特にオレンジ色に変わるとき見た目が美しいユリノキ。しかし、この木の下に座ることはお勧めできません。ユリノキは1年を通して枝を落とします。葉はベトベトした甘い汁を残すため、この下に車を停めてしまうと車の塗装が剥げてしまうことになりかねません。
さらに、ユリノキは嵐となればすぐに倒れてしまいます。25メートルほどに成長した際に問題になるでしょう。これらの木はたくさんの注意とメンテナンスを必要とするため、お庭に植えるとしたらあまりふさわしくはありません。
安全性を脅かすレイランドヒノキ
レイランドヒノキは成長が早く手間がかからない木です。自分の庭のプライバシーを守るためにこの木を植えている人も多いようです。しかし、短期間で庭には大きすぎるサイズまで成長します。その大きさにも関わらず、レイランドヒノキは嵐や強風の際にはすぐに倒れてしまいます。端的に言えば、家の周りに植えると危険要因となるのです。
レイランドヒノキは様々なタイプの菌類にも影響を受けます。樹皮が死んだり根が腐ったりしやすいということです。また、クモやダニのお気に入りの木でもあります。ということで、 レイランドヒノキはあまり安全とは言えません。
マメナシの花は臭い
アメリカに輸入されたマメナシは、急激に人気を得ていきました。1960年代あたりに建てられた家の傍でよく見かけることができます。みなさんのご自宅にもあるのであれば、気を付けてください。ハコヤナギ同様、マメナシはピラミッド型の形ためかなり脆弱です。
さらに最悪なことに、マメナシの美しい白い花は臭いんです。15メートルほどに成長し横にも広がるため、お庭全体が魚のような匂いのテントに包まれているような気分になります。マメナシはお庭の匂い問題を引き起こすだけでなく、脆弱になって倒れた場合はお家にも損害を引き起こすことになります。
毒性の黒クルミの木
黒クルミの木は美しいかもしれませんが、みなさんのお庭を駆逐してしまう毒性の化学物質を分泌します。ジュグロンと呼ばれるこの化学物質は、芝生の成長を妨げて、特定の草木を枯らします。お庭を死なせないためには、ウシノケグサなどのジュグロンの影響を受けない植物に植え替える必要があるかもしれません。
落ち葉やナッツを取り除けば、ジュグロン問題は軽減します。しかし、だからと言って黒クルミの木がそこら中に葉や種を撒くことをとめられるわけではありません。
鳥をおかしくさせるクワの実
腐った実や害虫はごめんだという方は、クワの実からは距離を置きましょう。丈夫で日陰を作ってくれますが、蚕から鳥まで様々なものを寄せ付けます。実が発酵すると、実を食した鳥は酔ったようにふるまいます。酔っぱらった鳥が台所の窓に飛び込んでくるというような事態があっても驚きではありません。
クワの実が落ちて腐ると、たくさんの虫が集まって家の中まで入ってきます。クワの木の多くは、2、3年で激しく根が成長します。これらの根がコンクリートを割り破り、景観を破壊してしまうことも珍しくありません。
色んな意味でマズいネムノキ
ネムノキは、特に昆虫にとって魅力的です。植物にとって良くないというわけではないものの見た目が好ましくないアメリカシロヒトリ、蛾などを引き寄せます。この木の上ではイモムシもたくさん見られます。さらに、ネムノキは特に枝の部分が折れやすいという性質を持っています。
ネムノキは、すぐに発芽する15センチの鞘を持っています。葉が落ちた後も、これらの種は冬まで生き延びます。気を付けていないと、庭中にネムノキの大群が生えるという状況になりかねません。安全を期して、これらの木をお庭に植えないようにした方がよいでしょう。
種がまずいモミジバフウ
モミジバフウは紅葉が美しいですが、多くの人はその種を嫌います。モミジバフウを一旦植えてしまったら、もう二度と裸足で庭を歩き回ることはできないでしょう。鞘はかなりタフでとげだらけで、芝生や他の植物から取り除くことは困難です。さらに、かなりの数の鳥をお庭に引き寄せることになるでしょう。
