知らなかった!世界中のユニークな食事のエチケット
どの国も自国の歴史や文化を象徴するような特別な食事があります。でも、世界中には食事をする際に守らなければならない多くのエチケットが存在するのも確かです。すすったりするような食事での習慣や、誰が最初に食事に手を付けるとか、食事の際に手だけを使ったり等、多くのことでその風習は異なります。さぁ、ここで、そう言った風変わりな世界の食事に関するエチケットを学んでみましょう。
左手を使わないで
アメリカに住んでいると、食事をする際に、どっちの手を使うかについて考えたこともないでしょうが、他の国ではそういったことにもルールがあるところもあります。
インド、アフリカなどの国や、中近東の地域には、左手を使って食事をとってはいけないところも存在します。しかしながら、左利きの人は、時には使用してもいいこともあるようですが、右と左を交互に使用してはいけないようです。
韓国では、誰が最初に食べるかを決める
普通、皆さん、食事を始める前に、全員が揃うのを待ちますよね。そこに韓国では、もう一つのルールがあって、食事はさらに預けとなることがあります。
韓国では、一番年長の人が一口食べるまで、絶対に箸をつけてはいけないというエチケットが存在します。
カザフスタンでは、グラスは半分だけ空にする
カザフスタンでのお茶を飲む習慣に困惑する人もいるでしょう。特に、喉がカラカラのときはそうなります。カザフスタンでは、お茶は半分だけ注ぐのです。
半分だけお茶を注ぐのは、その土地では良いことで、逆に、お茶が一杯に注がれた場合、あなたに出ていってほしいと言っていることなのです。
手を膝の上には置かないように
ロシアでの食事にはいくつかのルールがあります。食事の時に、ダイニングテーブルで、手を膝の上に置いていることがあるかもしれませんが、ロシアのひとは、しかめっ面をするかもしれませんね。
その代わり、ロシアでは、手首をテーブルの端に置くことが多いですね。また、フォークを左に、ナイフを右側に置くことが通例ですね。
スペインでテーブルを確保するのは難しい
スペインの高級ダイニングレストランは、すぐに人が座ってしまいますが、込み具合やもっとカジュアルな場所では、その時どきにもよります。
レストランのスタッフは、とても忙しくて、予約や席に誘導する時間がなく、その代わり、客が、誰がもうすぐ食事が終わりそうか見まわして、空けばすぐにテーブル確保に走っていくのです。
中国では、お皿がきれいになるまで食べないこと
子供の頃に、出されたものはちゃんとすべて残さず食べなさいと、言われたことがあるかもしれませんが、それは中国では通用しません。
中国では、逆に、お皿に食べ物を残した方が良いのです。それにより、あなたはお腹いっぱいで満足して、それ以上に食事を与えられたことを意味するのです。
日本では、食べ物をすすったほうがむしろ良い
西洋文化では、食べ物をすする行為は良いマナーとは言えませんよね。でも、東洋ではそうではありません。特に、日本のような国では、蕎麦や、スープをすすって食べた方が好まれるのです。
また、日本で人前で鼻をかむことはしないように。特に、食事中でこれをすると、かなり失礼な行為に当たります。
イタリアで、パーメジャンチーズを頼まないように
食に関して言えば、イタリアは素晴らしい国です。ですが、食事におけるマナーについても厳しい決まりがあるようですね。
イタリア人は、ピザやパスタを食べるときに、パーメジャンチーズをかけることを好まないようです。これは、その食べの自体の風味や味を損ねるからです。
ポテトを食べるときは、ナイフは使わないで
大きなポテトに切り込みを入れて開ける際には、フォークやナイフを使うと思いますが、これはドイツでは良いマナーとは言えないのです。
ドイツでは、ポテトを小さく切ったり、マッシュドポテトにするときにだけフォークを使うようです。その理由として、ナイフを使うことで、ポテトが程よく調理されていないことになるからです。
エジプトでは、塩をかけるのはNG
食事でちょっと味が薄いと感じたときに、誰しも塩をかけたくなりますが、これはエジプトでは、してはいけない行為です。
エジプトでは、これはシェフの好みで味付けされたものとみなされ、それに塩をかけることは侮辱に値すると考えられています。もし、塩や胡椒が置いていないのであれば、頼んだりしないように。
フランスでは、割り勘は良くない。
フランスでは、仲間同士で食事に出かけることが多いですが、支払いにおける点で、他の国と大きな違いがあります。
多くの国では、割り勘にすることに何の抵抗もありませんが、フランスでは、事情が違うようです。なんとフランスで割り勘をすると教養のない人と思われるそうですよ。
ブルガリアでは、黄色い花は持って行かないように
外食する際に、ドリンクや花を持って来ることは良いことだとふつう思いますが、ブルガリアでは、持っていかない方が良いものがあります。
ブルガリアでこれだけは持ってきてはいけないものがあります。それは、黄色い花です。黄色い花は、憎しみや不吉なエネルギーを持つと考えられているからです。
タイでは、注文の仕方に決まりがある
タイで外食をする際には、前もって知っておくべきマナーがあります。まず、食事を注文するのは、そのテーブルで一番年上の女性となっているのです。
タイでは、普通みんな自分で食事を注文しません。たとえ特定の食べ物が好みだったり、食事に制限があったとしても、その年配女性が誰にでも公平に食べられるように配慮して注文するのです。
アフガニスタンでは、パンを落としてはいけない
ダイニングテーブルでは、当然アクシデントは起こります。どこの世界でも、パンは主食でありますが、アフガニスタンでは、そこに更に神聖な習慣も不随しています。
もし、パンを床に落としてしまったら、すぐに拾わないといけません。それから、パンを床以外の所に戻す前に、パンにキスをして、額につけなければいけません。
オーストラリアでは、ビジネストークは厳禁
オーストラリアでは、たいして食事における決まり事はありません。オーストラリアが、友好的な国ではありますが、知っておいた方が良いマナーもあります。
それは、食事をする際に、ビジネスの話はしないことです。これは、友好的で、カジュアルな関係を保つためだと考えられています。ビジネスで食事をしたり、同僚と出かけるときは別ですけどね。
タコの食べ方が間違っていますよ
メキシコ料理の代表的な料理といえば、タコですが、外国人は、タコを食べるときに変な食べ方をしているそうです。
メキシコでは、タコは手で食べるものなので、フォークやナイフを使ってタコを食べるのは、メキシコでは嫌われる行為とされています。むしろ、手で食べる方が、より礼儀作法が良いとされているのです。
魚をひっくり返さないで
中国で食事をする際には、いくつか覚えておいたほうが良いマナーがあります。もし、魚を調理したり、食べたりする際には、いくつ知っておくべきルールがあります。
魚を調理するときや食べるときに、絶対にフライパンの上や、お皿の上で魚をひっくり返さないことです。中国文化では、魚をひっくり返す行為は不吉だとされているからです。
"ありがとう"というのは控えましょう
アメリカでは、"お願いします"や、“ありがとう”など丁寧な言葉遣いをするようしつけられています。こういった言葉は、食事をするときには、良く使われますが、中にはその言葉の使用が好ましくないとされる国もあるのです。
インドでは、“ありがとう”という言葉を快く思わないと感じられることがあります。それは、わざわざあなたのためにしてあげていると、押しつけがましく感じるからだそうです。インドでは、友達や家族には、してあげて当然という感じだからです。
お皿を受け取るときは、両手で
韓国で外食するときにも、知っておきたいマナーがいくつかります。多くの人たちと外食する際は、食べ物をシェアすることになりますよね。
お皿が渡されるときは、両手で、そのお皿を受けることが決まりとなっています。韓国では、両手を使うことで、尊敬や感謝の気持ちを表すとされているのです。
手は使わないで
国によっては、手を使って食事をすることが好まれますが、中には、そうではない国もあるのです。チリやブラジルなどの国では、フォーク、スプーンやナイフなどを使ってしか食べてはいけない国もあります。
その国々では、手を使う行為自体が悪いマナーだとされています。つまり、手を使って食べるようなフライドポテト、ピザやバーガーなども、フォークやナイフを使って食べるのです。