モミジバフウには、かなり侵食的な根系を持っています。ご自宅の基礎、パティオ、庭、私道が脅かされることになるでしょう。1940年ごろに人気を誇ったモミジバフウですが、メンテナンスが大変なために多くの人は嫌煙します。理由は理解できますよね。
害虫を集めすぎるモクレン
モクレンの広く白い花が好きだ、という人は多くいるようです。しかし、植えたら最後、かなり気を付けて見ていなくてはいけません。モクレンはかなり様々な種類の昆虫を寄せ付けます。アオムシ、アザミウマ、アブラムシなどです。多くの昆虫は気に害があるわけではありませんが、アザミウマとアブラムシは木の葉を落とします。
葉と言えば、落葉樹であるモクレンは1年中葉を落とします。そのため、頻繁に落ち葉をかき集める羽目になるでしょう。モクレン科に属するタイサンボクであっても、かなりの落ち葉が予想されます。たくさんかかるお世話に耐えられなのであれば、モクレンはお勧めできません。
最悪なイチョウの木
イチョウは、秋の間に広い黄色い葉で鮮やかに輝きます。しかし、お庭に植えるなら、メスのイチョウは避けましょう。お庭、私道、パティオをすぐさま「汚染」する臭い実を落とします。この掃除だけでかなりの時間を取られることになるでしょう。
幸い、オスのイチョウは問題ありません。「フェアマウント」、「サラトガ」、「オータム・ゴールド」などを選択すれば、実がなることはありません。事前にきちんと調査をしておかないと、お庭は今後3,000年間呪われますよ(イチョウの寿命はそれだけ長いんです!)。
シダレヤナギに泣かされる?
シダレヤナギは、広い葉が地面に触れるほど垂れさがる木です。問題はその葉ではなく、根。シダレヤナギは強く攻撃的で、歩道や水道管を損傷させることで知られています。さらに、根は土の水すべてを吸い上げます。
頑固な根にも関わらず、虫の影響を受けやすい幹と枝。シダレヤナギは15~18メートルに広がるため、他の植物から簡単に移動することができてしまうんです。正直、メリットより問題の方が多いとしか言いようがありません。
パイプを破壊するシルバーメープル
北アメリカで最も一般的な植物のひとつであるシルバーメープルは、お庭には適していません。育てるのは楽ですが、殺すのが難しいんです。しかも根が小道を破壊してしまうこともあるため、処分したくなる事態も起こり得るわけです。
シルバーメープルは、かなりの水とスペースを必要とします。お庭の栄養素を搾り取ってしまうでしょう。唯一の解決策は木の処分ですが、これがかなり難しく専門家の助けを必要とします。そのため、そもそも植えないことをおすすめします。
お片付けが必要なレッドオーク
レッドオークは大きく複雑な葉がとてもエレガントですよね。残念ですが、この葉こそまさにこの木の問題です。レッドオークは秋と春にたくさんの葉を落とします。さらに、大量の小さい花を落とします。
レッドオークは、虫、バクテリア、菌類に弱いとされています。見た目ほどは頑丈でないのです。頻繁に落ち葉の掃除をすることをいとわないということであれば、恐らく気にならないでしょう。ただ、面倒だと思う場合は、別の木を見つけたほうが良さそうです。
全く心地よくないニワウルシ
ニワウルシは18000年代に北アメリカに到来し、それ以来自然を脅かしています。この木は成長が早いため抑止ができず、他の植物やコンクリートをダメにしてしまいます。さらに、かなりの量の種を生み出すため、お庭を台無しにしてしまいかねません。
さらに、ニワウルシは周りの植物をダメにする化学物質を分泌します。1本の木で他の植物の発育を妨げ殺してしまうことすらあるでしょう。自然保護団体ではこの木の抑制に苦戦しているため、お庭に植えようなどということは考えない方が身のためです。
貪欲なカバノキ
カバノキは日陰を提供してくれるエレガントな木ですが、お庭に植えてしまえばもう周りに何も生えません。カバノキの根は浅く、地面をコンクリートのように固くしてしまいます。さらに、周りのスペースまで冒して、根を切ったとしても再び生えてきます。
カバノキは、ブロンズ・バーチ・ボアラーと呼ばれる庭を破壊する害虫も寄せ付けます。これらの害虫はカバノキに卵を産み、幼虫が植物の中身を食い尽くします。そんなカバノキでお庭を埋めたいということでない限り、おすすめは出来ません。
散らかすだけのアメリカスズカケノキ
散らかったお庭はごめんだという方は、アメリカスズカケノキを避けてください。これらの木はタネや葉でお家を汚してしまうことで有名です。アメリカスズカケノキは、落葉を促進する炭疸病などの菌類の病気にかかりやすいことで知られています。1年を通りして、庭、屋根、雨どいが葉や種で詰まることになるでしょう。
夏には、アメリカスズカケノキは白くなります。これは人や車の上に落ちることで知られるグンバイムシが原因です。見た目が醜いだけでなく、お庭が葉で溢れかえる事態になります。
常に危険にさらされるセイヨウトネリコ
表面的には、セイヨウトネリコはいい植物に思われるかもしれません。強く、成長が早く、美しい色が特徴です。しかし、セイヨウトネリコはアオナガタマムシに脅かされています。アメリカ合衆国農務省によれば、アメリカの30の州でアオナガタマムシは何百万本ものセイヨウトネリコを破壊しているそうです。
現在のところ、アオナガタマムシのせいで腐ってしまった木のための治療法は存在するものの、完治には至りません。セイヨウトネリコを植えると、数年に1度植え替える羽目になるでしょう。大きな木が死んで家に倒れ込んでくるリスクは負いたくないですよね?
ヤナギバグミは寄生虫
銀のような葉と冷たい色の幹のヤナギバグミは、お庭にピッタリに思われるかもしれません。しかし、この木はすぐに他の木を窒息させてしまいます。鳥がこの実を食べると、庭のそこら中に種を撒きます。これによって少しずつ庭が消費されていくのです。ヤナギバグミが土壌を住みやすくしてくれるというようなことはありません。
他のオリーブの木のように、ヤナギバグミはなかなか殺せません。切ったとしても再び芽を生やします。介入的な種であると考えられている理由にも納得です。家のことを想うなら、この植物を植えるのはやめておきましょう。
カロリナポプラの根
秋になると金色や黄色に色を変える葉が美しいカロリナポプラ。ユタ州の州木でもあります。カロリナポプラは北アメリカ中に見られますが、これらの植物を家の傍には置いておきたくはないはずです。
家やお庭にとって何が危険かなのかというと、強く勢いよく成長する根系です。山火事のあとも素早く成長し広がることで知られています。同じような強さが、根がパイプを壊してしまう際にも発揮されてしまうのです。
目障りなセイヨウハコヤナギ
手の付けられていないような景色を保ちたいというのであれば、セイヨウハコヤナギはお勧めできません。これらの木は、エレガントな柱のような形と1年で1.8メートル成長するという性質で人気のため、どこででも目にすることができます。
セイヨウハコヤナギは、昆虫や病気によってダメージを受けやすいということを覚えておいてください。つまり、損傷して不健康な見た目のこの木がお庭でかなりの範囲を占める事態になる可能性があります。
マウンテンヒマラヤスギは花粉爆弾
アメリカの南部の中心部でよく見られるマウンテンヒマラヤスギは、冬の間、特にアレルギーがあるという人は近づかない方が良い木です。
冬も終わりに近づくと、かなりの広範囲に花粉を振りまきます。お庭に問題を引き起こすだけでなく、近隣住民に迷惑をかけることにもなるかもしれません。植えるのであれば、他の低木にしましょう。
大分散らかるストローブマツ
ストローブマツは、お庭をかなり散らかします。落葉樹であるストローブマツは、最悪の種類のひとつ。樹液がかなりベトベトなんです。
車の塗装や洋服をダメにするベトベトのゴミを落とします。家の正面やパティオには絶対置いておきたくない木です。最終的にお庭のその部分を常に避ける羽目になりますよ!