飲み終えたら、コーヒーカップを揺らしましょう
もし、あなたが大のコーヒー好きで、中近東の国に行く予定があれば、知っておいた方が便利なマナーがあります。
普通、コーヒーカップは空になったら、店員さんが、お代わりを注ぎに来てくれますよね。もし、もうこれ以上の飲みたくないとなった場合、コーヒーカップを2-3回ほど、ゆらしてください、そうすれば、店員さんが、コーヒーカップを下げてくれますよ。
タイでは、スプーンが好まれる
タイでは、お箸の方が好まれると思う人もいるかもしれませんが、実際は、違うものを使って食べる方が好まれているのです。
フォークは、食べ物をお皿の近くへと移動させるために使用されることが多くて、それからスプーンを使って、その食べ物をお皿の上に置きます。フォークを使って口に運ぶのは無作法とみなされます。
エジプトでは、入れてくれるまで待って
エジプトは、マナーにとてもうるさい国です。自分で自分の飲み物を入れるのは、他の国では問題ない行為ですが、エジプトでは、それは人にしてもらう行為なのです。
他の人と飲んでいるときに、自分の飲み物をつぎ足しにいくのは、とても無礼な行為とみなされます。つまり、誰かが飲み物を勧めてくれるのを待ったり、他の誰かに飲み物を勧めてくれるのを待つしかないのです。
フランスでは、パンもユーテンシルとなる
フランスでは、フォーク、スプーンやナイフだけが、食事の時に使うものではありません。フランスでは、パンがおいしいだけではなく、パンは、ユーテンシルの代わりにもなるのです。
パンで、フォークについた食べ物をそぎ落としたり、直接食べる代わりに、引きちぎっっておきます。パンが使われていないときは、テーブルやテーブルクロスの上に置いておきます。
床にごみを投げましょう
確かに、ごみを床に投げるのは、気持ちが悪いかもしれませんが、スペインでは、良いことなとなのです。それで、お客が、そのレストランが人気のある場所なのかを見極めることができるのです。
地面にごみがたくさん落ちていればいるほど、そのレストランは、良い食べ物を提供して、人気があることを示しているのです。でも、スペインのレストランすべてで、ごみを捨てることは、しない方が良いでしょうね。
夕食後に、カプチーノを注文しないように
イタリアも食べ物に関して、たくさんの決まり事があります。まず、食事が終わった後には、絶対にカプチーノを注文しないようにしましょう。
その代わり、エスプレッソ頼んで見てはどうでしょう。イタリア人の多くは、コーヒーには消化を助ける効果があると考えられていて、スナックやデザートの代わりになるとは考えていないのです。
スペインでは、お皿をきれいにしてください。
中国などの国では、食後は、食べ物をお皿に残した方が良いと考えられていますが、スペインでは、また事情が異なります。
スペインでは、実際、食べ物をお皿に残すのは失礼に値します。これは、ホストに敬意が払われていないことになるからです。つまり、お代わりをしてしまったら、それはすべて平らげないとだめなのです。
日本では、チップは必要ない
世界中の多くの国では、チップをあげるのは普通のことですが、アメリカでは特に、レストランのスタッフに対する感謝の意味合いが込められていると考えられています。
でも、世界が変われば、それも変わってきて、チップは、寛大な行為となる所もあります。例えば、日本では、チップを望まれておらず、逆に、お客に返されることすらあるのです。
げっぷは、中国では許される
中国で食事をすべて平らげてしまうと、眉を顰められたりしますが、他の方法で、喜ばれることもあるのです。
その一つが、げっぷで、食事に満足したら、シェフに聞こえるように大きなげっぷをすると良いのです。また、テーブルを汚くして食事を終えるとことも良いことの一つとなります。
タンザニアでは、遅れることは問題ではない
世界には、時間がとても貴重なもので、無駄にしないように生活を送っている場所もあります。逆に、他の国では他のことを重要視することも、もちろんあります。
例えば、タンザニアでは、食事に遅れることになんの抵抗もありません。むしろ、そういったことが日常茶飯事的に起こっているのです。