落ち葉拾いが必要なサイカチの木
サイカチの木は、お庭を美しく彩ってくれるかもしれません。ただ、種のないものを選んでください!サイカチには様々な種類があり、鞘を落とすものは落ち葉かきがしづらいことで知られています。
この木が並んでいるのを目撃したら、地面を確認してタネが落ちているかいないか見てみましょう。
美しいのは短期間だけの梓
秋に美しい色に変わるためにお庭に植えたくなってしまう木はたくさん存在しますが、こちらの木は異なります。多くの人のお目当ては木になる花。ランのような花を咲かせるんです!
しかし、木の葉が死に始めると、美しい色に変わらなくなります。代わりに霜で黒くなって、地面に落ちていきます。春から夏の初めに花咲くこれらの木は、かなりお掃除を必要とします。
ペカン好きも嫌がるペカンの木
ペカンが大好きという方で、ペカンの木を庭に植えたいとお考えの方はいらっしゃいますか?恐らく多くはないはずです。すでにご紹介した面倒な木同様、ペカンの木はもろいため、風で1年中小枝を落とします。
ペカンの葉は小さく、塊で落ちます。常に落ち葉拾いをする羽目になるでしょう。嵐の際にこの木の傍に車を置くようなことは絶対しないでください。
家の基礎を脅かすアメリカスギ
アメリカスギが育つような気候にお住いのラッキーな人達は、お庭にこの美しい木を植えることを考えているかもしれません。しかし、この木にはいくつかのデメリットがあります。
かなり散らかるだけでなく、アメリカスギの根は強いため、道や家の基礎まで損傷してしまう可能性があります。嵐の際には、庭中にアメリカスギの枝が散乱するでしょう。さらにかなり日光を遮ってしまうため、他の植物に日が当たらなくなります。
あとで拾うのが大変なブラシノキ
とげとげした花は美しいですが、これこそお庭に植えるべきではない理由のひとつです。柔らかくとげのような葉が木から落ち続け、お掃除が大変。
これらの木は4.5メートルほどに成長します。そのため、お掃除する量もかなりのものになるでしょう。簡単に葉を集められるような葉の生えた低木を選んだ方がマシかもしれません。そうでなければ、週末中庭のお掃除に費やすことになりますよ!
セイヨウボダイジュは樹液製造マシーン
セイヨウボダイジュも、ベトベトの樹液を出すことで知られています。これらの木は樹液製造マシーンかの如く、常に樹液を分泌します。
セイヨウボダイジュは、私道や道の傍に植えないようにしましょう。樹液は車から取り除くのが難しく、掃除しなければ塗装がダメージを受けます。葉を片付けるのは面倒ですが、樹液もなかなか大変ですよ。
アメリカニレの侵入的な根のシステム
アメリカニレもご自宅の近くにはあまり植えたくない木のひとつです。すでにお庭にあるのであれば、調査または処分を考えたほうが良いかもしれません。かなり介入的な根のシステムを持っていて、下水パイプを脅かします。
この木がたくさん生えている場所と言えば、ニューヨークのセントラルパーク。この公園には、およそ1,200本のアメリカニレが生えています!
ナンキンハゼを植えることなかれ
その特徴的な花の形から「ポップコーン」の木と呼ばれるナンキンハゼは、魅力的な鮮やかな色と大きな葉で日陰を作ることから人気です。
ただ、だからと言ってお庭に植えようなどとは考えないでください。最も介入的な種のひとつと考えられていて、かなりの大きさに成長します。ナンキンハゼは、横幅9メートル、高さ12メートルまで成長します。お庭にそれだけの大きさの植物はちょっとやりすぎですよね。
周りの木を殺してしまうノルウェーカエデ
美しくも家に問題を引き起こすことになってしまうのが、ノルウェーカエデ。この種は浅い線維性の根のシステムを持っています。たくさんの影を提供することに加えて、下に生えるものすべての成長を妨げてしまいます。
また、在来種の木や低木をすぐに乗っ取ってしまうような激しく成長する根系を持った外来種です。さらに、根は他の植物には有害な化学物質を発します。
嵐の際にダメージを引き起こしかねないキリ
キリの名前は美しいですが、騙されないでください。キリは香りの高い花を咲かせ、大きさは適度なサイズを保ちます(最大9メートル)。ただ、メリットはここまで。
かなり弱く嵐の際にすぐに折れてしまい、近くの建物や車にかなりのリスク要因となります。嵐の起こりやすい地域では、この木は裂けたほうが良さそうです。
不安定なアメリカシラカバ
シラカバには様々な種類があり、庭に植える植物としても人気ですが、種類によっては魅力半減のものもあります。アメリカシラカバは特に、あまり近寄らない方がいい種類です。
一つ目に、アメリカシラカバは乾燥した暑い気候を好みません。さらに、シラカバをダメにすることで知られるブロンズ・バーチ・ボアラーの影響をかなり受けやすいとされています。3つ目の問題は、根が浅いため不安定で家に倒れ込んでくる可能性があるという点です。
嵐の際にダメージを引き起こすマメナシ
秋に鮮やかな色へ変化する葉と春に咲く白い花から、多くの人から美しい木であると考えられているマメナシ。
しかし、リストで紹介した他の木同様、この種をお庭に植えることは考え直した方がいいかもしれません。マメナシは枝がかなり脆弱なことで知られています。特に雪、氷、強風の多い地域では、たくさんの損害を引き起こしてしまいかねません。
成長が早く攻撃的なシベリアニレ
イリノイ州のライルにあるザ・モートン・アーボリータムでは、シベリアニレを「推奨しない」を分類しており、「かなり介入的な性質を持っており、勢いよく広がる」と評価しています。みなさんもご存知の通り、お庭の景観を考えるのであればこれはあまり求める要素ではないですよね。
さらに、シベリアニレは「氷のダメージを非常に受けやすく」、枝の構造もかなり脆弱です。これらすべての要素を考慮すると、この木を植えることを考え直したくなるでしょう。
アレルギー反応を引き起こすルスティフィナ
美しい赤色をご覧ください。ルスティフィナに人々が惹かれる理由がわかりますよね。しかし4.5メートルから9.1メートルに成長する落葉樹であるこの木は、ポイズンアイビーのお仲間です。つまり、人によっては肌に不快な反応を引き起こします。
鮮やかで大胆な色をお庭にプラスしたいのであれば、選択肢は他にもたくさんありますよ。
薪には適しているものの侵略的すぎるニセアカシア
ニセアカシアは、成長が早い堅い木で、素敵な香りの高い白い花を咲かせます。重みのある木は薪に適しており、この理由からニセアカシアを植える人もいるようです。
しかし、木は脆くとがったとげが生えています。さらに、かなり広範囲に根を張るため、かなり侵略的な植物であると考えられています。薪がたくさん必要、ということでない限り、避けた方が良い木です。
とげだらけのアメリカハリグワ
アメリカハリグワは、長い間ネイティブアメリカンたちが弓の製作に利用してきた重要な木です。これらの木には、成長が早いなどのメリットの多い特徴を持っています。
多くの人はアメリカハリグワを好むようですが、お庭に植える際には考えて頂きたいデメリットもあります。アメリカハリグワはとげの多い傾向にあり、その実は食べることが出来ないため芝生の上に落ちっぱなしになるかもしれません。概して言えば、リストでご紹介した他の植物と比べれば、全く問題ありません!